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アムールヒョウの子2頭、はやくも生後一か月を過ぎました!
<写真1>すでに子の目も開き、まだ巣箱からは出ないながらも、子供同士でじゃれ合ったり母親にじゃれ付く姿がモニターで観察できます。
自然界では、ネコ科肉食獣の子が一年生存する確率は約50%といわれます。
母親一頭での子育て。野生下では巣穴に子供を残して狩りに行かなければなりません。留守の巣穴を天敵に狙われたらひとたまりもありません。いわゆる猛獣といわれる肉食獣も、野生下で命を繋ぐのはとても難しいのです。
動物園のアムールヒョウも、野生と同様に子育てをします。モニターで見ると、巣箱のなかは意外と綺麗なのがわかります。
子の排泄物はすべて母親が舐め取ってしまいますし、母親自身は巣穴の外で採餌、排便してから巣穴に戻ってきます。巣穴が汚れれば天敵を引き付けてしまうし、不衛生で子にも悪影響が出てしまう。動物園育ちのヒョウも本能的にそれを知っている、というわけです。
さて!みなさんおまちかね、先日子2頭の性別判定をしました!
結果は・・・
オス1頭、メス1頭でした!!!
<写真2>左がオス、右がメスです!
やはりカラーで見ると印象も変わりますね。
野生下・飼育下を合わせても世界に300頭ほどしかいないアムールヒョウ。絶滅危惧種の中でも、最も絶滅に近い動物のひとつと言えます。
2/300を、今両手に抱えている。そう思うと色々考えさせられます。
体重測定もおこなっており、9月18日でオス2.00kg、メス2.40kgでした!
そんな体重測定の動画はコチラ → アムールヒョウの子・体重測定2017年9月11日
隣の部屋に分けた母・ルナが怒ってますが・・・ちょっと失礼して、子の成長をチェックしました。
2頭の展示開始、みなさんへのお披露目は11月ごろかな?と考えています。
それまではモニターごしになりますが、ルナの育児や子の成長を見守りながら、展示開始をしばしお待ちください!
(もうじゅう館担当:大西 敏文)
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