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気づけば飼育係になって14年経とうとしている。
あさひやまといえば有名なのは、飼育係の手書き看板。
でも自分が入った14年前は、マリン(ぺんぎん館・あざらし館)の女性スタッフがほとんどプロ並みってぐらい絵が上手くて、看板の絵はマリン女子に依頼する人が多かった。絵が上手い一部の人が描けばいい、というわけだ。
たしかに、マリン画伯の絵の横に自分の絵を貼るのは勇気がいる。
でもなんとなく「これでいいのかな」と思ったのと、ヘタの横好きで「絵だって才能じゃなく努力である程度上手くなるはずだ!」そんな思いで、いつからか絵を自分で描いてみるようになった。
最初のころの絵を思い出すと、よくもまあ恥ずかしげもなくお客さんの前に貼ったもんだと思うほどのデキだったが、そんな自分も14年も経てば、まあ人に見せられるぐらいの画力にはなったんじゃないだろうか。
(今思えばマリン女子だって努力で習得したのだろう)
<写真:うむ、いいデキだ!まさに自画自賛。>
今では男性スタッフにもお絵かき男子はずいぶん増えた。
しかし、当時自分が尊敬し目標にしていたマリン画伯のうち二人までが動物園を引退してしまったのは寂しいことだ。
お二人の絵は今も園内に残っていて、ふと目に入ると「あの二人元気にしてるかなあ」と思ったりする。
(もうじゅう館・フクロウ担当:大西 敏文)
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