旭山にゅーす・ぶろぐ

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2018年4月のすべての記事

「日経電子版」で坂東園長のコラム連載中

日本経済新聞電子版では、当園の坂東園長によるコラムを連載しています。

タイトルは「旭山動物園、坂東元の伝える命」です。

坂東園長が、飼育動物や旭山動物園での取り組みなど、日頃から感じている事柄を書き綴っていきます。

(連載は月1・2回ペースの予定となっています。)

坂東園長の顔写真


※本コラムをご覧いただくには、サイト上で無料又は有料の会員登録が必要となる場合があります。

あらかじめご了承ください。

※4月22日付でコラムが更新されました。

タイトル「旭川も春本番 シマフクロウに待望のヒナ」

日経新聞電子版の「旭山動物園、坂東元の伝える命」のページはこちらです
 

アフター5は

 閉園中の旭山動物園。日中は共同作業ということで基本筋肉が悲鳴を上げる力仕事が多いのですが、アフター5は静かに顕微鏡を覗く時間です。何を見ているのかというと、動物のウンチを見ているのです。何のため?それは健康診断のためです。ウンチを顕微鏡でみることで、ウンチの状態が正常なのか=腸内環境は正常なのかを見ることができます。また、中に寄生虫や寄生虫の卵がないかを調べます。え!?寄生虫!?と感じた方も多いかと思いますが、動物のお腹の中に寄生虫がいるのは異常では無く、むしろ当たり前のことなのです。動物たちと寄生虫たちは何千年、何万年という長い時間をかけて、お互いに害のない関係を作り上げてきたからです。でも、まれに特定の寄生虫が増えすぎて、動物の体に悪影響を与えることがあります。ですので、旭山動物園では検査をして、特に何も異常が無くても駆虫薬(いわゆる虫下し)を投与します。このように動物たちの健康状態をチェックすることも閉園期間中の大事なお仕事なのです。

 しかし、夕方に顕微鏡を覗いていると、日中の疲れも相まってウトウトと眠りの世界に引きずり込まれそうになります・・・。は、いかんいかん。集中せねば・・・

写真1

これがアフター5の相棒です

 

写真2

のぞくと何が見えるかな?

 

(ぺんぎん館・獣医師:佐藤伸高)

 しいくのぶろぐ「さようなら旭山動物園号」

 

 3月30日に旭川駅で旭山動物園号の内覧会が行われました。翌日の新聞報道によると1,100人が見学に訪れたようです。この写真は旭山動物園号の最後尾車輌です。ホッキョクグマの大きなイラストが目を惹きます。

写真1

 

この車輌は「極寒の銀世界号」という名前がつけられています。

写真2

 

座席には動物のカバーが掛けられており、

写真3

 

テーブルの裏には車輌のテーマに沿った動物の解説が書かれています。

写真4

 

トイレの表示も各車輌ごとに異なっています。

写真5

 

 次の車輌は「鳥たちの大空号」です。

写真6

 

各車輌には記念撮影スポットが設けられていて、この車輌はフラミンゴでした。

写真7

 

 次の車輌は「北海道の大地号」、各車輌の床には動物あしあとクイズが描かれています。

写真8

 

写真9

 

 これが旭山動物園の先頭車両です。ホームに並んでいて、この絵が近づいてきたらわくわくしますよね。

写真10

 

JR北海道によると旭山動物園号は2007年から運行し、のべ32万7千人の方が搭乗しました。会場には引退を惜しむ声もたくさん聞かれましたし、改めて旭山動物園号の勇姿に多くの方が感動していました。引退は寂しいですが、11年間お疲れ様でした。

 

(ぺんぎん館・獣医師:佐藤伸高)

ブタの展示を始めます

ブタ
来園したブタ2頭

 第2こども牧場では、夏期開園からブタの展示を始めます。
 4月12日に来園した2月8日うまれのメス2頭で、来園時の体重は約30kgです。ランドレース(オス)と大ヨークシャー(メス)の子どもで、みなさんが食べているブタです。
 来園後、順調に環境に慣れ、17日から元ポニーがいた外の放飼場の環境に慣らしています。

 昨年度20周年を迎えたこども牧場ですが、今年度は新たなスタートとして「食育」を一つのテーマとし、命をつたえていきます。
 ぜひ、新たなこども牧場に足を運んでください。

イベント名

(5月6日実施)旭山動物園・自然観察会「春の草花・野鳥に会いに行こう」

旭山動物園・自然観察会とは

内容

 観察会春   

春の旭山公園を飼育スタッフと散策し、春の草花や野鳥を観察します。この時期にしか見られない春植物や、美しくさえずりをする野鳥の旬な解説もあります。軽く山歩きをしながら春を感じましょう。

実施日時

5月6日(日曜日) 午後1時30分から午後3時まで

定員

20名(未就学児保護者同伴)

持ち物

長靴(必須)・雨具・あれば双眼鏡

集合場所

旭山動物園正門前駐車場 入場券はいりません。

その他

参加費無料 

悪天候の場合中止。※中止の場合こちらから連絡します。

募集期間

4月16日(火)から5月5日(土)まで(初日の午前9時より電話にて受付)

(重要)募集は定員になり次第終了します。あらかじめご了承下さい。

シマフクロウの2羽目が孵化しました

シマフクロウのヒナ
シマフクロウのヒナ

 4月13日にシマフクロウの2卵目が孵化しました。今回孵化したのは3月8日に産卵を確認した卵です。
 4月9日に孵化した1羽目のヒナは、親からエサをもらい食べている姿も確認ができ、順調に成長しています。

 今後も動画などを随時更新していきますので、楽しみにお待ちください。

 

 2羽のヒナの様子はこちらから

 https://www.youtube.com/watch?v=iNABxLqxq5k

ライオンの「レイラ」の訃報

レイラ
死亡したライオンの「レイラ」

 ライオンの「レイラ」(メス、22歳)が4月10日に死亡しました。

 昨年の11月にペア相手のオスの「ライラ」が死亡した後は1頭での飼育となり、もうじゅう館で暮らしていましたが、高齢のため冬期間は外の展示場に出たがらない日も増えていました。

 3月中旬より食欲の低下が見られ、餌を残す量が増えてきたので3月24日に麻酔下で検査を行いました。検査の結果、慢性的な炎症を疑う所見を認めました(白血球の増加)。

 翌日より抗生物質の投薬を始めましたが、食欲は回復せず投薬のみ少量の餌に混ぜて与えることが出来る状態でした。

 その後、投薬の餌も食べなくなり、部屋の移動をいやがるなど活力の低下が目立ってきました。そのまま経過を観察すれば徐々に寝たきりになり衰弱していくことが考えられましたが、体力のあるうちに状態を把握をすることと少しでも体調を回復させることを目的として、4月10日に再度麻酔を行ったところ、麻酔覚醒時に呼吸が停止し、蘇生措置を行いましたが死亡しました。

 解剖の結果、肝臓の変性の他、脾臓の腫大、肺のうっ血・水腫など心機能の低下を疑う所見を認めました。食欲低下の原因は加齢による肝機能の低下であると考えられ、麻酔による循環器(心臓)負担増加が原因の心不全と診断しました。

 

※「レイラ」の死亡により旭山動物園で飼育しているライオンはいなくなりました。今後は他の動物園とも相談しながら新たなライオンの導入を検討していく予定です。

シマフクロウが1羽孵化しました

シマフクロウ
「ロロ♂(左)」と「モコ♀(右)」

 旭山動物園では2年前からシマフクロウのペア(ロロ♂、モコ♀)を飼育しています。

 繁殖期は早春です。今年は2月18日にカメラの前で完全な交尾が確認され、ヒナの誕生が期待されていました。

 3月に入り、3月6日に1卵目、3月8日に2卵目の産卵が確認され、メスの抱卵(卵をあたためること)が始まりました。シマフクロウの抱卵期間は35日前後ですので、有精卵であれば4月10日前後の孵化が予想されたため、今月に入り観察を続けていたところ4月9日の昼頃に1羽の孵化が確認されました。旭山動物園では初めてのこととなります。

 今後は、2卵目の孵化がうまくいくことを期待しつつ、生まれたヒナが無事成長するため初めての子育てを行うシマフクロウ達をサポートしていきます。

 これまで旭山動物園ではアムールトラ・ユキヒョウ・アムールヒョウの繁殖の時も行っていた取り組みで、命の営みを来園者の方々と共有していくため、子育ての様子などをライブ映像で伝えてきました。今回のシマフクロウも同じ取り組みであり、抱卵中もライブ映像を流しておりました。今回の孵化は閉園中ということもあり、このような報告となりましたが、4月28日の夏期開園までは、随時近況を報告していく予定です。

 

ただいま休園中(4月9日~27日まで)。夏期開園は4月28日から

旭山動物園は4月8日で冬期開園を終了しました。

期間中、多くの皆さまにご来園いただき誠にありがとうございました。

さて、4月9日~27日までは夏期開園に向けた準備のため、一旦休園いたします。

休園期間中は、展示施設の改修・清掃、園路の補修や手書き看板の作りかえなど、夏期開園をよりよい環境で楽しんでいただけるよう様々な作業や準備を行います。

夏期開園は4月28日(土)にスタートしますが、皆さまのたくさんの笑顔が見られるよう、職員一同・開園に向けて準備作業を頑張りますのでよろしくお願いします。

夏期開園を楽しみにお待ち下さいね。

平成30年度の旭山動物園開園スケジュールはこちら

チンパンジーの親子

【飼育スタッフ紹介 その(1) 畑野 和輝くん】


 2017年5月からぺんぎん館のスタッフとして働いている、畑野 和輝くん。
 大西が一問一答形式で畑野くんにインタビューしてみました!

畑野1

Q1.出身地はどこ?
A.兵庫県 姫路市 です。


Q2.担当動物は?
A.ぺんぎん館です。それとほっきょくぐま館内にある水槽の魚(オオカミウオなど)も担当しています。


Q3.旭山動物園で働くきっかけは?
A.将来は正職員の飼育係を目指しています。旭山で臨時職員として働きながら、全国の動物園の採用試験を探して、受験しようと思います。


Q4.飼育係として働いてみて、大変なことは?
A.動物の専門学校を卒業しているので、自分の知識がもう少し通用すると思ってました(苦笑)。ペンギンを実際に担当してみないとわからないことも多く、日々勉強です。


Q5.逆に楽しいことは?
A.観察してるうちに「あ、この個体そろそろ換羽が始まりそうだな」とか、ペンギンの変化を少しずつわかるようになってきました。そういう時が楽しいです。


Q6.好きな動物は?
A.リスザルです。私が学生時代担当していた動物で、色々なことを学ばせてもらったからです。


Q7.北海道で約一年生活してみた感想は?
A.夏はすごしやすかったのですが、冬の雪道での運転や除雪が大変でした。


Q8.好きな有名人は?
A.有村架純さんです。かわいいので・・・


Q9.どんな飼育係になりたいですか?
A.難しい質問ですね~(笑)。来園者にガイドしたり、質問に答えたりするのは割と好きです。来園者と積極的に対話できる飼育係になりたいです。


Q10.最後にみなさんへ一言
A.私は動物のことはまだまだ知らないことが多いですが、動物園を楽しんでいただけたり、動物に興味を持っていただけるような話ができたらと思いますので、ぼくを見かけた際は気軽に声をかけていただけると嬉しいです。

畑野2

 畑野くん、ありがとうございました!
 いつも笑顔で温和な関西人・畑野くん。ペンギン館を訪れた際は探してみてください。
 飼育スタッフ紹介いかがでしたか?
 好評でしたら第2回も企画したいと思います!

(ぺんぎん館担当 畑野 和輝)
(インタビュー:もうじゅう館担当 大西 敏文)

【リヒト】


 ユキヒョウのリヒトは大森山動物園へ無事到着しました。
 リヒトのこれまでの生い立ちを、写真で振り返ってみましょう。

リヒト1
 2016年5月5日。はじめまして!リヒトです。


2

3
 2016年6月15日。展示訓練中。リヒトを「出待ち」する来園者もいました。


4
 2016年6月16日。体長測定。まるで無抵抗。


5
 2016年7月30日。ちょっとユキヒョウらしくなってきた。


6
 2016年9月3日。保定できる限界に近い大きさに。
 


7
 2016年11月26日。ジーマとの体格差が少なくなってきた。


8
 2017年11月23日。上の写真から一年後。精悍な表情に。



 YouTubeの旭山動物園公式ページでも、リヒトの動画をいくつか公開しています。
 そちらのURLも、あらためてご紹介しておきましょう。

誕生の瞬間 https://youtu.be/VDwOXgn7ZGs
 ジーマがぐるぐる回り、遠心力でポーンと誕生!

22日齢 https://youtu.be/a07tXo829dw
 子を目視で確認。サッと確認したらすぐジーマを戻していました。

46日齢 https://youtu.be/3yuHnck8l5o
 まるまる太ってカブトガニのようなフォルムに。

6月 展示訓練中 https://youtu.be/aTAMbgtnB5s
 落ちるんかい!まだ2カ月齢だもんね。

6月16日の保定 https://youtu.be/Qdpi1_8VJc8 

 動画の日付、正確には6月16日です。

9月19日の保定 https://youtu.be/RY0Y8SmUgBE
 生後5か月。かなり大きいですが、この段階でもほとんど無抵抗でした。


 リヒトは「ユキヒョウの子がいかに急成長するか」を、ジーマは「ユキヒョウがいかに愛情深く子育てするか」を、私たちに教えてくれました。
 人智未踏の中央アジアに生息する美しき肉食獣の生態に、少しだけ触れられたような気がします。
 

 そんなリヒトももうすぐ2才。表情にはわずかに幼さが残っていますが、すでに体重は両親より重くなっています。

 人間の世界もちょうど新年度。4月から新生活をスタートする方もおられるでしょう。
 リヒトもまさに新生活のスタートです!

 リヒト!今までありがとう!
 そして翔け!“光”輝く未来へ!!
(もうじゅう館担当:大西 敏文)