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シンリンオオカミのレラについて

シンリンオオカミのレラについて  

 7月27日の午前にシンリンオオカミのレラが外の放飼場で横たわっているのが発見され、収容し治療および検査を行いました。
 放飼場でノチウとワッカがレラの首元やお尻を噛んでいたこともあり、現場を見た方は攻撃されていると思われたかもしれませんが、レラに外傷はなく、おそらく他の2頭が弱っているレラを気にかけ優しく噛んで確認をしていたのだと思います。
 レラは13歳と高齢で、一般的な体力も衰えてきていますが、妹弟のワッカ・ノチウとともに生活をしていました。
 

 これまでの経過ですが、レラは3月頃から体調を崩すことが多くなりました。
 日中寝ている時間も多くなってきたため検査をしたところ心臓に原因があることが分かりました。心臓の動きを良くするお薬を与えたところ回復が見られたため投薬を続けていましたが、日によって体調の悪い日と良い日がありました。それでもガイドの最後には歩いてきて、他の2頭と同じくらいの勢いでおやつを食べていました。
 

 現在は寝室で点滴をし安静に過ごしていますが、ノチウとワッカが網越しにレラの姿を確認できるようにしてあります。
 今日はヒナ肉も食べ、自分で体の状態を右下にしたり左下にすることができています。
 今後も獣医と相談しながら、少しでもレラが快方に向かうように努力していきたいと思います。
 

シンリンオオカミ・ととりの村担当 原田 佳