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動物園というのは普段皆さんが目にできる動物の他にも、たくさんの動物を飼育しています。猛禽類や野鳥などはそれ専用の建物もあります。 そして爬虫類や両生類も例外ではなく、バックヤードでは様々な生き物を飼育しています。展示されている個体も、ストレスや日光の関係で実は定期的に裏の個体と入れ替えています。
孵化もしている
さてそんなバックヤードには、特殊なアマガエルが2匹。 昨年の7月に北竜町のサンフラワーパークで保護されたアマガエル。
アルビノ
今年の9月に鷹栖町のビニールハウス内で保護されたアマガエル。
黄色素胞欠如
アマガエルの皮膚は、表面から黄色素胞、虹色素胞(光を反射する層)、黒色素胞の三層構造になっています。 詳しい話は「モユク☆カムイ120号」にて解説していますので興味のある方はご覧ください。 モユク120号はこちら(新しいウインドウが開きます)
本来、通常のアマガエルは緑・灰・茶の色しか発現しません。 上記のアマガエルは色彩変異の個体で、そうそう見つかるものではありません。 生まれる確率は10万分の1程度と言われ、これ自体はアマガエルの生息数や産卵数を考えると、そこそこの数産まれているものと考えられます。 ただ、通常のアマガエルと比べると体色の関係で隠れることが苦手で、天敵に見つかりやすくなるため生存率が、うんと低くなってしまいます。 アルビノのアマガエルは見つかったのが黄色いひまわりが多い場所故に、青いアマガエルはビニールハウスの中故に。それぞれきちんと生き抜いてこれた理由があるんだなぁと思いますね。そして今、青いアマガエルは、
色が、、、
色が戻り次第、アルビノと合わせて展示を再開したいですね。
両生類は虫類舎・きりん舎かば館担当:鈴木達也
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