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ページID:071362
今年はととりの村でキンクロハジロが卵を産みました。
昨年は卵を産まなかったため、巣箱の中や茂みで卵を抱いているキンクロハジロを見たときには、どんなヒナが見られるのだろうと期待で胸がいっぱいになりました。
卵を抱くキンクロハジロ
卵が孵った後の安全を考え、孵卵器で人工ふ化を行っていたのですが、待望の1羽目はなんと、ととりの村の池でカルガモがかえしたのです。
キンクロハジロが卵を産み、出かけている隙にカルガモがキンクロハジロの巣に入って卵を抱き始めたか、キンクロハジロがカルガモの巣に托卵したのか、真相はわかりませんが、キンクロハジロの小さな黒いヒナはしっかりとカルガモの母について行き、元気に成長しました。
一緒にふ化したカルガモのヒナにつつかれた時は、得意の潜水でかわす姿も見られました。
時にはキンクロハジロの群れの中で泳いだり、マガモの群れの中にいたりもしていました。
ととりの池でふ化したキンクロハジロのヒナ
そして現在は、成鳥と同じくらいの大きさまで成長し、くちばしの付け根に白い模様ができ、羽の色もキンクロハジロらしくなってきました。
孵卵器で温めていた卵も、7月9日から次々とかえり、現在8羽のヒナたちがすくすくと育っています。
孵卵器でふ化したキンクロハジロのヒナ
大きくなりました
潜水が得意なキンクロハジロのヒナたちが、来年の夏、ととりの村の池で泳ぐ姿をたくさんの方に見ていただけると嬉しいです。
ととりの村担当:原田佳
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