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令和8年6月「じっくり観ると、もっと面白い」
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令和8年6月「じっくり観ると、もっと面白い」
更新日:2026年6月6日
ページID:084188
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「じっくり観ると、もっと面白い」
皆さんはじめまして、4月から旭山動物園の副園長となりました中村といいます。平成18年から旭山動物園で獣医師として働いていましたが、今回から『こうほう旭川市民あさひばし』の原稿の担当に加わりました。以後よろしくお願いします。
さて、今年日本の動物園で話題となった動物No.1とおそらくなるのが、千葉県にある市川市動植物園のニホンザル、パンチくんだと思います。皆さんもニュースやSNSで知っているとは思いますが、育児放棄されたパンチくんが、オランウータンの人形をお母さん代わりに抱いている様子や、さる山の群れへなじんでいく様子が話題となっています。市川市動植物園の広報によると、さる山は大変混雑して、来園者の誘導などに苦労しているようでした。
動物園で働いている者としては、まさかニホンザルがこれほど話題になり、さる山で来園者が混雑することがあるのかと驚いた次第です。言ってしまえば日本の多くの動物園にはさる山があり、ニホンザルを飼育しています。もちろん旭山動物園にもあります。
普段、旭山動物園のさる山に限らず、他の動物でも同じ動物を30分以上見る人はほとんどいないと思います。今回、パンチくんを見守った市川市動植物園の来園者は長くさる山を観察して、パンチくんのしぐさだけでなく、ほかのニホンザルの暮らし方や関係性にいろいろと気付いたのではないでしょうか?
そこで、私からのお勧めの動物園の楽しみ方として、動物種を1種類、またはニホンザルなどの複数で暮らす動物は誰でもいいので1頭(羽)決めて、時間をかけて観察してみてください。きっといろいろなことに気付くはずです。動物園に来て、すべての動物を見ていくことも、もちろんいいのですが、「今日は〇〇」と決めてじっくり観察できるのが何度も足を運べる地元の方の特権ですので、ぜひ試してみてください。
母親に抱かれている子ザル
令和8年6月6日
旭山動物園 中村
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