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4月から動物園で働いている小西と申します。 こども牧場でヒツジを担当させていただいていますが、ヒツジとはどんな動物なのか?と調べることから始め、今ではすっかりヒツジの虜になっています。 ヒツジと聞けば、モコモコの暖かそうな羊毛に包まれている姿を想像すると思います。 こども牧場のヒツジたちもモコモコの羊毛をまとっており、触るととっても柔らかく、まるで布団のような心地よさを感じることができます。 しかし来る夏の暑さに備え、5月末に"毛刈り"を行いました。 毛刈り前は毛が多くて痒いのか、自分で柵に体を擦り付けて上手に体をかく姿を目にしましたが、毛刈り後はサッパリ・スッキリし、足取りも軽やかになったように見えます。
毛刈り前でモコモコのユノ
毛刈り後のスッキリしたユノ
しばらくはモコモコの羊毛が見られず、少し寂しい気がしますが、毛のないヒツジは今の時期しか見ることができませんので、どんな体をしているのか、じっくり観察してみてください! そして、こども牧場には今年の2月に生まれた仔ヒツジの「ナツメ」がいます。私がヒツジの担当に就いた頃のナツメは、まだ哺乳瓶でミルクを飲んでいる赤ちゃんでした。 仔ヒツジの成長と共にお母さんヒツジの母乳は少しずつ出る量が減っていき、やがて出なくなって離乳となります。同じようにナツメの成長にあわせ、ミルクの量を減らし離乳しましたが、授乳の時間になるとミルクを欲しがり鳴くので、私も飲ませてやりたい気持ちをぐっと堪えて、無事に卒乳できました。 それからのナツメは青草のおいしさを知ったのか、放飼場内に生えている雑草を食べ歩き、 時には柵の間から顔を出し、場外の草をつまみ食いするほどに…。 6月から、餌として青草を与えはじめましたが、大人のヒツジやヤギに負けず劣らず、モリモリ食べている姿は、もう赤ちゃんではなく立派なこどものヒツジです。 だんだんと体も大きくなってきて、ほんの少しだけ貫禄を感じるナツメの成長を皆さんにも見守っていただけると嬉しいです!
嬉しそうに尻尾を振りながらミルクを飲むナツメ(4月頃)
たくさん草を食べて成長中のナツメ
こども牧場担当:小西彩夏
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