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ページID:070887
皆さんこんにちは。はじめにこれだけは言わせてください。とうとう開園しました。皆さんに動物たちと会ってもらえる日々が待ちどうしかったです!
さて、今年の春の閉園から臨時閉園にかけていつもの動物園の日常と最も違うところは園内の人の数です。コロナ禍で人がいなくなった街などに動物たちが出てきたというニュースを見聞きした方も多いと思いますが、やはり人の数が減った動物園内でもそうではないだろうか?という変化が見られました。
変化その(1)、カラスの数が増え行動が大胆になりました。嬉しくはないですがこれが1番目立ちました。
変化その(2)、野生のエゾリスが園内でも走っているのを見るようになりました。園外の森には生息しているので、人がいないのをこれ幸いと餌を探しにきたのでしょう。
園内に入ってくるようになったエゾリス
変化その(3)、園内には野生のエゾユキウサギが生息しているのですが、あまり人のこと気にせず姿を見せるようになっていました。
昼間から出没するエゾユキウサギ
これらの変化も人の数が元に戻ってくると以前の状態に戻ってしまうでしょう。でも、人がいなくなるということが他の生き物にとってどういうことか実感できる変化であり、人と周りの生き物の力関係を目に見えて捉えられる出来事でした。
それに対して動物園の動物たちはどうかというと、あまり変化は無いという印象です。彼らは北海道の春をいつもどおり楽しんでいるなあという感想です。
今後もコロナ禍で制限のある生活がしばらく続くでしょうが、、対策はしてありますのでせっかくの良い季節、動物園の動物たちに会いにきてください。
副園長・トナカイ担当:池谷優子
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