旭川市文化賞 平成19年度 各賞の受賞者紹介

情報発信元 文化振興課

最終更新日 2016年2月24日

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平成19年度 旭川市文化賞 各賞の受賞者

旭川市文化賞は、学術・芸術・教育の分野で、旭川市の文化の発展に特に貢献したと認められる個人や団体に授与しています。今年度は旭川市文化賞に芸術(箏曲)の河野美世勢さん、旭川市文化功労賞に芸術(短歌)の松田一夫さん、旭川市文化奨励賞に芸術(美術)の大久保友記乃さんの受賞が決まりました。

11月3日に大雪クリスタルホール国際会議場にて、贈呈式が執り行われました。

各賞の受賞者紹介

旭川市文化賞

(こうのみよせ)さん

芸術(箏曲)

こうのみよせさんの画像
勢さん

6歳の頃、琴の山田流松美会の山本喜美勢師に入門、15歳で上京し五代山勢松韻、今井慶松の各氏に師事して芸道を磨き、19歳で早くも芸名免許され、河野美世勢と称して旭川にて独立開軒した。

卓越した技量により山田流の最高栄誉賞「韻賞」を受賞するなど、日本の古典芸術の真髄とも言うべき優雅な演奏は多くの賞賛を得ている。

毎年優れた演奏会を続ける傍ら、海外への邦楽文化使節団代表として本市のPRと国際親善にも寄与してきた。また、200人余名の門人を指導し子女の情操教育に力を注ぐと共に、小中学校の古典音楽鑑賞の訪問活動を行うなど、箏曲を通じて日本の伝統芸術の普及に貢献してきた。

平成4年の旭川市文化奨励賞受賞から15年間、旭川三曲協会副会長を始め邦楽関係の役職を務めながら精力的に演奏活動を続け、本市の邦楽文化の振興と発展に尽くした功績はきわめて大きい。

旭川市文化功労賞

松田一夫(まつだかずお) さん

芸術(短歌)

まつだかずおさんの画像
松田一夫さん

旭川歌壇の草創期である昭和初期より作歌に勤しみ、「吾ゲ嶺」「多摩」「あさひね」「コスモス」等の短歌誌において活躍してきた。

昭和28年、宮柊二氏のコスモス短歌会の創立に参画し、歌誌「コスモス」の会員として作歌活動に励み、短歌「往還の碑」でコスモス賞を受賞、今まで刊行した歌集が高い評価を得るなど優れた作品を数多く発表している。

コスモス短歌会旭川支部長として後進の指導・育成に尽力すると共に、市内の短歌結社の大同団結とも言うべき「旭川歌人クラブ」運動に参加し、本市の歌壇の発展に大きく貢献した。

平成2年の旭川市文化奨励賞受賞後、95歳の現在まで作歌・講演活動を行い、後進の指導に務めてきた。本市の文学の発展及び向上に果たした功績はきわめて大きい。

旭川市文化奨励賞

(おおくぼゆきの) さん

芸術(美術)

おおくぼゆきのさんの画像
大久保友記乃さん

幼い頃、自閉症と診断を受け、市内の特殊学級「ひまわり学級」に通学し、小学5年生の宿泊研修で七宝焼に出会ったことをきっかけに創作活動を始め、七宝焼、和紙染、絵画と創作の幅を広げている。15歳で旭川市民文化会館において個展「自閉症児が描いた世界―大久保友記乃展」を開催し、以来、数々の展覧会に作品を出品している。

モントリオール国際芸術祭に出品したスクラッチ作品「モネに見える?」が世界芸術賞を受賞するなど、その独特の色遣いと自由な表現力が高い評価を受けている。

両親や周囲の温かい理解と協力によってさらに創作活動を続け、今後大きく活躍することを期待する。

各賞の受賞者紹介

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