旭山動物園の教育活動とは?

最終更新日 2021年3月8日

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旭山動物園の教育活動とは

テーゼ「伝えるのは生命の輝き」詳細のイラスト

 当園では、動物園が持つ使命・役割を全うするため、「伝えるのは命の輝き」というテーゼを設定しています。ペンギンが泳ぐ姿に歓声をあげるとき、ウサギとふれあい、温もりを感じて笑顔になるとき、命はその人の心に伝わっています。これが、「命の輝き」を伝えるスタート地点だと考えています。

体験できる場として

 動物園には、実際に見て、聞いて、においを嗅ぎ、触って学ぶことのできる教材がたくさんあります。また、動物園だからこそ体験できる学びの形があります。

・「もぐもぐタイム・なるほどガイド」

  飼育員が直接皆さんの前に立ち、動物について解説し、興味を持ってもらう。

・「手書き看板」

  動物たちの情報や生態、野生下での現状などを伝える。

・「ふれあいの時間」

  カイウサギやモルモットとのふれあいをとおして命のあたたかさを伝える。

 テーゼ「伝えるのは命の輝き」を柱に、「旭山動物園の魅力ある動物舎と行動展示」を楽しみながら体験することで、「地球環境保全」「野生動物との共生」への気持ちを育んでいけたらと考えています。

学校教育との連携

 学校教育に対しては、園内でのガイドや体験学習だけでなく、飼育スタッフが学校などに出向く出張授業や、教室にいながら動物の様子を観察できる遠隔授業も行っています。

 動物園は教材の宝庫です。頭骨や卵などの標本はもちろんのこと、「もぐもぐタイム」などのイベント、さらには、動物そのものや飼育スタッフも教材として扱うことができます。

 これらの教材を授業で利用する際には、先生方から「こういった学習目的で授業を行いたい」とアプローチしていただければと思っています。そこから、学習目的に合った教材やガイド、体験学習を提案していきます。

 また、先生方と一緒に授業全体を練り上げ、新たなプログラムを創り上げることも行っています。