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旭山動物園について

旭山動物園ヒストリー・平成5年

平成5年(1993年)

この年は
細川護熙連立政権が発足、55年体制の崩壊
サッカー日本代表「ドーハの悲劇」
記録的な冷夏で米不足に

平成5年のポスター

平成5年のポスターの写真

この年のポスター

この年は前年にうまれたカバの親子がモデルとなっています。この仔「ナミコ」も冬には雪の上を走り回ったそうです。
なお、ナミコは平成16年神戸市王子動物園に旅立ちました。

動物園のできごと

  • 「クイズでまわる動物園」開催
  • レッサーパンダ初来園
  • ゴリラ「ゴンタ」倒れる

旭川市・道内のできごと

  • 釧路沖地震、北海道南西沖地震など、北海道内で大地震が相次ぐ。
  • 井上靖記念館開館。
  • 大雪クリスタルホール開館。

入園者

39万3686人

入園料

大人 400円

飼育動物数

138種 594点(2月1日現在)

繁殖賞受賞動物

コノハズク(自然繁殖)
ヒヨドリ(自然繁殖)

冷夏、そしてエキノコックス事件の予兆

この年は前年と同じく寒い年で、全国的にも記録的な冷害となりました。その中、日ごろの研究の成果が出て、コノハズク、ヒヨドリと繁殖賞の受賞が相次ぎました。この後も鳥類を中心に繁殖賞受賞が相次いだ時期でもありました。
しかし、その中でも徐々に旭山動物園に暗い影が差し込んできた時期でもありました。
キタキツネによるキジの食害の他、ゴリラのゴンタが倒れるというショッキングな出来事がありました。当初は脳腫瘍と診断され、血液が固まりにくくなる薬を飲むことにより症状が緩和され、翌年にはいつものゴンタに戻っていました。しかし、その後の診断で、実はエキノコックス症状が脳に現れたためと分かり、翌年の事件となったのでした。