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12月26日の朝、チンパンジーの「キーボ(オス)」が死亡しました。53歳でした。
数年前から筋肉も落ち、行動も緩慢になるなど、老化は進行していました。 ここ数日、急速に衰弱が進行したため、寝室での隔離飼育としていました。隣の寝室で群れのメンバーが見守る中、26日朝、死亡していました。
解剖の結果、内臓等に異常は認められず、老衰と診断しました。
「キーボ」は、1968年8月30日多摩動物公園生まれで、1975年2月10日におびひろ動物園から来園しました。ここ数年は、群れの中でもひっそりと暮らしていましたが、他のチンパンジーからは慕われている存在でした。これまでに10頭の子孫を残しました。
12月10日に出産したホッキョクグマの「ピリカ」の産室での様子が見られるようになりました。 ほっきょくぐま館の入口横付近にモニターを設置し、産室のライブ映像を見ることができます。 子どもが見られるかはタイミング次第ですが、音声も今回は聞くことができますので、鳴き声も聞くことができるかもしれません。 「ピリカ」の子育ての様子を、みなさんと一緒に温かく見守っていきたいと思います。ぜひ、ほっきょくぐま館へ足を運んでいただければと思います。
12月10日にホッキョクグマの「ピリカ」が3頭出産しました。13日までに2頭が死亡しましたが、1頭が順調に育っています。まだまだ余談を許さない状況ですが、旭山動物園でホッキョクグマの子どもが無事に育つのは40年ぶりとなります。 先日しいくにゅーすでお伝えしましたが、「ピリカ」の様子は、寝室にカメラを設置していることから、モニターでの観察を続けています。授乳も確認することができ、今のところは順調に育っている様子がうかがえます。 今後、寝室の様子をライブ映像で見ることができるようにモニターを設置する予定ですので、それまでの間お待ちください。
2021年2月~3月にかけて、「ホクト(オス)」と「ピリカ(メス)」の交尾行動が確認されました。「ピリカ」が妊娠していると仮定すると、11月下旬から出産の可能性があるため現在展示を中止しています。寝室での様子はビデオカメラを設置し、モニターで毎日観察をしています。
このことから、しばらくの間、陸側(もうじゅう館側)には「ホクト」、プール側には「ルル(メス)」と「サツキ(メス)」の展示となります。また、3頭は寝室への収容はしていないため、放飼場が汚れていますが、ご了承ください。
2021年11月29日にシロテテナガザルの「テルテル(オス)」が死亡しました。
てながざる館でペア相手の「モンロー」と息子の「歌多(うた)」と暮らしていた「テルテル」が29日の朝に死亡した状態で発見されました。
「テルテル」には病歴もなく11月28日までは食欲行動など変わった様子はありませんでした。
解剖の結果、肝臓と脾臓に結節病変が認められましたが、心臓に梗塞を疑う病変があったことから心不全(心筋梗塞)と診断しました。肝臓と脾臓の病変については今後病理検査を行う予定です。
経歴
2001年9月8日宇都宮動物園生まれ
2010年10月24日宇都宮動物園より来園
2012年6月来園した「モンロー(メス)」とペアリング開始
2014年6月12日「モンロー」が「こだま(オス)」を出産
2016年7月11日「モンロー」が「歌多(オス)」を出産
シロフクロウ、タンチョウは園路の工事を行うため、バックヤードに移動しており見ることができません。工事が終了次第展示再開となりますが、現時点でその時期は未定です。
工事期間も残りわずかとなってきました。工事も急ピッチに進められており、工事用のバリケードも外され、タンチョウ舎辺りからは施設の外観を見ることができるようになりました。屋内外の放飼場の擬岩工事も続けられており、日に日に放飼場の雰囲気も変わってきています。
今回は外放飼場の工事の状況を中心に紹介していきます。
『(仮称)えぞひぐま館ができるまで』のトップページはこちら
9月の様子
館内部分の外壁がはられました。また、外の放飼場の壁も塗装され、施設の雰囲気が変わってきました。
11月の様子
足場や工事用のバリケードも外されたので、タンチョウ舎側からは、メインの外放飼場部分を見ることができます。
7月の様子
10月の様子
外壁は一部を残し完成し塗装も終えています。池の部分もはっきり見え、地面も少しならされました。外の放飼場の擬岩はまだ見えてきていません。
4本の木が植栽され、また雰囲気が変わりました。外壁工事も終わり、檻も取り付けられています。また、外の擬岩も見えてきました。天気が悪い中、着々と進められています。
工事用バリケードがなくなり、写真のようにタンチョウ舎側から施設を見ることができるようになりました。檻が設置され、迫力が一気に増しました。池や川部分には擬岩が施されています。
(左に見えるのが、両生類・は虫類舎。左奥に見えるのが、北海道産動物舎)。
今回はここまでとなります。いよいよ工事も佳境に入ってきました。また、館内では配管や電気などの設備工事も同時に進められています。寝室部分や館内の塗装も終えているところもあるので、次回は館内部分を紹介できればと思います。
10月26日に旭川市内で死亡したマガモに対して、鳥インフルエンザ簡易検査を実施したところ、陽性反応が検出された旨の連絡がありました。
つきましては、回収地点の周辺10km圏内が野鳥監視重点区域に指定され、旭山動物園も区域内であることから、環境省指針及び旭山動物園高病原性鳥インフルエンザ対応マニュアルに基づいて、次のとおり対策を行います。
ご不便をおかけしますが、ご了承ください。
なお、簡易検査では、病原性の高低は未確定の段階であり、高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたわけではありません。
10月27日から確定検査結果判明まで(野鳥監視重点区域指定期間)※10月26日現在
(1)ニワトリとアヒルの展示中止・観覧エリアの封鎖
(2)かば館内のダチョウの展示中止・観覧エリアの封鎖(封鎖エリア内のアフリカタテガミヤマアラシは、屋外展示場に出ている場合はご覧いただけます。
人為的にウイルスが園内に持ち込まれることを予防するため、荷物等を車両で搬入される際は、当該車両の消毒(消石灰を散布している場所の通行による)と、運転手の方にも降車して靴底の消毒を行っていただいております。ご理解とご協力をお願いします。
なお、来園者の靴底の消毒は通年で行っています。
環境省報道発表資料
URL www.env.go.jp/press/110154.html(新しいウインドウが開きます)
10月21日にブラッザグエノンの『モモ』が出産しました。昨年7月の出産(マモル)に続き、2年連続です。
父親は『マキャベリ』です。性別はまだわかっていません。
サル舎で飼育しているブラッザグエノンは4頭になりました。
出産翌日から放飼場へも出ています(気温が低いので短時間です)。
10月19日にアフリカタテガミヤマアラシ(オス)が長野県の茶臼山動物園から来園しました。2020年6月8日うまれで、愛称は「ショーロン」です。 現在は、かば館の元イボイノシシがいた放飼場で展示をしております。
10月19日の深夜にライオン(メス)が愛媛県のとべ動物園から来園しました。2020年6月3日うまれで、愛称は「イオ」です。 現在飼育している「オリト(オス)」との同居を今後していく予定です。展示については、寝室での環境に慣れてからなので未定となります。
また、ライオンと一緒にとべ動物園からオオタカ(オス)が保護移管で来園しました。今後はバックヤードで繁殖を目指していきます。
「モユク☆カムイ110号」が完成しました。
今回の表紙は「動物墨画パフォーマンス甲子園 優勝校作品」。
「モユク☆カムイ」は動物園東門管理事務所、園内サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場で配布しています。
動物園にお越しの際は、手にとってご覧ください。
モユク☆カムイ110号へのリンクはモユクカムイ110号(PDF形式 7,967キロバイト)
もくじ
1・ぼくは動物大使 その71 ペンギン界の王様 キングペンギン
2・特集 どうぶつオリンピック in あさひやま
3・飼育研究レポート~サケの仔魚から稚魚へ~
4・「動物墨画パフォーマンス甲子園」開催
5・主なできごと
編集後記・飼育動物数
モユク☆カムイは、園内(動物園東門管理事務所、サポートセンタ-、動物図書館、こども牧場)での配布のほか、郵送での取扱いも行っています。また、在庫があればバックナンバーもお渡しできますので、詳しくは旭山動物園(0166-36-1104)までお問い合わせください。
モユクカムイについての詳細はこちら
35点
入選作品は次のとおりです。受賞者の皆様には別途、通知いたします。
旭川市旭山動物園動物画コンクール受賞者一覧(金賞、銀賞、銅賞)(PDF形式 29キロバイト)
中学生の部 金賞 小足 恵実架さんの作品
高校生から大学生の部 金賞 田中 楓さんの作品
令和3年11月3日(水曜日)
金賞・銀賞・銅賞 計6点
旭山動物園 やすらぎの森休憩所
令和3年11月3日(水曜日)から令和3年12月12日(日曜日)まで
全受賞作品 計6点
旭川市旭山動物園内 やすらぎの森休憩所
応募作品の返却を希望された方については、展示会終了後に返却いたします。
返却方法で、動物園での受け取りを希望された方につきましては、展示会終了以降にご来園いただきますよう、お願いいたします。
旭山動物園では幼児及び児童の描画教育と動物愛護精神の向上を図るために、児童動物画コンクールを実施しています。
1,136点
第53回旭川市旭山動物園児童動物画コンクール受賞者一覧(市長賞、教育長賞、優秀賞)(PDF形式 84キロバイト)
第53回旭川市旭山動物園児童動物画コンクール受賞者一覧(努力賞)(PDF形式 66キロバイト)
幼児の部 旭川市長賞(最高賞)寺尾 瑠真さんの作品
小学校低学年の部 旭川市長賞(最高賞)鹿目 緒花さんの作品
小学校高学年の部 旭川市長賞(最高賞)片桐 颯希さんの作品
令和3年10月31日(日曜日)
旭川市長賞・旭川市教育委員会教育長賞・優秀賞 計28点(優良賞・努力賞を除く)
旭山動物園 イベントホール2階
令和3年10月31日(日曜日)から令和3年12月12日(日曜日)まで
全受賞作品 計103点
旭川市旭山動物園内 いこいの広場休憩所
令和3年12月28日(火曜日)から令和4年1月21日(金曜日)まで
旭川市長賞・旭川市教育委員会教育長賞・優秀賞 計28点
旭川信用金庫本店(旭川市4条通8丁目)
応募作品の返却は全ての展示会終了後に返却いたします。
旭川市(旭山動物園)
旭川市教育委員会 北海道新聞社旭川支社
旭川信用金庫 国際ソロプチミスト旭川 NPO法人旭山動物園くらぶ
8月29日にキングペンギンが一羽孵化しました。ヒナは孵卵器で孵化させ、体を自分で持ち上げられるようになる10日間ほど飼育係が育てていましたが、9月9日に親が抱卵していた偽物の卵と交換しました。親はすぐにヒナを受け入れ、交換後30分くらいで親からヒナへの給餌を確認することができました。
現在キングペンギンのヒナは3羽となりました。成長を楽しみにしていてください。
8月22日、レッサーパンダの「チャーミン(10歳・オス)」が心不全のため死亡しました。
22日、14時頃に放飼場で倒れてる状況で発見され、蘇生措置をしている間に死亡しました。 「チャーミン」は、2014年に鯖江市西山動物園から来園し、メスの「渝渝(ユーユー)」との間に、7頭の子孫を残しました。
※来歴 2011年7月17日 鯖江市西山動物園うまれ 2014年2月3日 鯖江市西山動物園から来園
地上部分の工事に移り変わって早2ヶ月。
どんどん型枠が作られ、コンクリートを流すという作業が続き、あっという間に施設の全景が見えてきました。
今回は完成模型と照らし合わせながら館内の工事の状況を紹介していきます。
1階部分の壁などの部分が終わり、天井部の鉄筋が組まれました。
8月の様子
2階部分の型枠と鉄筋が組まれました。
館内部分の大がかりなコンクリート工事は一段落します。
(1)館内入口部分の様子(右の写真:完成模型)
型枠などが外れ、館内入口部分(右側)が姿を現しました。左側は小さいですが、第3放飼場があります。
(2)館内通路の様子(右の写真:完成模型)
右側には大きな窓が3つあり、外の放飼場を眺めることができます。
(3)館内通路の様子(右の写真:完成模型)
(2)を通り過ぎると、今度は左側には大きな窓が3つあり、滝とせせらぎが流れる場所を見ることができます。
(4)外放飼場の様子(右の写真:完成模型)
外放飼場の一番高い部分からの眺めです。タンチョウ舎やエゾシカの森、オオカミの森を見ることができます。ヒグマだけがこの景色を見ることができます。
(5)来園者側からの様子(右の写真:完成模型)
手前が高さ約4mのモートがあり、檻なしでヒグマを見ることができる場所です。手前から奥にかけて、どんどん高さがあがっていく施設になります。
今回は完成予想図の番号がついている場所を紹介してきました。
今回はここまでとなります。これからはいよいよ残っている池がある部分の工事が始まります。同時に型枠なども外れていくと思います。施設内部もまだ紹介できていない場所もあるので、型枠など外れたら紹介してきていたいと思います。
タンチョウ・レスキュー展実行委員会(会長・中村昌克(釧路市動物園園長))による、タンチョウ・レスキュー展(巡回展)が、道内の4動物園(札幌市円山動物園、旭川市旭山動物園、おびひろ動物園、釧路市動物園)において、令和3年7月1日から令和4年2月13日までを期間として行われます。
道内の4動物園が連携して、タンチョウの現状や事故防止のための普及啓発活動に加え、この先のタンチョウとの共生を考えてもらうきっかけ作りを目的としています。
旭川市旭山動物園での巡回展は、ととりの村向かい「いこいの広場」を会場としてパネル展示を行い、最終日となる7月31日(土)には、イベントホール2階にて講演会(当日先着40名)を行います。
※新型コロナウイルス感染症の流行等によって、期間や内容が変更となる場合があります。
発泡スチロール協会が主催する「シロクマキャンペーン」の一環として、ホッキョクグマに鮮魚(サケ4匹)の寄付をいただきました。
7月21日にホッキョクグマにサケを与えて、来園された方にその様子を御覧いただきました。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、セレモニー等は実施しておりません。
7月18日にエゾユキウサギが2頭出産しているのを確認しました。 場所は、東門階段横スロープにある「北海道小動物コーナー」のエゾユキウサギ舎になります。
エゾユキウサギは、目も開き毛も生えた状態の子どもをうみます。巣は作らず、子どもは草藪の中や木の根などでジッと身を隠しています。
エゾユキウサギ舎のどこかに隠れているので探してみてください。
「モユク☆カムイ109号」が完成しました。
今回の表紙は「キンクロハジロ」。
モユク☆カムイ109号へのリンクはモユクカムイ109(PDF形式 8,123キロバイト)
1・ぼくは動物大使 その70 歩く・潜る・飛ぶ! キンクロハジロ
2・特集 夏だ!そうだ!昆虫を探そう!~園内で見られる昆虫~
3・エゾモモンガ舎レポート~0からスタート!レイアウトから引っ越し、昼夜逆転まで~
4・こども牧場からのお手紙~新しい仲間が増えました~
7月7日にアビシニアコロブスの「アビ」が出産しました。
昨年に続き2年連続の出産です。性別はまだわかっていません。アビはしっかりと仔を抱いており、出産翌日から外に出ています。
アビシニアコロブスの仔は大人とは違い全身の毛が白いです。白い毛は3ヶ月ほどで大人と同じ配色に変わります。
仔の成長の様子はSNS等でお伝えしていく予定です。
7月5日にユキヒョウの「ヤマト(12歳・オス)」が死亡しました。
7月3日午後、動きが鈍いということから、収容を試みましたが収容できず、麻酔をかけて収容し、点滴などの措置をしました。
その後、寝室での治療を続け、7月5日の措置している間に容態が悪化し、死亡しました。
解剖の結果、消化管の肥厚と肝臓に無数の小豆大腫瘍を認めました。死因は肝臓腫瘍と診断しました。
「ヤマト」は「ジーマ」との間に、現在飼育している「ユーリ」を含め2頭の子孫を残しました。
※来歴 2009年5月2日 札幌市円山動物園うまれ 2010年12月10日 札幌市円山動物園よりブリーディングローンで来園
6月28日にジェンツーペンギンのヒナが孵化しました。来園された方の中には、観察された方も多いと思います。
孵化後は問題なく両親が育てていたところでしたが、7月3日の朝にヒナは死亡していました。
解剖の結果、内臓に圧迫によると思われる出血が見られました。
原因は親がヒナに体重をかけすぎてしまったことによる圧死と思われます。
夏休み恒例の小学校5年生、6年生対象のサマースクールですが、新型コロナウィルス感染症の影響を受け、先行きが見通せないため、昨年に引き続き今年度も中止いたします。
6月17日と26日にキングペンギンが孵化しました。
この2羽は親が抱卵を放棄したため、現在飼育係がバックヤードで育てています。
健康状態は良好で、エサもよく食べ順調に成長しています。2羽を展示する日程は今のところ未定です。
日程が決まりしだいホームページ等でお知らせします。
6月15日にイワトビペンギンが2羽生まれました。2組のペアが1羽ずつ育てています。
先に生まれた方は孵化日の体重が平均よりも小さいですが、今のところ2羽とも順調に成長しています。まだヒナは小さいのですが、親の足下をよく見るとエサをねだる姿を確認できると思います。
イワトビペンギンは孵化後2ヶ月で大人になります。あっという間に大きくなります。ぜひ、ぺんぎん館に足を運んでいただければと思います。
6月9日に、かば館で過ごしていたアフリカタテガミヤマアラシ(8歳、メス)が、肺炎のため死亡しました。
アフリカタテガミヤマアラシは、今年の4月から、以前イボイノシシを展示いた場所に引っ越しをし、今までとは違った展示をすることができていたところでした。
今回の死亡により、アフリカタテガミヤマアラシの飼育数はゼロとなりました。
本日、アミメキリンの子ども(オス)の命名式を行いました。
アミメキリンの愛称は、「あさひ」で、命名理由は、「旭川で産まれたので「あさひ」という文字をあてつつ、コロナ禍で大変なご時世を一つの光として「朝日(あさひ)」のようにひかり、望みを持っていこう」というものでした。 命名者に選ばれたのは、東川町在住の今 綾 様でした
命名式では、愛称が発表され、命名のプレートが坂東園長に渡されました。 そして、NPO法人旭山動物園くらぶ様からのぬいぐるみなどの記念品。 旭山動物園から、飼育担当者が記録をした子どもの成長記録アルバムと当園職員が撮影したアミメキリンの子どもの写真が贈呈されました。
素敵な愛称がついたアミメキリンの「あさひ」をこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
長い冬の間の工事が終わり、地下部分からいよいよ地上部分の工事に移り変わってきました。
いつも写真を撮っている定点部分から見ると、徐々に施設の全景がわかるようになってきてます。 今回は完成模型とあわせて、館内の部分を紹介していきます。
今回はここまでとなります。前回から約4ヶ月間、更新があいてしまいましたが、今後はもう少し更新の頻度をあげていく予定です。楽しみにお待ちいただければと思います。
5月25日に、あざらし館にいるゴマフアザラシ「ちょぼ(オス:2014年うまれ)」、「まくろ(メス:2017年うまれ)」、「だいず(メス:2019年うまれ)」、「あずき(メス:2019年うまれ)」の4頭が、4月に来園したヤギ2頭との交換で移動していきました。
今回の移動であざらし館にいる頭数は6頭となり、頭数は減ってしまいましたが、今後も繁殖をしっかり目指していきます。
2021年5月25日にシンリンオオカミの「マース」(13歳、メス)が死亡しました。
マースはオオカミの森でマースの子の3頭と同居して暮らしていました。
25日の朝に担当者が屋外展示場で動かなくなっている状態で発見し、他個体を収容後、獣医師が死亡を確認しました。
解剖の結果、心肥大、腸炎兆候(消化管粘膜及び漿膜面の出血)を認め、死因は老衰(心不全)と診断しました。
マースは昨年死亡したペア相手の「ケン」との間に9頭の仔を育てました。
※旭山動物園で飼育しているシンリンオオカミはオオカミの森で3頭、バックヤードで2頭になりました。
令和3年5月8日から行っていた、アミメキリンの子どもの愛称募集を終了いたします。
新型コロナウイルスに関する「緊急事態宣言」の対象地域に北海道が追加されたことに伴い、5月17日から5月31日までの間臨時休園することとなりました。
臨時休園に伴い、キリンの子どもの愛称募集は期間を短縮して5月16日で終了とさせていただきますので、御了承ください。
なお、愛称につきましては、期間内に御応募いただいた中から決定する予定です。
令和3年5月8日(土曜日)から5月23日(日曜日)までの16日間
※5月16日(日曜日)に募集を終了させていただきます。
「モユク☆カムイ108号」が完成しました。
今回の表紙は「スズメ」。
モユク☆カムイ108号へのリンクはモユクカムイ108(PDF形式 8,229キロバイト)
1・ぼくは動物大使 その69 最も身近な鳥 スズメ
2・特集 コロナ禍の1年を振り返る
3・飼育研究レポート~キリン結(ゆい)の出産~
4・動物園のお医者さんのカルテ~動物園での今冬の高病原性鳥インフルエンザの対応について~
もうじゅう館で飼育展示しているアムールヒョウの「キン」は2004年生まれ16歳のオス個体です。
昨年2020年4月に麻酔下検査で両股関節の脱臼を認めました。双子の兄弟の「アテネ」にも軽度の股関節異常が見つかっていたことから、遺伝的疾患の可能性を考え、アムールヒョウ飼育園館にアンケート調査を行いましたが、遺伝的要因を疑う回答はありませんでした。股関節脱臼の原因や発症時期は不明ですが、経過の長い慢性的状態と考えられました。
治療する場合は股関節の手術となり個体の負担が大きいこと、慢性経過で偽関節という周りの筋肉で脱臼をカバーする状態となり歩行はできていることから、治療は行わずに経過を観察していました。
しかし冬頃から、展示場への階段の昇降時が困難になってきたことから、今回寝室と運動場の段差のない、もうじゅう館のバックヤードへ移動して飼育することとしました。
それに伴い、「キン」の展示がなくなり、来園者の方々が見ることができなくなることをご了承ください。
キンの移動は5月7日を予定しており、キンの体調次第ですが、それまでは展示する予定です。
※キンの展示場にはユキヒョウの「ヤマト」を移動して展示する予定です。
本園は傾斜が多いため、足の悪い方やご高齢の方がより快適に園内をご移動していただくことを目的に、電動カートを各門に配置しています。
台数やご利用いただける方に制限がありますが、必要な際は
ぜひご利用ください。
なお、ご利用にあたっては次のことをお守りください。
・障がい者手帳をお持ちの方
・70歳以上のご高齢の方
・足が悪い(ケガを含む)方
※借用書等のご記入をお願いします。
※これまでに乗車したことがない方もご利用いただけます。
・転倒や他の方にぶつかってしまう可能性があるため、周囲を確認し、スピードを出しすぎないようお願いします。
・乗車中、電動カートに不具合が生じた場合は、近くの動物園スタッフにお声がけください。
・予測不能な不慮の事故や天災、機械の不具合以外の原因による破損や故障については、利用された方に修理代金をご負担いただきます。
・他の来園者との接触により相手にケガを負わせた場合、一般的な応急処置は本園側で行いますが、その後の治療に伴う費用については、利用された方にご負担いただきます。
・返却は貸出を受けた門にお願いします。
正門(2台)、西門(1台)、東門(1台)
電動カートに案内マップを付けていますので、見学時のご参考にお使いください。
旭山動物園では園内各売店と協力して、プラスチック製レジ袋の削減・簡易包装の推進を目指します。
ZOOショップCoCoLo、旭山動物園中央売店、あさひやまファームZOO、旭山動物園くらぶ正門・東門売店、テイルン・テイル
旭山動物園内売店で配布しているプラスチック製レジ袋の全廃を目指します。(※ 2021年3月全廃を目標としていましたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、全廃までの期間を先送りいたします。)
2020年夏期開園から各売店と協力して共通紙袋を製作しました。袋のデザインは北海道で人の手によって絶滅させられたエゾオオカミをモチーフとし、メッセージとして「For our only planet For all its life(すべての生命とたったひとつの地球のために)」を入れ、本園から世界にメッセージを発信したいと考えております。販売1枚当たり10円を環境保全活動団体に寄附いたします。
2020年夏期開園から各売店が提供するレジ袋は紙製・プラスチック製を問わず有料化します。得られた収益は各売店の脱プラスチック化推進費用と環境保全活動への寄附に使われます。
旭山動物園正門売店運営共同体、株式会社厚友会、株式会社谷口農場、NPO法人旭山動物園くらぶ、旭川物産販売株式会社
詳細はこちら「環境団体への支援について」
開園55周年イベント「旭山動物園の今と昔」
データ保存用ページです。
旭山動物園の各門券売所でキャッシュレス決済の利用が可能となりました。
※券売機では大人(通常料金)のみの販売となりますので、その他の入園券をご購入される方は券売窓口にてお買い求めください。
3月14日にワオキツネザルの「ナスカ」が出産しました。
1頭で、性別はまだわかっていません。
昨年に続き2年連続4回目の出産です。
ナスカは落ち着いて子育てをしており、仔はナスカのおなかにしっかりくっついています。
ワオキツネザルは寒さが苦手なため冬期は展示しておりませんが、気温が高く天気が良い日には放飼場に出していることもあります。
3月9日と13日に1卵ずつ計2卵を産卵しました。2018年以来3年ぶりとなります。
前回の繁殖では、擬木の巣穴で抱卵をしていましたが、今回はメスが飛ぶことができないため、擬木の下辺りに巣箱を設置し、その巣箱で抱卵をしています。
シマフクロウ舎の観察ホールでは、巣箱の中の様子が見られるようモニターを設置していますので、ぜひご覧ください。
ふ化予定は、有精卵であれば4月の中旬ぐらいになるかと思います。
しいくのぶろぐ3月11日更新「シマフクロウ繁殖記~第一弾~」でも紹介しています。
公表文(PDF形式 47キロバイト)
公表文(PDF形式 49キロバイト)
令和3年1月27日にオジロワシ1羽の衰弱個体が回収され、2月3日に高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が検出されたことに伴い、回収地点の周辺10km圏内が野鳥監視重点区域に指定され、旭山動物園も区域内であることから、1月28日から2月26日までの期間、環境省指針及び旭山動物園高病原性鳥インフルエンザ対応マニュアルに基づく対策を行っておりました。
この度、2月26日24時をもって、野鳥重点監視区域が解除されましたことから、実施しておりました次の対策を解除し、2月27日から通常の開園となります。
(1)ニワトリとアヒルの展示中止・観覧エリアの封鎖を解除します。
(2)かば館内のダチョウの展示中止・観覧エリアの封鎖を解除します。
ペンギンの散歩を再開します。
なお、昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大、収束に向けての感染防止の観点から、人を動かす呼び水にならないことを主眼に、積極的な広報活動(開始時刻等)は行わないこととしております。
園内でも開始時刻の公表は行わず、場合によっては、閉園時間後の実施や、積雪状況等から中止する場合もありますので、ご理解くださいますようお願いします。
人為的にウイルスが園内に持ち込まれることを予防するため、実施していました当該車両のタイヤ消毒と搭乗者の靴底消毒につきましては、解除とします。
なお、来園者の靴底の消毒は通年で行っておりますので、ご理解とご協力をお願いします。
2月23日夕方、イボイノシシの「ドゥニア(オス、6歳)」が死亡しました。
2月16日の朝から体調を崩し、治療を続けていましたが、23日にはエサも食べることができなく、自力での移動もできず、23日の夕方に死亡しました。
解剖の結果、心不全と診断していますが、内臓等も異常が見当たらず、病理解剖等で詳細を究明していくことになります。
3月のWEBカレンダーの動物はオオワシです。
オオワシはオジロワシよりもやや大きく、翼を広げると2m以上、体重も5キロ以上になります。
黒色の体に翼の一部や尾羽などが白く、大きな黄色い嘴を持っています。この一見派手な羽色も、枝に雪をかぶせた針葉樹の中に入ると保護色になり目立ちません。
個体数は5,000から6,000羽と推定され、開発による繁殖地の減少や鉛中毒などにより生息数が減少し、絶滅が危惧されています。
雪景色の中、白と黒のコントラストが鮮やかなオオワシを観察してみてください。
WEBカレンダーのダウンロードはこちら。
お使いのパソコンのモニターのサイズ(ピクセル)を選んでクリックしてください。 カレンダー2103_16:9(画像形式(JPG) 1,859キロバイト) カレンダー2103_16:10(画像形式(JPG) 2,084キロバイト) 壁紙2103_iphone(画像形式(JPG) 702キロバイト)
2月21日の13時30分頃、ヤギの「かん太」が死亡しました。10歳でした。
2月21日の朝、小屋で起き上がれない状況で発見され、その後一度は自力で立ち上がりましたが、昼頃には倒れ込み、体を起こすこともできなくなり、その後死亡が確認されました。
解剖の結果、老衰(歯の極度の摩耗と誤えん性肺炎)でした。
2021年2月18日にゴマフアザラシの「カムイ」(メス、20歳)が死亡しました
あざらし館で飼育していたカムイは妊娠の可能性が高く、2021年3月末の出産を見込んでいましたが、予定より1ヶ月以上早い2月17日の午後に水中で陰部から胎子の頭が出ていることを確認しました。通常出産は陸上で行われること、時期が早いことから流産しかけていると判断し経過を観察していましたが、同日中は胎子は出てきませんでした。
2月18日の朝の段階では陰部からは膜状の組織のみが出ており、すでに流産したと判断し、カムイもやや元気のない状態でしたが、同日12時頃水中で死亡した状態で発見しました。
解剖の結果、胎子は子宮内に残っており、胎子が入った子宮が捻転(途中でねじれている状態)していたことから、流産過程の前後で子宮捻転を起こし胎子を排出できなかったと考えられました。死因は子宮捻転によるショック(急性循環不全)と診断しました。
<カムイの来歴>
2000年春 幼獣の状態で保護
2001年6月13日 釧路市動物園から来園
旭山動物園では3頭の子が成育
7月から始まった(仮称)えぞひぐま館の工事。現在は、掘削や新たな場所の基礎工事の準備などが進められております。
前回お伝えした時期から、工事も冬の時期に突入し、今年は雪が多い旭川ですが、そんな中でもみなさんがんばって工事を進めてくださっております。
今回は、館内部分となる基礎工事や放飼場となる部分の変化をお伝えいたします。
手前:機械室部分にはコンクリートが流されました。
奥:モート部分も姿が見えてきています。
12月の様子
機械室部分の土留めに使っていたシートパイルを徐々に抜いていきます。
1月の様子
機械室部分の様子(12月)
モート部分の様子(12月)
館内となる部分の様子(1月)
掘削を始め、秋に埋めておいたH鋼が姿を現し、木板をはめ込み土留めをしています。
深さ約5mにもなります。
両生類・は虫類舎側の掘削も始まりました。
今回紹介した掘削の部分は、完成予想図の赤く囲った部分あたりになります。
今回はここまでとなります。今後は掘削が続き、館内部分の基礎工事が続いていきます。
次回は鉄筋を組んでいる様子など紹介できたらと考えています。
「モユク☆カムイ107号」が完成しました。
今回の表紙は「エゾモモンガ」。
モユク☆カムイ107号へのリンクはモユクカムイ107(PDF形式 5,738キロバイト)
1・ぼくは動物大使 その68 森の小さな忍者 エゾモモンガ
2・特集 動物たちの冬の過ごし方・戦略
3・飼育研究レポート~シンリンオオカミ ケンの最期~
4・動物園のお医者さんのカルテ~2020年の治療を振り返って~
フッターです。