文化芸術振興基本計画の内容 8 学校教育における文化芸術活動の支援に関すること
8 学校教育における文化芸術活動の支援に関すること(第8号関係)
現状と課題
文化芸術は、一世代で終わるものではなく、次世代へ脈々と受け継がれていくものであります。 こうした次世代を担う子どもたちを育成することは重要な課題であり、学校教育における文化芸術活動が果たす役割は大きなものであります。 学校教育における文化芸術活動を活性化するためには、これまで学校の先生が果たしてきた役割も重要なことですが、今後、その体制をより強化し、文化芸術活動団体との連携・協力を検討する必要があります。
基本方針
- 子どもたちが文化芸術活動を行いやすい環境づくりに努めます。
- 子どもたちが文化芸術を鑑賞する機会を設けることで、その興味や関心の高揚を促し、文化芸術に携わる人材の育成を目指します。
- 学校と文化芸術活動団体等との協力体制の構築に努めます。
施策の概要
- 学校教育における部活動を支援します。
- 小中学校における文化芸術の鑑賞・体験の機会を充実します。
具体的事業例
実施継続している事業例
- 体育・文化活動の推進(学務課) 中学校における部活動に必要な物品を整備します。
- 各種大会選手派遣費等の支援(学務課) 全道・全国大会に出場する児童生徒の派遣費と各種大会の開催経費の一部を支援します。
- 彫刻巡回展示(彫刻美術館) 市内小中学校に彫刻を一定期間配置する巡回展を実施し、児童や生徒の鑑賞する機会を提供します。
- 中学生のための札響コンサートの開催(負担金)(学務課) 中学校における文化活動を振興するため、札幌交響楽団のコンサートを共催します。
- 旭川市小学生ミュージカル鑑賞教室の開催(教育指導課、文化振興課) 芸術の素晴らしさに感動することなど、豊かな心を育むことを目的として、小学校6年生を対象に、プロの劇団によるミュージカル(寄附公演)鑑賞の機会を提供します。
今後、検討する事業例
学校と文化芸術活動団体とを結ぶコーディネート事業の検討 文化芸術活動団体から講師派遣などの協力を仰ぎ、学校教育における文化芸術授業の展開などを検討します。
旭川市文化芸術振興基本計画(目次)
- 計画策定の主旨
- 計画の位置付け
- 計画の期間
- 計画の評価
- 計画の内容(基本項目)
(1) 市民等の文化芸術活動の促進に関すること
(2) 市民等の文化芸術に対する意識の高揚に関すること
(3) 文化芸術を担う人材の育成に関すること
(4) 文化芸術に係る交流及び情報の発信の促進に関すること
(5) 市民等の文化芸術に接する機会の拡充に関すること
(6) 文化芸術活動を行いやすくするための環境の整備に関すること
(7) 青少年、高齢者、障害者等の文化芸術活動の支援に関すること
(8) 学校教育における文化芸術活動の支援に関すること
(9) アイヌ文化の振興に関すること
(10) 地域の歴史的文化遺産の保存及び活用に関すること
(11) その他文化芸術の振興に関する重要なこと - 計画の推進と施策の展開方針