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(写真:かぴばら館)
冬期開園が始まりました。紅葉は終わり木の葉は落ち、一面の雪景色でもなく、ただただ寒々とした景色の時期です。来園者も一年で最も少ない時期なのですが9月10月の震災・全停電の影響は引きずるのでしょうか?それにしても雪が降りません。遅い初雪は降ったものの地面が白く覆われることはなく、やたら風が冷たく感じられる日々が続いています。キリンの子の愛称募集も始まりました。これから本格的な冬を迎えますが多くの方に成長を見守っていただければと思います。キリンのゲンキですが、昨年の夏頃からメスに対して付きまとう執着がなくなり、落ち着きのあるオスになっていたのですが、メスの結の出産後、結が子供といることで子供をライバル視しているような状況が見られるようになってきました。本来であれば3頭での同居が自然なことなのですが、ゲンキに関してはそう簡単にはいきそうにありません。ただゲンキはメスに対しての執着が強かった頃、自分だけが寝室に残されることや放飼場でもサブ放飼場で隔離されることで暴れ回りゲンキ自身に事故が起きる心配もあった個体なので今後のキリンの飼育では試行錯誤が続きそうです。 レッサーパンダの子もスクスクと成長し皆さんの前に姿を現すようになりました。また雪の中でじゃれ合う姿に心温まる季節が来るんだなと思わずほおが緩みます。 おたる水族館からジェンツーペンギンの雌2羽が来園しています。今年の冬は久しぶりに賑やかなぺんぎん館になりそうです。キングペンギンの茶色のキウイのよな雛も順調に成長しています。マヌルネコの冬毛のモフモフも楽しみです。
そうそう、カピバラの室内展示場もオープンしました。昔は看板の「げっ歯目」を「げっぱめって何これ?」くらいしか関心を持たれていなかったのですが、近年はなぜか大人気です。冬期間は展示していなかったため、カピバラは見れないの?との問い合わせが多くありました。今シーズンから通年でご覧いただけます。室内ではとても間近で観ることができますよ。 ゆっくりロードのイタチの仲間の飼育展示場、こども牧場のニワトリアヒル小屋の新設工事も着々と進んでいます。 冬期開園期間中も来年の春からも充実した時間を提供できるよう頑張っていきます。 トナカイの雄の立派な角クリスマス前後までしか観れませんよ…。 旭山動物園 園長 坂東 元
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