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令和6年8月24日に生まれたアムールヒョウの子ども(メス)の愛称募集を、下記のとおり行います。
(アムールヒョウの子。5月15日撮影)
旭山動物園・自然観察会とは
旭山動物園では、一定額以上を現金にて寄附をいただいた企業又はそれに準ずる団体を応援企業として紹介しています。
寄附申込方法(企業等)はこちらのページへ
令和6年度寄付いただいた企業のご紹介はこちらのページから
5月6日にエゾモモンガの「べに」が3頭出産していることを確認しました。 その後の5月9日に1頭が巣箱の中で死んでいることを確認しましたが、残りの2頭は現在のところ順調に生育しております。 巣箱の中で子育てをしているためその姿をご覧いただくことはできませんが、成長の様子はSNS等でお伝えしていく予定です。
5月9日撮影
旭山動物園では「シマフクロウのぬりえ」を募集します。
台紙は下記からダウンロードお願いいたします。
6月30日までに提出いただいた作品は8月1日から8月31日まで園内にて展示します。
皆様のご応募をお待ちしております。
未就学児(展示スペースの関係から限定させていただきます。)
令和7年6月30日(月曜日)まで
郵送または持参により東門管理事務所までご提出ください。
提出いただいた作品を「ぬりえ展」として園内に掲示します。
令和7年8月1日(金曜日)から令和7年8月31日(日曜日)まで
旭山動物園の脱炭素化に向けた実施設計等業務に係る受託業者の選定について、公募型プロポーザルを実施します。
参加を希望される方は、参加要件、実施要領等を確認の上、期限までに必要書類を提出してください。
旭山動物園の脱炭素化に向けた実施設計等業務
Zero Carbon ZOOに向けた取組のうち、主にハード面を対象として、再生可能エネルギーの導入によるレジリエンス強化に必要となる現状のエネルギー消費量等の詳細調査、導入計画の検討などの実施設計及び将来の設備更新等に併せた省エネルギー設備の導入検討を実施することを目的とする。
契約締結日から令和8年2月28日まで
公募型プロポーザルに参加を希望する者(以下「参加希望者」という。)は、次の全ての要件を満たしていること。
参加を希望される方は、スケジュールを確認の上、それぞれの様式に必要事項を記入の上、期限までに指定された方法にて応募してください。(詳細は「資料」の項目参照のこと)
旭山動物園の脱炭素化に向けた実施設計等業務プロポーザル実施要領(PDF形式 399キロバイト)
公募文(PDF形式 184キロバイト)
様式3別紙2_配置予定技術者実績調書(ワード形式 16キロバイト)
様式3別紙2_配置予定技術者実績調書(PDF形式 82キロバイト)
旭川市旭山動物園
〒078-8205 旭川市東旭川町倉沼11番地の18
電話番号 0166-36-1104
(提出に係る費用は提出者の負担)
これまでの日記はこちら
カテゴリー>どうぶつえん日記>アーカイブ>年数を選択してご覧ください
皆様、こんにちは! 今年の4月から旭山動物園に配属され、主にダチョウを担当している小久保と申します。 よろしくお願いいたします。
異動初日、ドキドキしながらバックヤードでダチョウと対面した時の衝撃は、今でも忘れられません。 「からだ でかっ」「目 でかっ」「足 すごっ」 実際に目の当たりにしたダチョウは、想像をはるかに超える大きさと迫力でした。
午後は、早速共同作業に参加しました。 皆さんはこの道具の名前をご存知でしょうか?
こちらは「もっこ」という道具です。 土砂などの運搬に使われる、網状の道具なのですが、この「もっこ」を使って、トナカイ舎のずっしりと重い堆肥等を運搬するというミッションが課せられました。 市役所に採用されてから15年以上、デスクワーク一筋。 飼育員として異動してきた者としては、おそらくかなり年長者になるかと思います。 その結果…はい、初日で見事に腕が上がらなくなってしまいました。 日頃の運動不足を痛感するとともに、飼育員の皆様の体力と気力に改めて頭が下がる思いでした。
そして、いざ獣舎の掃除や給餌に取り掛かろうとするのですが… ダチョウたちは、こちらの思うようにはなかなか動いてくれません。 掃除をしたいのにのんびり歩き回り、せっかくエサを設置しても、すぐに食べに来てくれるわけでもない。 「これが野生生物・・」という、 当たり前かもしれませんが、これまで来園者として旭山動物園に来ていた時とは全く違う世界のリアリティを、肌で感じています。
のんびり歩いていたり、地面を何かを探すように丁寧につついていたり… その一挙手一投足からは、 その堂々とした身体の大きさも相まって、とても雄大な動物であることをひしひしと感じます。 彼らの自由気ままな振る舞いを観察していると、時間がゆっくりと流れているような、不思議な感覚に包まれます。
この度の58回目の開園に向けては、実際に私がこの数週間で感じたダチョウの不思議さや力強いけれどどこかユーモラスな魅力を、来園される皆様にも少しでも感じていただきたいと思い、新しい看板を作成いたしました。 御来園の際には、ぜひ足を止めてご覧いただけると嬉しいです。
まだまだ飼育の現場に慣れないことばかりですが、一日も早く仕事を覚え、これまでの事務経験で培ってきた視点や知識も生かして、新しい旭山動物園の魅力を発信していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
正面からのダチョウ
桜の木の下で
ダチョウ・こども牧場担当:小久保和明
※サポくら会員様以外の方もご参加いただけますので、ぜひ皆様でお誘いあわせの上お越しください。 ※イベントの詳細につきましてはフライヤーをご確認ください。 ※お申し込みはお電話、メール、FAXにて受け付けております。 ※お申し込みの締切:5月15日(木曜日)まで(定員になった時点で締め切ります)
本事業の進捗状況について広く発信し、開催に向けて機運の醸成を図ることを目的にホームページを開設しました。
情報を更新した際は、本園公式SNSでお知らせします。
「美味しくサステナビリティ」をキャッチコピーに、旭山動物園初のスイーツの事業として始まった「旭山スイーZOOフェア」も今年で3回目の開催となります。この事業は、地元の食に関わるサステナブルな要素や、旭山動物園にちなんだ要素を取り入れたスイーツを、地元の学生生徒に考案・製作してもらい、園内にて販売を行うものです。 今年は、5月30日から17日間の日程で「第28回全国菓子大博覧会・北海道 あさひかわ菓子博2025」が開催されますので、菓子博の期間に合わせて「旭山スイーZOOフェア2025」を開催することとしました。全国各地から菓子博会場に来られる皆様にも、旭山動物園に足を運ぶきっかけとなればうれしいです。 旭山動物園では、持続可能な社会を作り上げていくためにはどのような取組が必要なのか、何が出来るのかなど、これまで本園で行ってきた事業とは違う「食」という視点から、環境保全やサステナビリティに対する興味や関心を広げたいと考えております。幅広い年代の方が親しめる「スイーツ」というジャンルを切り口とした取組ですので、多くの方々にご来園いただき、手に取っていただければ幸いです。 なお、この事業は、カーボンニュートラルなど環境保全活動を推進する地元企業の日本製紙株式会社の協力を得て実施されております。この場をお借りしてお礼申し上げます。
令和7年5月1日
旭川市旭山動物園 園長 田村 哲也
日本製紙株式会社が開発した木材由来の機能性食品添加物で、木を構成する繊維をナノレベルまで細かくほぐすことで生まれる、サステナブルなバイオマス素材。スイーツ自体にサステナブルな食品を使用することで、サステナビリティについて興味や関心を広げてもらうきっかけとなればと考えています。
旭山動物園では、環境保全に積極的に取り組む団体への支援するために園内各売店でのプラスチック製レジ袋の削減や簡易包装の推進に伴う収益、オフィシャルグッズの収益の一部を寄附しています。
園内で販売した共通紙袋やレジ袋の収益について、旭山動物園がマレーシア・サバ州野生生物局と協定を締結し、参加・協力しているボルネオ保全トラストジャパンに対して、各売店から寄附しています。
315,569円
352,506円
139,664円
認定NPO法人ボルネオ保全トラストジャパン
旭山動物園正門売店運営共同体、株式会社厚友会、株式会社谷口農場、NPO法人旭山動物園くらぶ、旭川物産販売株式会社
環境支援型オフィシャルグッズの収益の一部を、北海道の知床をはじめとした道内の環境保全に積極的に取り組み、本園と協定を結ぶ知床財団に対して、実施協力団体から寄附しています。
100,000円
公益財団法人知床財団
NPO法人旭山動物園くらぶ
旭山動物園だより302号は夏期開園スタート号として恒例の「クロスワードに挑戦2025」、 みにだより134号では園内で観察できる野鳥の第2弾として「キツツキの仲間」を紹介しています。 ぜひ、園内を観察するときの参考にしてくださいね。 クロスワードパズル、ぜひ挑戦して応募してみてくださいね!
旭山動物園だより302号へのリンクは 動物園だより302号クロスワード(PDF形式 546キロバイト)
あさひやまどうぶつえんみにだより135号へのリンクは みにだより302号(PDF形式 4,485キロバイト)
「動物園だより」「みにだより」は、「動物図書館」のほか園内の各門や「こども牧場」で掲示しているほか、 各門やサポートセンターではA4モノクロ版を配布しています。 動物資料展示館にはバックナンバー(A4カラー版)も配布しています。 動物園にお越しの際は手にとってご覧ください。
2025年度の夏期開園が始まりました。 動物図書館内の「だれのもの?」コーナーや、工作コーナーをプチリニューアルしました。 動物資料展示館の前庭の「だれかのはたけ?」、建物横のスペースにはとあるものを準備中です。 ぜひ動物図書館に来てくださいね。
さて今年は、動物図書館が開館して30周年となります。 動物図書館のある建物は、1983(昭和58)年に動物資料展示館(1階)ができ、 2階はレクチャー室として使われていました。 1995(平成7)年5月13日、レクチャー室は動物図書館として生まれ変わりました。 絵本の読み聞かせもこの年から始まりました。
開館30周年を記念して動物図書館では、夜の動物園の期間中の8月16日(土)に 特別な絵本の読み聞かせイベントを開催します。 絵本は2冊読みますが、1冊は動物図書館に来ていただいたお客さんの投票で決めたいと思います。
投票期間は8月9日(土)まで。 投票場所は 動物図書館です。 お待ちしております!
投稿者:動物図書館 北川 裕美子
このコンテストは、花王グループが世界中のこども達から”地球環境への想い”を表現した作品を募集し行っているものです。
‘環境・未来への想い’を込めた絵は、世界中の人々の心を動かし、サステナブルなライフスタイルを実践するきっかけとなることを願い、各地で作品展が行われています。
「伝えるのは、命」を理念に、動物の飼育・展示を通じて、生息地の状況や問題について知ってもらい、自分事として捉え、私生活に活かしていただく気付きの場所として、そして、自らが先頭に立って、環境保全に関する活動や情報発信をしていくことが、次代を担う動物園の役割だと考えています。 この度、花王様の想いに賛同し、環境絵画コンテスト受賞作品展を開催することといたしました。世界各地のこども達が、それぞれの視点で想いを込めて描かれた絵画には、普段では触れることができないパワーが溢れ、新しい気付きを与えてくれると思います。
【花王国際こども環境絵画コンテストのホームページ】
URL:https://www.kao.com/jp/sustainability/society/painting-contest/
各開催日3週間前の午前9時より電話受付します。
旭山動物園(0166-36-1104)まで、お電話ください
※募集内容は、急きょ変更になる場合もありますので、ご了承ください。 ※現時点で決定している内容です。以降分は、決まり次第随時お知らせいたします。
※新型コロナウイルス感染症拡大の状況により、イベントが中止となる可能性がありますのでご了承ください。
とことん旭山とは
動物園裏側探検(きりん舎・かば館)(左)と 開園前の動物園一人占め(右)
「モユク☆カムイ124号」が完成しました。
今回の表紙は、「マガモ(メス)」。
「モユク☆カムイ」は動物園東門管理事務所、園内サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場で配布しています。動物園にお越しの際は、手にとってご覧ください。
モユク☆カムイ124号へのリンクは
モユク☆カムイ124号(PDF形式 5,170キロバイト)
もくじ
1・ぼくは動物大使 その85 みんなの身近な渡り鳥 マガモ
2・特集 園内でバードウォッチング~初夏に観察できる野鳥たち~
3・飼育研究レポート ダチョウにグリッドは必要か
4・動物園のお医者さんのカルテ~アムールヒョウの赤ちゃんの骨折治療~
5・主なできごと・編集後記・飼育動物数
モユク☆カムイは、園内(動物園東門管理事務所、サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場)での配布のほか、郵送での取扱いも行っています。また、在庫があればバックナンバーもお渡しできますので、詳しくは旭山動物園(0166-36-1104)までお問い合わせください。
モユクカムイについての詳細はこちら
旭山動物園に路線バスで来られる方々に期待感を提供するとともに、市民の皆様に動物園の存在を再認識していただき、憩いの場として足を運んでもらえるような気運を高めるため、見て楽しい、乗って嬉しくなるラッピングバス「旭山どうぶつえん号」を運行しています。
旭川電気軌道さんとの協働により実施し、バスの車両全3台に旭山動物園をモチーフとしたデザインを全面ラッピングされ、車内でも動物園の動画を流すなど工夫を凝らしたものとなっています。
4月25日(金曜日)に3台目となるラッピングバスのお披露目会を報道機関向けに行いました。これからは全3台で運行します。
旭川市旭山動物園 旭川電気軌道株式会社
令和7年製作1台(使用車両:PKG‐MP35UM改)
令和2年製作2台(使用車両:QPG-LV234Q3、KL-MP35JM)
よつば舎 あべみちこ氏
[デザインへの想い]
自然豊かな自然があって、私たちがいる。みんな地球のいきもの。そんな想いを込めたイラストです。
見かけたら、にっこりやさしい気持ちになって動物園にもぜひ想いを寄せてみてください。
車内設置のデジタルサイネージにおいて動物園動画を放映します。
いよいよ4月26日(土曜日)、令和7年度の夏期開園を迎えます。 旭山動物園では、毎春3週間ほどの休園期間を設け、冬仕様から夏仕様への衣替えや施設まわりの工事・メンテナンス、放飼場のアレンジなどの作業を集中的に行っており、新たな施設のオープンはなくとも、動物の魅力が伝わる展示方法を追求し、少しずつではありますが確実にバージョンアップさせています。 この休園期間があるが故、夏期開園のスタートでは毎年新鮮な気持ちで、スタッフ一同、皆さまをお迎えしています。今シーズンも動物に向き合い、様々な取組にチャレンジしながら、来園者や応援してくださる皆さまにしっかりとメッセージを届けてまいります。ご期待ください。
令和7年4月25日
旭川市旭山動物園長 田村 哲也
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旭山動物園ではバックヤードでペアで飼育している、オスのヌプリとメスのアオイというシンリンオオカミがいます。
2月下旬頃、オスのヌプリの後肢が下がり気味になる症状が見られました。 その後、1日の中で寝ている時間が多くなり、歩行のふらつきや、視線がどこを見ているのか分からないような様子があったため、獣医に相談し、いくつかの可能性を考えたうえで食滞を改善する目的とふらつきを改善する目的の2種類の投薬を行ったところ、改善が見られ、以前と同じように毎日を過ごすことができるようになりました。
ヌプリ
アオイは今16歳で、一昨年の秋頃から後肢が上手に動かせなくなる症状が出て、投薬により改善し状態を保っていました。ヌプリは13歳で、昨年死亡したレラと同じく、旭山動物園の最初のペアであるケンとマースの最初の仔の一頭です。13歳とは思えないほど若々しく元気に過ごしていたので、急激な体調の変化にとても驚きました。
アオイ
その後、3月下旬頃にヌプリにまた同じような症状が見られました。 それと同時に、メスのアオイにも普段超えられる段差を超えられない様子が見られ、ヌプリとアオイが同時に普段与えているエサを食べなくなりました。
そのため、普段のエサに加え、トリ肉や馬肉をペースト状にしたものを置いた結果、アオイはペースト状の肉を食べ、ヌプリは何度もにおいを嗅ぎに行き、周りを気にして見渡しては引き返すことを繰り返し、食べませんでした。 その後、アオイもペースト状の肉を食べなくなり、奥にある産室で寝ていることが多くなりました。
投薬をする必要があったため、2頭を間仕切りで仕切り、お薬の入ったエサを置いて食べてくれるよう様子を見ていました。しかしヌプリはアオイが寝ている産室の近くにいるか、外にエサを置いた後もエサを食べずにアオイがいる部屋と間仕切りの間を行ったり来たりする様子が見られたため、ヌプリの精神的な状態を優先して間仕切りを解放し、2頭がいつでも一緒にいられるようにしました。
獣舎の全体図
すると、2頭の様子に変化が見られました。 ずっと産室で寝ていたアオイがふらつきながらも外に出てきて歩き始めました。ヌプリも歩行に困難はありましたが、ふらつきながらも前の日より力強く歩き始めました。
この時点で、ヌプリもアオイも食滞の改善を目指すお薬を続けていましたが、大きな変化が見られなかったため、ふらつきを改善するお薬に切り替えて様子を見守ることにしました。細かく切ったお薬をリンゴに入れて、水飲みの近くやよく寝ている場所の近く、出口付近に置いたところ、夜中にどちらかが少し食べたようでした。
次の日からは、普段のエサとペースト状にしたトリ肉や馬肉に加え、細かく切ったヒナ肉やウズラ、リンゴや白菜など、いろいろな素材を置いて様子を見ました。
2頭を一緒にした影響、または前日に少しだけお薬を口にしたためか、ヌプリは細かく切った馬肉とヒナ肉をペロリと食べ、アオイも細切りにしたヒナ肉と馬肉を食べました。この日もリンゴにお薬を仕込んでいましたが、少し食べた様子がありました。
ヌプリがよく食べるようになってきたため、翌日はヒナ肉に必要な量のお薬を入れて置いたところ、しっかり食べてくれました。アオイも少しずつ外にいる時間が長くなってきました。
翌日、朝から2頭が外にいたため、檻越しに手差しでヒナ肉を与えたところ、2頭とも食べてくれたため、急いで必要量のお薬をヒナ肉の中に入れて与えました。すると、翌日から少しずつ2頭の歩行に改善が見られ、外に出て歩き回ったり休んだりする時間が増えました。特にヌプリは軽快に歩き回る様子が見られました。
その後、一番状態の悪いアオイの後肢のために床材をどう調整するかを考えたり、2頭の投薬についても状態を見ながら減らしたり増やしたりしながら様子を見ています。
野生のオオカミであれば、このような不調や高齢による変化が命に関わることもあります。飼育下だからこそ、エサやお薬、環境のサポートによって今の暮らしを続けられています。
それは本来のオオカミの姿とは少し違うかもしれませんが、2頭がともに過ごすことで見られる行動や変化から、「オオカミが群れで生きる動物であること」の意味を改めて感じさせられます。複数で暮らすことを大切にするオオカミならではの一面が、そこにあるように思います。
今は2頭とも食欲もあり、外に出て来て通りすぎる人を見たり休んだりして過ごしていますが、いつ状況が変化するかは分かりません。
少しでも2頭が健やかに、穏やかに暮らすことができるよう、これからも全力を尽くしていきたいと思っています。
シンリンオオカミ 担当 原田 佳
「旭山動物園だより」301号は「野鳥観察をするなら、季節の変わり目がいい」ということで、 園内で観察できる野鳥を紹介。 「あさひやまどうぶつえんみにだより」134号では園内で観察できる野鳥として 「ツグミの仲間」を紹介しています。 ぜひ、園内を観察するときの参考にしてくださいね。
旭山動物園だより301号へのリンクは pdfリンク
あさひやまどうぶつえんみにだより134号へのリンクは pdfリンク
キリンの担当になってもう一年というべきか、まだ一年というべきか。 なんにせよキリンカバには多くの変化を持たせられた一年であったと感じます。
さて、雪解けもだいぶ進みキリンの放飼ができるようになってきました。 本園のキリンたちは足が悪いため雪が積もっている間は、外には出さず室内で過ごしていました。
洒落乙な掲示
しいくのブログ「冬のカバ・キリン」
およそ半年ぶりの外。ゲンキはのんびり外に出て、永遠と雪を食べ続けています。 カシもピーマンもそっちのけ。今度からはゲンキの好きな食べ物は雪と答えることになります。
雪旨いのか?
一方あさひも久々の外。掃除中は顔のみ出る程度にシュート(出入用の扉)を開けていたのですが、外が見れるだけでテンションが上がっていました。 いざ、外に出ると、、、
おい! やめろ
足は悪いですが、何よりも楽しいが勝ってしまい爆走。 そのうえ、ほんの少し残っていた雪の上でわざわざドリフトを決めていました。 こりゃダメです。ということで、あさひはもう少しだけおあずけになります。 元気なのは素晴らしいことなんですけどね、、、
さて、来年度からはいよいよ様々な工事が始まることと思います。 積雪耐久の関係があるので、巨大とはなりませんが屋根の話も現実的に前進しています。 ホロホロチョウも産卵が始まり、外放飼の準備も色々と進めていかなければなりません。
こうきゅうたまご
私が一年で最も楽しみな閉園期間。やるべきことやりたいことが尽きなくてとても待ち遠しい。来年度もキリン舎かば館のパワーアップをお楽しみに。
きりん舎かば館・両生類は虫類舎 担当 鈴木 達也
ゴマフアザラシの「ましろ(メス)」が3月24日夜中に出産をしましたが、朝職員が出勤した時には子どもの死亡を確認したという状況です。 来年度の繁殖に向け、より良い飼育環境づくりを行っていく予定です。
出産した「ましろ」
ペンギンは1年に1回全身の羽が生え替わります。これを換羽といいます。なぜ換羽をするかというと、1年間同じ羽を使っていると撥水性や保温性が無くなってきてしまうからです。動物園で暮らしている分には多少羽の機能が弱くなってきてもそこまで問題にはなりませんが、自然界ではちょっとの羽の濡れや体温の低下が命取りにつながります。 旭山動物園ではキングペンギンは1月から4月にかけて換羽が行われます。ところがまれに換羽が起こらない個体がいます。原因は不明です。そしてもっとまれに2年間換羽が起こらない個体がいます。さすがに2年間換羽が起こらないと色がセピア色っぽくなり、見た目にもハゲてきているように見えます。未だに謎は多いのですが、鳥の換羽には甲状腺ホルモンが関係していることがわかっています。甲状腺ホルモンは私たちヒトの体でも非常に重要な役割を果たしています。調べてみると、猛禽類では甲状腺ホルモンを投与することで換羽が起こったという研究が見つかりました。お、それならペンギンでも換羽が起こるのでは!?ということで甲状腺ホルモンの投与を開始してみました。するとどうでしょう無事に換羽が始まったのです。もちろん薬には副作用などのリスクもあるので、毎日のエサの量などの健康状態のチェックを行いながら投薬しています。 来園者の方とこのお話しをしていると必ず、それって毛生え薬なんですか?と聞かれます。毛生え薬、、、ではないけれど羽生え薬って言っても良いのかな?
換羽中のキングペンギン。古い羽が浮いてきてモコモコした姿になります。
2年間換羽していないセピア色のキングペンギン(赤い○)
獣医師・オランウータン担当:佐藤
気がつけば3月も終盤に差し掛かり、もうすぐで4月になります。降る雪も雨に変わり少しずつ春の訪れを感じます。 第2こども牧場では、今日もブタが2頭(うめ・ゆず)仲良く暮らしています。気温が高くなり雪解けで濡れた地面が乾くと、うめとゆずはくっついてお昼寝をすることがあるので、動物園に来る際は、ブタやこども牧場の動物たちを見に来てください。
ブタの「うめ(奥)」と「ゆず(手前)」
こども牧場担当:紺野聖空
公表文(PDF形式 43キロバイト)
3月に入り季節は少しずつ春の足音が聞こえています。朝の通勤途中の近くの川ではハクチョウが羽を休めていました。これから多くの水鳥が渡ってくる姿も増え、他の動物たちも春の陽気を感じてより変化がある時期でもあります。 チンパンジー11頭も冬の間、当園で10年以上取り組んでいることが風邪予防対策で長ネギを与えています。さらに今年は今までと違った冬期の過ごし方をしていました。天気や気温・体調を考慮しながら短い時間ですが外に出て日差しを浴びながら雪をいじったり、食べてみたり、その反面、雪の上は歩こうとしない場面も見られました。 ちんぱんじー館出口の左側の出窓には実はヒーターが昨年春に設置され暖かく過ごせる場所を増設した場所がありみんな集結してコミュニケーションをとっている姿が、間近で見ることができます。現在雄2つと雌のグループで時間帯は不定期ですが出窓にいる元気な様子を見てもらえればと思います。ぜひ、見に来てください。
長ネギを食べるチンパンジーたち
ちんぱんじー館出口左側にある出窓スペース
ちんぱんじー館担当:高井正彦
気温が上がり雪解けが進む中、旭山動物園こども牧場では4月の休園期間に向け、ヤギ・ヒツジ放飼場の雪の搬出を進めています。
地面がぬかるむ前に準備を整える必要があるためです。そんな中、ヤギやヒツジたちは変わらずのんびりとエサをねだっています。
飼育員の脚に頭を擦り付けるよもぎ
第2牧場ではこの数年で高齢の個体が相次いで亡くなり、新たな世代のヤギたちが台頭しています。 4年前に来園したよもぎは以来若いヤギのまとめ役でしたが、より若い世代の下剋上を受けて大人しくなり今では隠居生活を送っています 。一方、同世代のもみじは直接の頭付き合いには弱いものの、高所で過ごす経験が最も長く橋の上でのエサ争いには誰よりも強くなりました。
橋の上に登るもみじ 現在の群れのリーダーは2歳のオスヤギ・かえで。エサの取り合いのときは誰にも容赦しませんが、人に対しては甘えんたがりな一面も見せます。 妹のあかねと母親のこむぎは今も同じ小屋で仲良く過ごしており、血縁の絆の強さがうかがえます。
小屋の中で身を寄せ合う母娘 早いもので冬季開園も一ヶ月と少しを残すばかりとなりました。 雪の中でも元気に駆け回る個性豊かなヤギたちに、ぜひ会いに来てください。
こども牧場 ヤギ担当:堀川
旭山動物園入園券Web外部販売業務について、公募型プロポーザル方式により、受託候補者の選定を行った結果、下記のとおり決定しました。
審査結果(PDF形式 73キロバイト)
旭山動物園では会計年度任用職員を募集しています。
勤務条件、応募方法などの詳細は、ハローワーク旭川(新しいウインドウが開きます)をご確認ください。
業務内容は、電話・窓口対応等一般業務、園内放送、イベント業務補助、落し物の管理、本庁との事務連絡です。
※サポくら会員様以外の方もご参加いただけますので、ぜひ皆様でお誘いあわせの上お越しください。 ※イベントの詳細につきましてはフライヤーをご確認ください。 ※参加費は無料ですが定員200名(先着順)となっております。 ※お申し込みはお電話、メール、FAXにて受け付けております。 ※お申し込みの締切:3月14日まで(定員になった時点で締め切ります)
皆さんこんにちは。昨年の11月からフラミンゴの担当となりました。 冬期間のフラミンゴたちは屋内で飼育しているため、その姿を皆さんにお見せ出来ないのがとても残念です。そこで今回はフラミンゴの近況をお伝えします。
旭山ではヨーロッパフラミンゴ、チリーフラミンゴ、ベニイロフラミンゴの3種類のフラミンゴを飼育しており、よく見るとそれぞれ特徴があります。
嘴が青みピンクのヨーロッパ、嘴白くて体が桃色のチリー、体も嘴も朱色のベニイロ、となっております。
どれがどれか分かるかな?
私が掃除をするために中に入ると鳴きながら一斉に移動するフラミンゴたち。しばらくすると落ち着いて鳴き止むのですが、最近はむしろ声が大きくなっていくのが気になりました。 掃除中にこっそりとフラミンゴを観察していると、2種の求愛ディスプレイ(求愛のために自分の体や動作を誇示する動作)を確認できました。
まず1つめが首を長く伸ばし、素早く顔を左右に振る動きの「旗振り」 2つめが細かく鳴きながら勢いよく羽を広げ、素早く閉じる「敬礼」です。
2羽で敬礼
アピールアピール!
(残念ながらホームページには動画を掲載できないので、ディスプレイの様子は2月15日投稿の旭山動物園公式SNSからご覧ください!)
もうひとつ代表的なディスプレイに「行進」がありますが、今回は確認できませんでした。
まだまだ寒い旭川ですが、フラミンゴたちの熱い恋の季節は始まっているようです!
エゾモモンガ舎・北海道産動物舎(小動物・野鳥)・フラミンゴ担当:櫻井結夢
再びカエってきました。 両生は虫類舎の鈴木です。 いつぞやは「しいくのぶろぐ」にてカエルの色のお話をしました。
しいくのぶろぐ「黄ガエル青ガエル」(2024年10月23日更新)
前回は、青いアマガエルが青くなくなって戻らないとのことだったのですが、 【ばっちり青いアマガエル】
はい。ばっちり真っ青になっています。
電気は以前のものと同じものを使用し、周りの植物も以前のまま。特に視的要因として大きな変化は与えていません。唯一変化させたことといえば、日照サイクル。 今までは、出勤し獣舎についてから電気をパチリとしていたので、光にさらされる時間は9時15分~17時30分の固定でした。 現在、タイマー式に変更し、外の日照サイクルに何となく合わせるようにしています。 アマガエルの体色変化はストレス状態及び視的要因によるものが大きいという先入観があったので、これはいかに。。。 果たして日照時間の長さとは別に、日照サイクルがストレスないし体色に与える影響が直接あるのか定かではありませんが追って研究する必要がありそうです。 なんにせよ、人も生き物も正しい生活リズムを送るのが大切なようです。遅寝遅起きは駄目だということで。
それとは別に、カバの寝室にて緑色のカエルを捕まえました。 ちょうど緑のアマガエルが欲しかったので良かった良かった。
【ん?】
と思ったら、残念これはシュレーゲルアオガエルというカエル。 いかにも外国風な名前ですが日本固有種です。ただ、北海道には本来生息していません。 野菜に紛れてきたのか、本州からはるばる旭川に来たようです。 そもそも北海道で見たのも初めてで、無模様緑のカエルは「アマガエル」という先入観があったため、顔に違和感を覚えながらも判明が遅れました。 先の青アマガエルの体色変化もそうですが、先入観を持たない大切さを改めて感じます。
きりん舎・かば館・両生類は虫類舎 鈴木 達也
コケコッコー!!2月になりましたが、今年は例年より雪も少なく、既に春のように暖かく感じる旭川です。
こども牧場のニワトリは毎年冬になると、寒いからか外の砂場は出たがらないのですが、ここ数日は暖かさもあり、自ら砂場に飛び出て行き、砂に体をこすりつけて砂浴び楽しんでいます。
砂浴びをするニワトリ
そんなニワトリは毎日卵を産みますが、最近やけに大きな巨大卵がよく産まれるのです。
旭山動物園のニワトリの卵は白色卵(ハクショクレグホン種とボリスブラウン種の交雑)と茶色卵(ボリスブラウン種)の2種類産まれます。卵の平均の重さは約60gくらいですが、巨大卵はなんと106gとずっしり。見た目の大きさも明らかに他のより大きいのです。
巨大卵と通常卵
巨大卵の重さ
通常卵の重さ
卵の大きさ比べ
今までは、巨大卵が産まれても中身は未確認のままでしたが、中身が気になってきたので、ついに割ってみる事にしました。
巨大卵を割ると.....
なんと黄身が2つ!!!!しかも2つの黄身はほぼ同じ大きさ。他の卵と比べても、黄身が小さいということもなく平均的で、立派な双子卵でした。残念ながらどの個体が産んでいるかはわかりませんが、ここ最近はよく産まれています。
こども牧場のニワトリ・アヒル舎では、ニワトリが産んだ卵が毎日見れます。巨大卵がみれるかもしれません!
巨大卵の中身!黄身が2つ
こども牧場のニワトリ舎
ちなみに、割った後の卵はニワトリたちが美味しく卵を食べました。 みなさんは黄身が2つの卵にであったことはありますか?
卵を食べるニワトリ
こども牧場担当:大河原沙織
「おしらせ(しいくにゅーす)」でもお伝えした通り、昨年の11月17日にブラッザグエノンが生まれました。現在は母親から少し離れて遊んでいる様子もみられるようになりました。
冬期は気温が低いので、展示時間を短縮しています。お昼頃の1~2時間くらいの間に、テラスのヒーターが点いていたら、そこにいるので覗いて見て下さい。
サル舎・ぺんぎん館担当:田中千春
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2月6日~11日、旭川冬まつりが開催されます。これに合わせて旭山動物園でも2月8日~10日の3日間、「雪あかりの動物園」として開園時間を20時30分まで延長し、冬の夜の動物園を楽しんでいただきます。園内にはたくさんのアイスキャンドルが優しく照らし、静寂の中の動物たちの息づかいを感じていただければと思います。
で、このアイスキャンドル、職員たちの手作りなんですよ!工程は「水入れ」→「運び」→「吊るし」→「放置」→「穴あけ」→「水抜き」→「完成」です。ポイントは気温!氷点下15度くらいがベストで一晩吊るすと、翌日風船の外側だけが凍り真ん中は水状態。ここでドリルを使い穴をあけ中の水を抜くと完成です。
寒すぎると全部が凍りただの丸い氷の塊になり、気温が高いと凍ってくれないという、なかなか繊細な作業なのです。
最近は凍れる日が少なく、二晩吊るす時もあります。
これも温暖化の影響ですかね?!ともあれ目標は850個!あと数回はこの作業が繰り返されます。みなさん、当日をお楽しみに!
1.水入れ
2.運ばれ待ち
3.運び
4.ベテランは2個持ち
5.吊るし
6.白いスライムたち
7.穴あけ
8.水抜き
9.前回の完成品
主幹:中田真一
新年あけましておめでとうございます! 皆様はどんな年末年始をお過ごしでしたか? 旭山動物園は12月30日〜元旦までお休みで、1月2日から開園でしたが、年始早々たくさんの方々に来園いただいており、喜ばしい限りです。 今年も皆様にとって素晴らしい1年になるよう、お祈り申し上げます。
さて、あざらし館でも飼育員が声を上げて喜ぶような嬉しいニュースがありました!
気になる内容はというと… ハズバンダリートレーニングによって、ゴマフアザラシの麦の無保定採血が成功しました!!(ハズバンダリートレーニングとは、健康管理を目的とし、動物に協力してもらいながら受診動作を行うためのトレーニングです。)
そもそもトレーニングをしていないアザラシの採血は、プールの水を抜き、アザラシの頭に毛布をかけて飼育員が人力で保定して採血するという、中々に強引なやり方なんです。
これだと、アザラシも飼育員もかなり負担がかかり、ベストな採血方法とは言えないと思います。
そこで、2023年の9月頃から麦がリラックスしながら無理なく無保定採血を行えるように、採血のハズバンダリートレーニングを始めました。
採血に向けてのトレーニングの流れとしては (1)後肢が触れようになる (2)後肢のどこを触っても待てる (3)後肢を広げたり裏返したりできる (4)後肢のどこを触っていても完全に脱力した状態で待てる (5)後肢にお湯をかけられる (6)後肢にタオルを乗せられる (7)後肢にタオルを乗せながらお湯をかけても待てる (8)針を刺す場所に指で刺激を与える (9)針を刺す場所に爪楊枝の頭や先で刺激を与える (10)針を刺す場所に先を丸めた針で刺激を与える (11)針を刺す場所に本物の針を刺し、採血を行う という流れで進めていきました。
元々、ボディタッチは100点満点な個体でしたので、後肢は割と早い段階で脱力して触れて待てる段階まで進みました。
しかし、そこからがとても長かった…! 旭山動物園は屋外での飼育なので外気温が上がると水温も上がり、夏場は暑いときで水温30度になることも…。その影響もあってか、夏場は食欲が下がり、トレーニングがままならず、また振り出しに戻ってしまうということがしばしば続きました。 トレーニング意欲も戻ってきた2024年9月頃、再度本格的に後肢の付け根から採血できるようにトレーニングを再開しました。
その後、なんとか後肢に刺激を与える段階まで進みましたが、思うように麦が落ち着いてじっと待てる状態を作ってあげることが出来ず、試行錯誤の日々が続きます。(この時点で採血トレーニング開始から1年と3か月が経過していました。)
そこで今一度色々と採血トレーニングのやり方を調べ、「今まで行っていた後肢の付け根ではなく、後肢を裏返し、指から採血をしてみよう!」ということになりました。
すると…!嫌がることもなく、血管もすぐに見つけることができ、先を丸めた針でツンツンしてみても無反応でした!(2024年12月10日)
お湯をかけて浮かび上がる血管
これはいけるのでは!?と、すかさず本物の針で、いざ採血を試みました! 獣医さんも初めてのアザラシの採血なので、初回は上手く血が返ってこず、検査に必要な量は採れませんでしたが、「針を刺してじっと待てる」は難なくぬるっとクリアできました!(志子田は心の中でガッツポーズしてました)
そして、同日の夕方にリベンジ採血…!
その結果!なんとなんと!!血液検査に必要な量も採血できて(獣医さんすごい)、麦も落ち着いて(麦えらすぎ)リラックスした状態で採血することができたんです!!(担当者2人、これまた歓喜の声を静かめにあげます)
採血成功の瞬間
麦の血液の記念撮影
その後、無事血液検査も終わり、麦は健康そのものということが分かりました。 麦はこれから性成熟を迎える年齢(4歳になります)なので、ホルモンの値が季節や妊娠によってどう変わっていくか、現在は定期的に採血を行い、指標を作っていっています。
アザラシたちの健康を守るためにもトレーニングは必要不可欠です。もぐもぐタイム中と、それ以外の時間に不定期でトレーニングを行っています。見かけた際は、ぜひ温かく見守ってくださいね!
お魚が無くて信じられない様子の麦
あざらし館担当:志子田紗希
1/17朝の「ピリカ」の様子
昨年の11月から妊娠の可能性があったため産室で過ごしていた「ピリカ」ですが、出産に至りませんでしたので、本日(1/17)から展示を再開いたします。
今後は次の繁殖に向け、「ホクト」とのペアリング等を行っていく予定です。
旭山動物園だより300号、あさひやまどうぶつえんみにだより133号は 2025年・年始号として「巳年」の干支「ヘビ」を紹介しています。 ぜひ、園内を観察するときの参考にしてくださいね。
旭山動物園だより300号へのリンクは dayori300(PDF形式 2,777キロバイト) あさひやまどうぶつえんみにだより133号へのリンクは mini133(PDF形式 4,310キロバイト)
また、1月27日(月)まで 動物読書感想文コンクールの作品を募集中です(対象は小学生の皆さん)。 たくさんのご応募お待ちしております。 動物読書感想文コンクールの詳細はこちら
「動物園だより」「みにだより」は、「動物図書館」のほか園内の各門や「こども牧場」で掲示しているほか、各門やサポートセンターではA4モノクロ版を配布しています。動物資料展示館にはバックナンバー(A4カラー版)を配布しています。動物園にお越しの際は手にとってご覧ください。
「モユク☆カムイ123号」が完成しました。
今回の表紙は、「エゾモモンガ」。
モユク☆カムイ123号へのリンクは
モユクカムイ123号(PDF形式 5,024キロバイト)
1・ぼくは動物大使 その84 空飛ぶハンカチ エゾモモンガ
2・特集 旭山動物園から移動した動物のその後~移動先の動物園での様子を聞いてみた~
3・飼育研究レポート エゾシカを学ぶ・楽しむ~「エゾシカまるごとシリーズ」を開催しました~
4・動物資料展示館をリニューアル!
フッターです。