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令和7年6月「自然と人の間で」
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令和7年6月「自然と人の間で」
更新日:2025年6月5日
ページID:081907
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環境の変化と伝える力
桜のシーズンも終わり新緑や田んぼに張られた水がキラキラと輝いています。今年は桜の開花のニュースよりもヒグマの出没やエゾシカを襲っている、食べているなどの目撃ニュースの方が多かったのではと感じました。目撃情報が増えているのはヒグマが人の生活圏の近くに現れる頻度が高くなっている、日中に活動的になっているなどの傾向はあると思いますが、道民の関心が高くなっているから今までは気づかなかったけど気づくようになった、あるいは今までは見たけど通報しなかった情報が集まるようになり結果的に目撃が増えている一面もあるのでしょう。ヒグマの数が「爆発的」に増えているということではないことには注意が必要だと思います。自分もヒグマに関心が高いのでネットでチェックするのですが、自分の開くネットニュースで自分だけ優位にヒグマ関連のニュースが多く表示されるのかもしれませんね…。
ヒグマ情報の中でエゾシカを襲ったり食べていたりしている目撃情報を目にしますが、肉食傾向が強くなると、とか肉の味を覚えたらとか不安を感じる指摘も見られます。本来のヒグマは草食傾向が強く、肉食はまれと一般的には言われていますが果たしてそうなのでしょうか?明治から昭和にかけてエゾシカは豪雪の影響やなんといっても狩猟により激減しました。絶滅宣言が出されたり禁猟になったりもしていました。その様な状態が数十年続いたのです。食べたくてもいなくなってしまったのです。その代わりにフキやドングリなどが食べ放題、そんな食生活が何世代にもわたり続いていたのだと思います。現在は明治以前の状態に戻りつつあるのでは、そんなことを考えたりもします。
一昨年保護収容したすなすけは二冬を超えヒグマらしい容貌になってきました。ですがまだまだこどもの無邪気な一面が顔を出します。警戒心より好奇心そんな一面が見られます。すなすけは野生にいたら独り立ちをして自分の新たな住処を見つけなければいけません。新たな場所に踏み出すには「警戒心より好奇心」はとても大事な感性かもしれませんね。でもそれが人里に近づきすぎ、捕獲駆除せざるを得ないことにもつながってしまいます。すなすけのむしゃきな姿を見ながらふと考えてしまいました。
推定2歳のすなすけ
令和7年6月5日
旭山動物園 坂東
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