ページの本文です。
今年の夏は羽化したてのエゾゼミを観察することができました。 いろんなセミが賑やかに鳴いていて、抜け殻もたくさん木に付いていました。 図鑑でしか知らなかった羽化後まもないセミを見られたことは、本当に感動しましたし、 セミをもっと知りたくなりました。 何年も土の中で暮らして、外に出て来たと思ったら短い命…。不思議な生き方ですよね。
今年は北米で「素数ゼミ(周期ゼミとも言う)」とよばれる 「13年ゼミ」と「17年ゼミ」が同時に羽化し、1兆匹という超大量発生だったようですね。 2種の「素数ゼミ」はそれぞれ羽化まで13年、17年も土の中で暮らしています。 今度2種が同じに発生するのは13×17=221年後。 今回見られた人はラッキーだったのか、それともアンラッキーだったのか…。 私は、超大量発生でも間近に見てみたかったです(いろんな動画で見てみましたが、すごいのひと言です)。
今回発行した旭山動物園だより298号にも園内のセミについて少し触れているので、 ぜひ読んでみてくださいね。 さ、園内のナナカマドがたわわに実り、赤く色付き始めました。実りの秋到来です。 (青い空、白い雲、赤いナナカマドの実)
動物図書館横の「だれかのはたけ」は、まんなかのマメ科の植物だけ形を残しています。 マメ科の植物は無事、実りまで成長しました。
(左からアブラナ科・マメ科・アブラナ科)
写真を見てわかるように、アブラナ科は大きくならず、実りの秋をむかえられませんでした。 「だれかのはたけ」の詳細は、後日またご紹介しますね。
投稿者:動物図書館 北川裕美子
これまでのしいくのぶろぐはこちら
カテゴリー>図書館ぶろぐ>アーカイブ>年数を選択してご覧ください
北海道の短い夏、いかがお過ごしでしょうか。夏休み中、旭山動物園へお越しのみなさん、ぜひ動物図書館へお立ち寄りください!動物図書館にある、工作コーナーを、夏休みの自由研究などにご活用いただくのはどうでしょうか。 工作コーナーのご案内をします。 おりがみ絵本コーナーのリニューアル!人気順にランキング形式で掲示し、よりわかりやすくなりました。また、夏限定として、「カブトムシ・クワガタ」のおりがみ絵本とぬりえが登場しています!
次に、昨年大人気だった「オニヤンマ」が再登場!オニヤンマやトンボの一生について調べたり、身近な昆虫や、私たちの暮らす環境がトンボなどの昆虫に与える影響まで、学びを広げるきっかけとなるといいですね。(こちらは小学生の中学年以上を対象としています。所要時間:15分~)
そして次に人気なのが、「エゾシカの革のハギレチャーム」です。現在深刻な問題となっているエゾシカ問題ですが、有害駆除されたあとのエゾシカの行方はご存じでしょうか?貴重なエゾシカの革を使用したかわいいチャーム制作を通じて、少しでも私たちに出来ることは何かなと、考えるきっかけとなると嬉しいです。(こちらはハサミを使用します。所要時間:10分~)
最後に、「まるたにお絵かき」は、園内でせん定された枝を使用しています。絵が苦手な方でも大丈夫です!下絵を描いた物に色を塗るだけで出来ます!もちろん絵に自信のある方は独自のイラストを描いて思い出のいちページとして来園記念にしてもらえたら嬉しいです。(こちらはポスカを使用します。所要時間:5分~)
※こちらの工作はひとり1種類1個の制作をお願いしています。また、その日の材料がなくなり次第終了となります。
それぞれ、「楽しい」だけで終わらせず、その背景にあるものを調べ、自分に出来ることまで考察する。そんな夏休みの工作を、お手伝い出来たらと思います。みなさん、ステキな夏休みを!
園内を歩き疲れたら、涼しい動物図書館でゆっくり動物の本を読んだり、お子さんと一緒に工作をしたり、ぜひ楽しい時間をお過ごしください!
投稿者:動物図書館 中谷 真弓
動物図書館から発行している「動物園だより」296号で実施した、 クロスワードパズルへのたくさんのご応募、ありがとうございました。 今年も、旭川市内を中心に道内、関東圏、関西圏、九州の方などたくさんのご応募いただきました。
(旭山動物園だより296号)
では「クロスワード」の答えを発表させていただきます。
答えは「ホッカイドウサン」でした。
そして、7月21日、坂東統括園長による厳選なる抽選を行いました。 (厳選なる抽選を行う坂東統括園長)
抽選で選ばれた10名の方には、近日中に賞品を発送させていただきます。
賞品は… 今年は4月にシマフクロウが、5月にエゾタヌキが誕生…ということで、 北海道で生きる動物の誕生が続きました。 クロスワードの答えは「ホッカイドウサン=北海道産」ということで、 エゾタヌキの何かにしようと考えていた結果、
(8頭生まれましたが10頭制作しました。10名様なので笑) 「こども牧場」で飼育しているヒツジの毛を使って作った 「羊毛 子ダヌキ」を作りました。 手作りなので、表情がみんな違います。 ※白い部分以外は市販の羊毛を使用しました
クロスワードに挑戦していただいた皆さん、ご応募、本当にありがとうございました! 当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきますことをご了承ください。
引き続き、動物図書館をよろしくお願いいたします!
これまでの図書館ぶろぐはこちら
動物図書館のある動物資料展示館の前庭に、春、「だれかのはたけ」をつくりました。 (4月の閉園期間中に造成しました) 廃材で畑の枠を作り、 園内にある堆肥場から堆肥を運び、ダチョウの担当スタッフからは ダチョウの糞もいただきました。 堆肥を運んでいるときに土の中から出てきたカブトムシの幼虫の糞も、「はたけ」の土に入っています。 (カブトムシの幼虫は動物図書館で飼育中です) 5月15日、セリ科とマメ科、アブラナ科(2種類)のタネを植えました。 6月29日の「だれかのはたけ」はこんな感じ(朝、水をあげたのに昼には乾いていました)。
(アブラナ科とマメ科の「はたけ」 ) (セリ科の「はたけ」 ) アブラナ科とマメ科の「はたけ」 は、結構育っていて、だれかに食べられている葉があります。 セリ科の「はたけ」は、なぜか右の方の芽が出てきていませんが、まあまあ成長しているようです。 この日の朝、アブラナ科の葉の裏を見ると
(緑の幼虫が2匹います) 「だれか」がいました。それも2匹。ほかの葉にもいました。 何という虫の幼虫なのでしょう。とりあえず、現在は彼らの「はたけ」のようです。
あと、「はたけ」 のそばの昆虫ネットでは、ダチョウの放飼場にあるクリの葉にいた幼虫を飼育しています。 ちなみに、ヤナギにいた昆虫の幼虫は6月20日にサナギになりました。まもなく羽化します。
(どこにサナギがあるかわかりますか?)
ちなみにこのサナギは、幼虫時代にヤナギの葉を食べて育つ 「コムラサキ」というタテハチョウ科の昆虫のものです。
幼虫時代からサナギまで、ヤナギの葉に擬態しています。
夏期開園がはじまり、初夏の風を感じながら過ごしている動物図書館です。さて、もう来館いただき体験された方はご存じかと思いますが、今年の夏期開園から新しい体験コーナーが登場しました! 「だれのもの?」コーナーをご紹介いたします。
「だれの毛?」コーナー
モフモフしていて触ってみたい~!という声が数多く寄せられている「ユキヒョウ」や、百獣の王「ライオン」のタテガミ、園内に響く遠吠えの主「シンリンオオカミ」などなど、たくさんの「毛」を集めてクイズにしました!ここでしかさわれない猛獣たちの貴重な毛にふれ、毛の役割について学んだり、強いては彼らの故郷に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?
次に紹介するのは「だれのはね?」コーナー
美しい色や柄がたくさんあり、見た目もとても華やかで人気があるコーナーです。飛ぶため、目立つためなどなど、「はね」ってこんな役割があったんだ!と改めて感じてもらえること間違いなしです!
そして、昨年に引き続き人気の「だれのうんち?」コーナー
いろいろな動物の「うんち」取りそろえております。
いずれのコーナーも触れて体験できるものとなっています。楽しめること間違いなしです!
ぜひ旭山動物園へお越しの際は、動物図書館へお立ち寄りくださいね!
4月27日の夏期開園日は気温が28.4度まで上がり、夏のような陽気でしたが、 翌日は14.7度までしか気温が上がらず、しかも太陽が出ない曇り。動物図書館ではストーブをつけました。
そんな寒い日でも力強く咲いているサクラ。 園内では、ダチョウの放飼場内のエゾヤマザクラが4月20日に開花し、 その後に続くように園内各所で咲き始めました。 ダチョウの放飼場内のエゾヤマザクラは、色がとても濃いです。 4月28日現在、この木は満開となっています! 園内には、さる山の横の坂は並木、マヌルネコ舎の横や、第2こども牧場のブタの放飼場内、 北海道産小動物コーナーなど、いろいろな場所にサクラが咲いています。
黄色い花も咲いています。両生類・は虫類舎そばの野草園ではエゾノリュウキンカが満開。 エゾスジグロシロチョウが花に訪れていました。 園に訪れた際には動物観察と一緒に春の花もお楽しみください。
さて、先日、夏期開園にあわせて、旭山動物園だより・みにだよりの最新号を発行しました。 「旭山動物園だより」は、夏期開園第一号恒例となったクロスワードパズルとなっております。 旭山動物園や生き物、自然に関する問題となっております。園内で無料配布をしておりますが、来られない方は、ファイルをダウンロードしてご利用ください。
「あさひやまどうぶつえんみにだより」では、いろんな生きものの姿や 過ごし方が変わる「春」を紹介しています。 園内で飼育している生きもののほかに植物や昆虫も紹介しています。
ぜひ、園内観察の参考にしてみてくださいね。
「旭山動物園だより」はこちらからダウンロードできます(新しいウインドウが開きます)
「あさひやどうぶつえんみにだより」はこちらのページからダウンロードできます。(新しいウインドウが開きます)
春分の日が過ぎました。 陽射しは暖かく感じるようになりましたが、まだ雪も残っていますし、雪も降りますし、朝の気温は氷点下。 こんな天気じゃ春はまだかな…と思うのですが、木のてっぺんでさえずるカラ類や、 飛来し始めたハクチョウ、少し出てきた土、山の木のまわりにできた雪のくぼみを見ると、 もう春はそこまできているんだなと実感します。 ※3月19日午後、ブログ作成中にものすごい量の雪が降ってきましたが、すぐやみました(笑)
園内では雪の上を歩いたり、走り回ったりするのはもちろん、 雪の上にねそべったり、雪を食べる動物も多く飼育しています。
雪の上で気持ち良さそうにのびるキタキツネ(3/19) マヌルネコは長く密にはえた冬毛で寒さをしのぎます(3/19)
エゾユキウサギの毛はまだ冬仕様のようです(3/19)
さて、先日、旭山動物園だより・みにだよりの最新号を発行しました。 動物園だよりでは「いい雰囲気のオスとメス」ということで、 ホッキョクグマやエゾシカなど、繁殖が期待されるペアを紹介しています。 みにだよりでは、とりの「め」がどう見えているのかを紹介しています。 気になる鳥の目がどこにあるか、園内観察、野外観察の参考にしてみてくださいね。 ※どうぶつえんみにだよりで紹介しているカモ類4種、インドクジャク、チゴハヤブサは、冬期開園中は観察できません
次の動物園だより・みにだよりの発行は、4月27日の夏期開園日ごろを予定しています。 動物園だよりでは夏期開園日恒例の、クロスワードパズルとなっていますので、お楽しみに。
(2015年まで飼育していた「ミシシッピアリゲーター」)
先日、旭山動物園だより・みにだよりの最新号を発行しました。 2024年の干支は、十二支のうち唯一実在しない生きもの「辰」。 「動物園だより」も「どうぶつえんみにだより」も、辰年にちなんだ記事になっています。
いろいろ資料を読んでいて、わかってきたのが、 「辰」は「は虫類」がベースになっているということ。 「タツノオトシゴ」という魚が海にいますが、「ドラゴン」ではないこと。 西洋の「辰(ドラゴン)」は火を吐く「怪物」で 東洋の「辰(龍)」は人にやさしい「神様」だということ… などなど。
旭山動物園では1967年から2015年まで、「ミシシッピアリゲーター」を飼育していました。 今号の動物園だより・みにだよりでは、大きな「は虫類」の「ワニ」を使って「辰」を表現してみました。
神社やラーメンの丼にも描かれている「辰(龍)」。 ゲームやファンタジーの世界に出てくる「ドラゴン」。 調べれば調べるほど、いろんな「辰」がいます。
私たちの近くにはいろんな「辰」が存在しています。 今年はぜひ、「辰」のモチーフになった「は虫類」を観察してみてはいかがでしょうか。
追記: 動物読書感想文コンクールの作品募集の締切は1月26日です。 ご応募、お待ちしております!
動物読書感想文コンクールの詳細はこちら。 募集要領・応募用紙のpdfは、ここからもダウンロードできます。
動物読書感想文_募集要領(PDF形式 121キロバイト)
動物読書感想文_応募用紙(PDF形式 101キロバイト) 投稿者:動物図書館 北川裕美子
フッターです。