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さてさて全く冷え込まない日々が続いています。 例年ならばあざらし館のプールの凍らせ作戦や、 雪あかりの動物園のための風船、 アイスキャンドル作りを始めていなければいけないのですが… 週間天気予報とのにらめっこが続いています。 雪も少ないし。 まぁ愚痴っていてもしかたがないのですが、 天候に逆らおうなんて考えてもしかたのないことです。 時を待つしかないのです。 っていいながらこの号がでる頃にはどうなっているのかとふと心配になります。 先日ネットでニュースを見ていたら、「沖縄でフラミンゴ」の記事が出ていました。 「もしかして!」「生きていたのか(^O^)」「沖縄で捕獲作戦か!」 「作戦はできている!」「沖縄なら楽しいかも(^O^)」等同時に複数の考えが頭を巡りました。 やはり未だに気になっている自分に気づかされました。 しかし冷静に写真を見ると、 羽根のこげ茶の模様、体型などから1~3歳くらいの亜成鳥であると思われ、 旭山のフラミンゴではないと判断できてしまいました。 どこから来たのか不明、とありましたが、 野生個体の亜成鳥が一羽でということは迷鳥としても考えにくく、 飼育下の個体と考えられます。 フラミンゴは個人でも飼育することが可能ですし、 昔は遊園地などでも飼育されていました。 沖縄でなければ近隣の国の飼育個体ということも十分に考えられます。 昨年9月にアメリカの動物園から来園したアムールトラ、 たくさんの方からお披露目はまだか?の問い合わせをいただいていました。 オスは5歳メスは4歳でもうすっかり成獣で、別々の動物園で生まれ飼育されてきました。 本来であればもっと早くにペアーを組んでいていい歳です。 個体情報から日本での一般的なトラの飼育方法とは 大分違う環境で育ってきたことがうかがえました。 朝寝室から放飼場、夕方放飼場から寝室というルールで飼育していないようでした。 成獣になってからの環境の変化、特に飼育の仕方の大きな変化への順化は時間がかかります。 というわけで、寝室から別の寝室への移動から始まり、 個体にストレスをかけないように徐々に旭山の飼育環境に慣れるように じっくりと時間をかけました。 オスのキリルは後は放飼場に出すまでになっていたのですが、 「たくさんのお客さんを見ると興奮してパニックになる」という理解に苦しむ情報がありました。 そこで休園期間の正月に放飼場に出してみました。 複数の職員で見守っていたのですが、 当初は檻越しにアタックをしてきたのですがすぐに収まり となりのライオンにも目を合わせるだけで興奮する様子もありませんでした。 一月の初旬からキリルの放飼、展示を始めました。 メスは?なかなか寝室でリラックスしてくれません。 もう少し時間が必要です。
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