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旭山動物園では、動物、そして動物の故郷である地域や地球の環境保全の取組を推進するため、様々な活動を行っています。
旭山動物園の環境保全活動のイメージロゴデザインは、北海道で人の手によって絶滅させられたエゾオオカミをモチーフにし、メッセージとして「For our only planet For all its life(すべての生命とたったひとつの地球のために)」を入れ、本園から世界にメッセージを発信し、活動を広げていきたいと考えております。
SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。 「持続可能な開発のための2030アジェンダ」として2015年の国連総会で採択された、人類がこの地球で暮らし続けていくために2030年までに達成すべき目標で、健康や教育、地球環境などに関する17のゴールと169のターゲットで構成されています。 旭山動物園では環境保全活動を始めとして、SDGsにつながる取組を行っています。
旭山動物園は熱帯雨林に多くの生物が生息するマレーシア・ボルネオ島での環境保全活動を支援しています。 ボルネオ島では、森林伐採やパーム油を採るためのアブラヤシのプランテーションへの転換などの原因から、熱帯雨林の面積が年々減少しています。これにより、動物たちの生活の場は失われ、オランウータンやゾウが食べるものを求めてプランテーションに入り、農場を荒らしてしまうことから、人との間で軋轢が起こっています。 本園は認定NPO法人ボルネオ保全トラストジャパン(BCTJ)と共に、感謝の気持ちを形にして現地の動物たちに届けることをコンセプトとして、「ボルネオへの恩返しプロジェクト」を立ち上げました。2010年には、本園とマレーシア・サバ州野生生物局(SWD)でボルネオ島の生物多様性保全に向けた合意書を結び、プロジェクトが本格的に始動しました。 これまでに、ボルネオゾウを森に帰すために使う「輸送檻」の製作・贈呈、ゾウを一時的に保護・収容する施設である「レスキューセンター」の建設などの支援を行ってきました。この保全活動の質や量を高めるために、2018年から国内の動物園6園とBCTJによる「ボルネオ保全プロジェクト」が始動しました。 これからも動物の故郷を守るために様々な保全活動を展開し、活動の輪を広げていきます。
ボルネオへの恩返しプロジェクトの詳細はこちら
BCTJとキリンビバレッジ(株)が提携した寄附型自動販売機を園内に設置しています。 飲料を買うと代金の一部が「ボルネオへの恩返しプロジェクト」の活動資金となる仕組みとなっています。 この寄附型自動販売機は旭川市内を始め、全国で稼働しています。
寄附型自動販売機の詳細はこちら
ボルネオ保全プロジェクトとイオンリテール(株)が提携した「ボルネオ保全WAON」が販売されました。利用金額の一部がBCTJに寄附され、ボルネオ地域の保全活動に役立てられます。※園内では販売しておりません。
ボルネオ保全WAONの詳細はこちら
商品を購入することで、売上の一部がBCTJの活動資金として寄附される支援商品を販売しています。 支援商品の詳細はこちら
園内の各売店・飲食店と協力してプラスチック製レジ袋の削減・簡易包装を推進しています。 また、本園で使用するポスターやパンフレットなどの紙製品には、FSC森林認証紙や道産間伐材といった環境に配慮した用紙を使用しています。
プラスチック製レジ袋の削減の詳細はこちら
環境配慮型用紙の採用の詳細はこちら
環境保全に積極的に取り組む団体を支援するために、園内売店で販売した紙袋やオフィシャルグッズの収益の一部を寄附しています。
環境保全団体への支援内容はこちら
道内の動物園水族館8園館が協働して、持続可能な生物多様性の保全に向け、北海道に生息している野生生物の域内・域外保全活動や自然保護活動を積極的に行うための「北海道いきもの保全プロジェクト」を実施しています。
北海道いきもの保全プロジェクトの詳細はこちら
園内の各施設や休憩所では、環境保全や野生動物の現状について学べるパネルを展示しています。野生動物の未来をつなぐために、私たちに今できることを考えるきっかけの場所となっています。 また、園内の「えぞひぐま館」「エゾシカの森」では、知床の環境教育や普及啓発、野生生物の保護管理・調査研究に積極的に取り組んでいる知床財団が制作した、知床での野生動物の現状と保全活動について学べる展示を常設しています。
環境保全活動に取り組む団体と協力して、環境保全に繋がる商品等を園内で販売し、環境保全に対する理解や関心を高めるためのイベント「あにまる・ハッピー・マーケット」を実施しています。
雪あかりの動物園でアイスキャンドルを灯すために使用したロウソクの一部をリサイクルするイベントを実施し、製作したロウソクを再利用しています。
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