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10月になり、レッサーパンダにとっては過ごしやすい気温になってきました。
SNSでは随時更新しておりました、仔の続報です。
ようやく母乳よりも竹を食べる頻度が増えてきました。
また、SNSをご覧になっている方はご存知かと思いますが、9月26日からすでに仔は放飼場に出る練習を不定期で行っています。
外での様子を書き連ねるにあたって、双子の個体の様子を伝えやすいよう、タイトルにあるとおり、もう一つのご報告させていただきます。
オス「蓮蓮(レンレン)」
メス「桜桜(リンリン)」
となります。
●(1)蓮蓮
●(2)桜桜
名前の由来に関しては、完全に私の個体に対するイメージと理想です。
オスの「蓮蓮」は父のプーアルのように、のんびりした性格で、移動させるために抱えている時ですら居眠りができるほどです。大きくなっても、プーアルと同じように冷静でどっしり構えられる父親になって欲しいと思います。
※蓮の花言葉「清らかな心」「神聖」「冷静沈着」「雄弁」
メスの「桜桜」は、天真爛漫で物怖じしない自由な性格です。母の渝渝(ユーユー)のように容姿や立ち振る舞いに関しても、べっぴんさんが滲み出ると良いなと思います。
※桜の花言葉「精神美」「優美な女性」「純潔」
読み方について、中国読みの発音が分かる方にとっては、いささか疑問ではあると思います。
本来の読みをカタカナで表すのであれば、「蓮」は「リエン」、「桜」は「イン」となります。
今回は、我々飼育員含め、多くの来園者に呼んでいただいたときの呼びやすさ、双子での音の響きを優先し、この読みに決めました。
さて、ここからは放飼場での様子になりますが、蓮蓮も桜桜も初日から落ち着いていました。
蓮蓮は母の渝渝から離れないようにくっついてまわる様子でしたが、桜桜はすぐに一人であちこち大冒険。
そして何よりもお待ちかねだったのが、母の渝渝でした。
どうしても仔ばかりに意識が行ってしまいますが、仔よりもずっとずっと外に出れていなかったのが母親です。
久しぶりの外であちこちにマーキングをして、仔をそこまで気にしすぎる様子もなく、放飼場の雑草を食べたりと、自由に過ごしていました。
一通り満足するとすぐに部屋に戻りたくなっているようでしたが、、、
今では仔も放飼場の落ち着く場所を発見したようで、渝渝が先に室内に戻っても起きないほどグッスリと熟睡していることもあります。
また、放飼場の植物と戦ってみたり、ツタをしゃぶってみたり、母親の尻尾を噛んだまま引きずられてみたりと、子供ならではの行動で外の生活を満喫している様子です。
外での様子は、SNSで随時動画が上がっていくと思うので、チェックしてみてください。
さて、ここまでいっぱしの飼育員ぶった文章をつらつらと並べてきましたが、恥ずかしながら担当者である私自身、正直まだ仔の顔面単体では蓮蓮か桜桜なのか100%の自信がありません。
全身や、動いているしぐさを見れば分かるのですが、早く静止画の顔面単体でも判別がつくようにならねばと焦りを感じています。
●(3)どっちがどっちかな
最後にはなりますが、現在はまだ外の環境に慣れる時期であるとともに、外に慣れる方法も今までとは異なるため、外に出すかどうかはその時の気温や気候で判断をしています。
そのため、出る時間も何時まで出すかも不定期とさせていただいています。
あらかじめご了承ください。
(はちゅう舎・ゲテモノ・小獣舎担当:鈴木 達也)
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