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しいくのぶろぐ

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「はじめまして!」

「はじめまして!」

 はじめまして!
 こども牧場ヤギ担当の藤原真凜と申します。
 飼育員になる前は旭山動物園の管理事務所で3年間勤務しておりました。
 幼い頃から旭山動物園で動物の命を通し沢山の事を学ばせていただき、それが今伝える側になっていると思うとやりたいことがありすぎて毎日試行錯誤の連続です。
 熱い想いを持った先輩飼育員たちの背中を見て日々努力する事を怠らず、邁進して参ります。よろしくお願い致します!

 さて、ヤギの近況ですが

 冬毛から夏毛に生え変わり、全体的にスリムボディになりました。
 …のはずですが、昨年9月に生まれた「かえで」と「あかね」が急激に成長しており、夏毛でも冬の姿以上に大きくなり、「かえで」に関してはお母さんヤギの「こむぎ」とほぼ変わらないくらいになっています。

かえでとこむぎ
(左)0歳9ヶ月のかえで (右)2歳2ヶ月のこむぎ 


 ヤギは家畜動物。約8000年前から人間と共に助け合いながら暮らしてきました。

 ヤギを家畜化し食の安定を与える代わりに、人間は毛や乳をヤギから分けてもらい、ときには肉としていただくなど、たくさんの恩恵を受けています。
 ヤギの成長が早いからこそ人は共に暮らすことを選びました。そしてまたヤギたちもこの共生があったからこそ安全に子孫を生み育ててきました。

 今回の「かえで」や「あかね」の成長のスピードを目の当たりにし、昔から人とヤギお互いがお互いを必要として生きてきた意味をよくよく知り得ました。

 しかし、そんな事が頭によぎるのは少しの間だけで、ヤギたちは今を懸命に生きるため草をせっせともぐもぐし、うたた寝をし、橋をヒョイと渡ったと思いきや、急に崖をものすごいスピードで駆け降りたりしています。日々こんな姿を見て、ヤギの凄さ、美しさ、愛らしさを感じています。

ヤギ


 今年の春の休園期中に第2こども牧場をかなり改造しました。ヤギとヒツジの展示スペースを広げ、ヤギ専用の橋をルート変更や高さ調整の為、全て一旦取り壊し新たに建て直しました。放飼場前にはニレの木を、放飼場内の崖面には桜の木を植えました。

 最近は、ちょっとした菜園も始めました。
 青梗菜(チンゲンサイ)や小松菜は種まきをして1週間くらいで発芽しました。どれも成長が早くて、私を置いていかないで…(笑)となります。
 ゆくゆくは、ヤギやヒツジの糞を堆肥にして循環型菜園にしようと思っています。
 楽しみにしていてください!

菜園

菜園の写真


 3年間闘ってきた某感染症もようやくフェードアウトの段階がきて忙しい日々が続いてるかと思いますが、皆様がヤギを見ながらホッと落ち着けるような雰囲気作りをしていきたいなぁと思っております。

 皆様お一人お一人との交流を大切にしていきたいたいと思っておりますので、ご来園された際はぜひお声かけください!

ヤギ集合

旭山動物園のヤギたち

こども牧場担当:藤原真凜