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生まれたり、死んでしまったりするので、数はいつも同じということはありません。だいたい100種類、650点くらいいます。
赤ちゃんがうまれたり、反対に死んでしまうこともあるので、増えることもあれば、減ることもあります。
しかしもちろん生き物のことなので、多いときも少ないときもあり、どのくらいといった数字を出すのはむずかしいです。
今のところ予定はありません。
「野生動物をつかまえてくる」ということはしません。
旭山動物園以外のいろんな動物園からもらったり、借りたりします。動物商という人からお金を出して買ったりすることもあります。また反対に、旭山動物園から他の動物園に貸し出しもしています。
どんな動物でも、すばらしい能力と美しい姿を持っています。どんな動物でもめずらしいといえるのではないでしょうか。
みなさんの好きな動物は何ですか。みなさんそれぞれでちがうと思います。1日中、ニホンザルを見ている人もいれば、たくさんいるアザラシを見分けられる来園者の方もいます。
人気の動物については、これということは言えません。動物はみんな、いつでも、いつまでも人気のはずだからです。
動物園の動物は、こども牧場の動物を除いてすべて野生動物です。野生動物は、みなさんがおうちで飼えるようなイヌやネコとちがい、基本的に人になれるということはありません。動物たちが飼育係の顔を覚えていることはありますよ。
どんな動物でも、その動物本来が持っている能力はすごいものです。みなさんがそれぞれで探してみてください。
動物によってそれぞれちがいますが、それぞれの動物にあわせて、「ここなら安心して赤ちゃんを生んで育てることができる」と思ってくれるような環境(かんきょう)を整える必要があります。
その動物の担当者が決めたり、公募(こうぼ)してお客様に付けてもらうこともあります。
ほとんどの動物は、エサは1日に1回です。もぐもぐタイムであたえているエサは、おやつ程度の量です。
旭山動物園全体の1年間のエサ代はだいたい4000万円ぐらいです。1ヶ月にすると、およそ330万円。1日にすると11万円ほどかかっています。動物の数の割には、安い方なんですよ。
一番エサの量が多いのはカバで、ペレットや干し草などを1日35キログラムぐらい食べています。
一番高いえさを食べているのはキリンで、牧草や木の葉など合計で2,500円ぐらいかかっています。
野菜やお肉、魚、牧草などいろいろなエサがありますが、たいていは卸売業者(おろしうりぎょうしゃ)から買います。
野菜などはみんなが食べているものと変わりません。動物だからといって、痛んでいるものや、ちょっと悪くなっているものをあたえることはありません。
もぐもぐタイムは、動物たちのご飯の時間ではありません。動物たちが食べている姿を来園者のみなさんに見てもらおうという時間です。
いろんな動物がたくさん見られた方が楽しいですよね。だから、それぞれの動物で時間が異なります。ちゃんとしたご飯は、夕方にお部屋の中で食べていますよ。
動物園では、体を洗ったりはしません。動物はそれぞれでニオイがちがい、そのニオイというのは、動物にとって繁殖(はんしょく)相手を見つけたり、自分のなわばりを示すための大事なものです。それぞれのニオイを動物園でかいで比べてみよう。
動物をにがしてしまうことは、飼育係にとって一番やってはいけないことで、もしにがしてしまったらとてもはずかしいことです。常に動物舎のカギのかけ忘れがないか、とても注意して仕事をしています。
ただ見られているだけでは、こわがったりストレスになっていることはないと思います。逆に、人間に興味を持って見にいく動物もいたりします。
しかし、大声を出しておどろかしたり、フラッシュ撮影(さつえい)が禁止なのにフラッシュを使ったり、エサを勝手にあげてしまうといったことから、こわがったり、ストレスを感じる動物がいます。
園内の看板などをよく見て、みなさんも気をつけてくださいね。
本来、野生で生きているところが同じであれば、おたがいの存在がプラスのしげきになって、動物園で楽しく健康的に過ごすことができるからです。
他にも、あざらし館ではアザラシとオジロワシ、きりん舎ではアミメキリンとホロホロチョウがいっしょに暮らしてもらっています。
お部屋の中には、ちゃんとストーブがあります。そうじなどで外に出す場合も、夏より時間を短くします。
でも、動物たちは楽しそうに雪で遊んでいることもありますよ。雪の中の動物たちを見に来てみよう。
ペンギンやホッキョクグマもプールの中を泳いで、暑さしのぎをします。また、クーラーやこおらせたエサをあげたりといった飼育の工夫もしています。
でも、やっぱりさむいところにすむ動物は、夏はあまり動きが良くないですね。
野生では冬に食べ物が少なくなることから冬眠(とうみん)する動物がいますが、動物園ではエサにこまらないので、冬眠(とうみん)する必要がありません。
冬眠(とうみん)をしているときは、食べ物をほとんどとらず、体温も低くなり、失敗すると死んでしまうこともあります。ですので、動物園ではほとんど冬眠(とうみん)させません。
最初は新しいところにとまどっていますが、すぐになれて野生本来のすごい行動を見せてくれますよ。今までなかなか赤ちゃんを作ってくれなかった動物が、新しいところですんなりと生んでくれるようになることもあります。
体もやせてくる、毛並みが悪くなってくる、歩き方がおかしいなど、いろいろ見られるようになります。どんな小さな変化でもみのがさないようにし、動物の健康管理をしています。
健康管理に気をつけ、なるべく病気にならないようにしていますが、年をとった動物だと、がんがよく見られます。サルの仲間だと、カゼも多いです。
日頃(ひごろ)から病気にならないように、飼育係がよく観察していますが、それでも病気になってしまったときは、動物園のお医者さん(獣医:じゅうい)が動物の症状(しょうじょう)を見て治療(ちりょう)や手術をします。
とっても残念なことですが、動物はいつかは死んでしまいますね。でも、悲しんでいるだけだと、死んでしまった動物がかわいそうです。だから、動物園のお医者さん(獣医:じゅうい)がその動物を解剖(かいぼう)して、死んだ理由をつきとめ、病気やケガが他の動物に広がらないようにします。また、教材や標本、研究資料として活用することもあります。
旭山動物園には、動物のお骨を埋葬(まいそう) するお墓はありません。でも、慰霊碑(いれいひ)というのがあって、毎年7月には、動物園スタッフみんなで、そこで手を合わせて、亡くなった動物達の供養をしています。
1967年(昭和42年)の7月1日にオープンしました。2022年に開園55周年をむかえました。
建設予定では、旭山の他にも神楽岡、嵐山、近文などが候補にあがっていましたが、旭川駅から旭山まで電車が走っていたこと、旭山は桜の名所であることなどから、旭山に動物園を作ることになりました。
1967年(昭和42年)の開園当時にかかった費用(お金)は、およそ2億8千万円です。
これは今のお金の価値にすると13億円くらいなのですが、現代では建物を建設するときにかかるお金がかなり上がっているので、もっとずっとたくさん必要になってしまうでしょうね。
およそ151,000平方メートルぐらいあります。
数字だけだとわかりづらいでしょうから、サッカーグラウンドにするとだいたい30面ぐらいです。タタミの大きさにすると約93,210枚分です。
1日の入園者数は、季節や天候によってちがいますが、夏であると土曜日、日曜日は1万人をこえ、最高でゴールデンウィークに約3万人入ったことがあります。これまでに一番入園者数が多かった月は、2006年8月の約60万人です。
年度別の入園者数は、旭山動物園のホームページで調べることができますよ。
どんな動物でも素晴らしい能力と美しい姿を持ち、それは本来的に私たち人間があきてしまうものではないはずです。みなさんそれぞれで動物園に来て、自分がいつまでも見ていたいというものを探してみてください。
動物本来の動きを見てもらうために、新しい施設(しせつ)を作ることはもちろん、動物の遊び道具を作ってあげたり、エサを食べている所を間近に見えるようにしたり、様々な工夫をしています。
来園者のみなさんにお話ししたり、ガイドをしたりと言うことも楽しく見てもらうための工夫です。
園内の看板は、飼育係がそれぞれで書いています。読まれなくては、看板の意味がないので、わかりやすく見やすいよう心がけています。
なんでしょう。みなさんは自分のことをなんてじまんしますか。
なぜなんでしょう。みなさんで考えてみてください。
入園者数が増え動物をゆっくり見られないことやトイレの不足などさまざまな課題がでてきています。そういったところを少しずつ解消していきたいと思っています。
2022年7月に「えぞひぐま館」がオープンしました。
今後、新しい施設(しせつ)の建設は未定ですが、施設(しせつ)作りばかりではなく、イベントや展示の仕方に工夫をして、野生動物のすごさやすばらしさを、たくさんみなさんに伝えていきたいです。
動物のお部屋のそうじやエサやり、健康管理や動物の研究をします。この他に、動物の遊び道具を作ったり、解説看板を作ったり、来園者のみなさんに楽しんでもらえるような見せ方の工夫もしなくてはいけません。「動物が好き」だけじゃ、つとまらない仕事です。
朝9時までに出勤し、10分間ほどミーティングをおこないます。その後、それぞれの動物舎から動物を放飼場に出し、その間に寝室(しんしつ)のそうじやエサの準備をします。
担当の動物のもぐもぐタイムやなるほどガイドがある日は、来園者のみなさんの前でお話しをします。
夕方の閉園時間が近づいたら、動物を寝室(しんしつ)に収容し、展示場のそうじをします。最後に、1日の観察からフンの様子やエサを残した量などを健康カードに書き、記録を取っておきます。仕事は一応17時半までです。
勤務時間は、午前9時から午後5時30分までです。休暇(きゅうか)は、シフトを組んで交代で休んでいます。
飼育担当はシフトを組んでいて交代で休んでいます。ですから、動物の世話をだれもしていないということはありません。
飼育担当は午後5時30分で仕事は終わります。夜間は警備員がいて、園内を見回っています。
2025年4月1日現在、園長のほか、飼育部門が35人くらい(うち獣医(じゅうい)3人)、管理部門が30人くらいです。
そのほかに、季節によって人数は変わりますが、清掃(せいそう)や園内の案内、お店の人などをふくめると、全部で100人近くの人が働いています。
動物園には小鳥からカバまで、いろいろな大きさの動物がいるので、「なんびき」とは言えませんが、だいたい2、3カ所の動物舎を担当しています。
飼育担当の中で話し合い、それぞれの希望と仕事の量などを相談し調整します。
飼育担当になるためには、特別な資格は必要ありませんが、飼育担当になってから「飼育技術者免許(しいくぎじゅつしゃめんきょ)」というものをとらなくてはいけません。
動物園のお医者さんの場合だと、もちろん「獣医師免許(じゅういしめんきょ)」を持っていなくてはなりません。
動物が毎日楽しく健康に暮らし、安心して赤ちゃんを産んでもらえるような環境(かんきょう)を整えてあげることです。
一番うれしいことは、動物の赤ちゃんがうまれることです。つらいことは、やはり動物が死んでしまうことですね。
動物園の動物は野生動物ですから「すごいな」と思うことはよくありますが、イヌやネコのようなペットに対して思う「かわいい」という感情とは、ちょっとちがうかもしれません。
動物園の動物は野生動物ですから、イヌやネコのように、なついたりせず飼育担当と「お友達」になるわけではありません。動物と飼育担当の間は、友達とも知り合いとも家族ともしんせきともいえない表現のできない不思議な関係にあります。
飼育担当はいつも動物を観察しています。きげんが悪いかどうかやその動物それぞれの性格は、行動や表情などを見ればわかりますよ。
エサをあたえる時間は、動物たちが寝室(しんしつ)に帰ってきたときです。
夏場はだいたい、午後4時30分ぐらいから動物たちは寝室(しんしつ)に帰るのでその時間にエサをあたえます。冬場は、午後3時ぐらいから寝室(しんしつ)にいれます。
基本的に動物の寝室(しんしつ)を外に出ている時に1回そうじし、夕方動物を収容してから外を1回そうじします。
プールの水は循環ろ過(じゅんかんろか)して使っています。ぺんぎん館やあざらし館は年に3回、4回、ほっきょくぐま館では年に2回水を全部ぬき、プールの中をそうじをしています。
猛獣(もうじゅう)に限らずほとんどの動物で、飼育担当は動物といっしょの場所で作業することはできません。動物たちが外に出ている時にそうじし、エサを寝室(しんしつ)の中におくことで、飼育担当と動物が直接出会わないようにしています。
カバでも、ライオンでも、シカでも、ニワトリでも、どんな動物も人と同じ「生き物」ですから、どの動物が大変で、どの動物が楽とういうことはありません。
飼育担当が常日ごろから動物を観察し、少しでも変化があればそのたびに健康診断(けんこうしんだん)をおこなっています。
動物舎をきれいにそうじして清潔に保ち、食事の量や栄養のバランスを考えてエサをあげることです。
動物がケガや病気になった時の治療(ちりょう)や、健康診断(けんこうしんだん)をしたり、調査や研究もおこなっています。
「情熱」、かな。
動物のことだけを勉強していれば、飼育担当になれるというわけではありません。算数も社会も国語も音楽も、とにかくなんでも全部大切です。がんばっていろんな勉強をしてみましょう。そうすれば、飼育担当になれるかもしれません。 旭山動物園の場合は、市役所の施設(しせつ)なので、旭川市の職員として採用される必要があります。
動物園の役割には、レクリエーション、調査と研究、自然保護、教育の4つの柱があります。
くわしいことは、日本動物園水族館協会のホームページにのっています。興味があったら調べてみましょう。
日本動物園水族館協会に加盟する動物園はだいたい100ぐらいあります。その他に、これに加盟していない動物園や「動物園のようなところ」をふくめると、もっと数は増えるでしょう。
入園者数が増えるということは、野生動物について伝えていこうとする旭山動物園の考えが、よりたくさんの人に伝えていくことができるので、良いことだと思います。
でも、その一方で、ごく一部ですがルールを守っていただけないお客様がいることです。
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