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どうぶつえん日記

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令和7年8月「新規と継続 イベントの夏」

新規と継続 イベントの夏

 夏です。「北海道は夏が短いからねぇ…」なんて言っていたのは昔の話で、今年は6月下旬から夏が始まっていました。北海道の清々しい乾いた夏はどこへ行ったのでしょう?
 さて、旭山動物園の夏は多くのイベントが開催されます。最近始まった新しいイベントや昔から長く続く恒例のイベントが盛りだくさんです。まずは6月28日、「いのちの青年弁論」が今年初めて開催されました。高校生の皆さんが動物や環境をテーマに、自身の経験や考えを熱く語る企画です。聴衆の胸にはどう響いたでしょうか?そして同日の夕方、今年で2回目となる「あさひやま・キッズ・Zoo」です。閉園後の動物園を子どもたちだけで自由に散策し、感性と好奇心に任せて好きな動物に会いに行ける、とても貴重な特別開園です。園内へ歩き出す子どもたちをジッと見つめ「うちの子大丈夫かしら…」と心配そうに見送る親御さんとは対照的に「行ってきまーす」と無邪気に手を振る子どもたち。閉園時間となり、笑顔で親元へ戻ってきた子どもたちは一回り成長しているように見えました。
 続いて8月は昔から開催しているイベントで、小学5、6年生を対象とする「サマースクール」です。飼育員が先生となり、飼育実習を通してもっと深く動物を知り、命の大切さを学びます。第1回は1976年なので、一期生は還暦を迎える頃でしょうか?49年前のことですが、おそらく当時の参加者は今でも覚えてくれていると思います。さらに8月のお盆の時期に行う「夜の動物園」は開園時間を午後9時まで延長し、動物たちの夜の様子を見ていただくもので、こちらは開園20周年の1987年から続くイベントです。始めたきっかけは当時のカバの担当者が「カバは夜行性で夜活発になるんだよなぁ、見せたいなぁ」の一言で「やってみるか!」となったと先輩から聞いたことがあります。
7月1日、58回目の開園記念日を迎えた旭山動物園。これからもイベントを通していろいろな角度から動物の魅力を発信できるよう取り組みますので、皆さんのご参加をお待ちしております。

カバ
カバの姿を間近で見入る子どもたち
 
令和7年8月5日
旭山動物園 中田

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