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ページID:082514
シンリンオオカミのヌプリ
旭山動物園ではオオカミの森に展示しているノチウとワッカの他に、非公開施設で飼育しているヌプリというオオカミがいます。 6月末にメスのアオイが死亡し、ヌプリに対する心配の声をよくいただきます。 オオカミは社会性の強い動物であるためパートナーを失った後、残された個体に何か変化がある可能性があるため注意深く見守っていましたが、アオイが死亡した後もヌプリに大きなな変化は見られませんでした。 しかしヌプリも14歳。両親のケンとマース、長女のレラは13歳に死亡しており家族の中では長生きをしている方ですが、今年の2月頃から急激に体調の変化が見られ、春や夏にも体調を崩しては持ち直していました。 9月に入ってからは調子がいいようで、お気に入りの場所や飼育員が通るのがよく見える場所に座っていることも多く、そばを通るとエサの時間だと思って歩き回るような様子も見られます。 食欲もあり水もよく飲みますが、なるべく消化のいいものを取り入れたり、エサを与える回数を増やすなど、ヌプリが健やかに過ごせるように工夫をしながらこれからも見守っていきたいと思います。
骨をくわえて歩くヌプリ
オオカミの森・ととりの村担当 原田 佳
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