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どうぶつえん日記

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令和8年5月「59回目の開園です」

「59回目の開園です」

 4月から旭山動物園の園長となりました中田です。 重責ではありますが、30年間の飼育人生で動物たち が教えてくれた命の強さや尊さを胸に、職員一同力を合わせて歩んでまいります。どうぞよろしくお願いし ます。
 
  さて、この手紙を書いているのは冬期開園終了間近 の4月上旬です。3/15に生まれたゴマフアザラシ の赤ちゃんは半分白い産毛、半分ゴマ模様となりお母 さんからの特濃な母乳を飲み丸々と成育しています。これまで旭山動物園でのアザラシは育児放棄によりや むなく人工保育に切り替えることが多くバックヤード での飼育管理でした。また3月下旬の出産が通例で一 番愛らしい産毛の時に冬期閉園となるため、皆さんに アザラシの育児姿を見せられていませんでした。でも今回は久しぶりにお母さんが育てる自然哺育。また予 定より10日ほど早い出産となり、2~3週間しかな いアザラシの子育て期間を長くお見せできて良かったなと思っています。この手紙が届く頃には全身ゴマ模 様で独り立ちしている「ちびゴマ」になっていることでしょう。お楽しみに! 
 
 お楽しみといえばもう2つ。夏期開園からマヌルネ コ舎がリニューアルオープンしました。これまでの放 飼場の横の斜面を利用し、岩棚や芝生エリア、冬には雪が積もりマヌルネコの魅力がより伝わる施設となります。どんな動きをしてくれるか?今から楽しみです。
 
  また園内に子供たちが 遊べる遊具施設 を2か所設置しました。1つはインクルーシブ遊具で、障害の有無、年齢、性別に関わらず全ての子供たちが一緒に遊べる「みんなの広場」、もう1つは動物の能力を体感できるコンセプト遊具「わくわく広場」です。「ヤギってこんなとこ ろを歩くんだ」とか「オランウータンってこんな感じ で渡ってるんだね」と動物の気持ちになって動物のすごさや能力を感じてくれたらうれしいです。 これからも動物たちがより輝き、子供たちの笑顔が弾ける、そんな動物園でありたいと思います。
 
                   きなこ
                   ゴマフアザラシの赤ちゃん(3/26撮影)
令和8年5月14日
旭山動物園 中田