旭川市内の指定・登録文化財

情報発信元 文化振興課

最終更新日 2023年2月16日

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※旭川市からのお願い 『アート♪文化応援基金』へのご寄附(ふるさと納税等) について

アート♪文化応援基金

旭川市では、優佳良織の技術伝承の支援、「彫刻のまち旭川」の整備や文化芸術団体開催事業への助成など文化芸術の振興に関する施策を進めております。
これら文化芸術の振興に資する事業実施に当たり、皆様からのご寄附(ふるさと納税等)をお待ちしております。

●詳細は以下のURLに記載しています。

 https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/329/348/352/p000163.html

旭川市内の文化財

国が指定した文化財

1 アイヌ古式舞踊

アイヌ古式舞踊

種別 民俗文化財(重要無形民俗文化財)
所在地 旭川市内
指定年月日 昭和59年1月21日
所有者 旭川チカップニアイヌ民族文化保存会
概要

北海道一円に居住しているアイヌの人たちによって伝承されている芸能で、祭、祀の祝宴や様々の行事に際して踊られます。アイヌ独自の信仰に根ざしている歌、舞で、信仰と芸能と生活が密接不離に結びついているところに特色があります。

参考:郷土芸能 アイヌ古式舞踊

2 旧旭川偕行社

旧旭川偕行社

種別 重要文化財(建造物)
員数 1棟
所在地 春光5条7丁目
指定年月日 平成元年5月19日
所有者 旭川市
概要

明治35年から建設された旧七師団施設の一つ。明治後期の木造洋風建築の典型的なスタイルで、この年代の建築が全国的にみて数少なく極めて貴重な例とされています。昭和43年に建設当初の姿に復元し、市立旭川郷土博物館として、使用してきましたが、平成6年度に彫刻美術館として転用しました。

参考:史跡等表示板 旧旭川偕行社

北海道が指定した文化財

1 神居古潭竪穴住居遺跡

 神居古潭竪穴住居遺跡

種別 記念物(史跡)
所在地 神居町神居古潭 石狩川河川敷
指定年月日 昭和32年12月17日
所有者 北海道開発局
概要

石狩川の左岸、神居古潭つり橋から約1.5キロメートルの地点に所在し、その面積は約3.5ヘクタールで、現在この地域内には竪穴二百数十基とチャシコツ(砦跡)1カ所が存在しています。昭和33年以来そのうちの数基が発掘調査されています。住居は、一辺の長さ約5メートルの正方形で深さ約1メートル、内部には炉、カマドが作られています。主な遺物は擦文式土器、紡錘車などがあり、使用された時代は奈良の末期から平安時代にかけてと思われます。

2 屯田兵絵物語 附 屯田絵巻

種別 歴史資料

屯田兵絵物語の写真

員数 5点(屯田兵絵物語 1冊、屯田絵巻 4巻)
所在地 東旭川南1条6丁目 旭川兵村記念館
指定年月日 平成28年3月31日
所有者 旭川兵村記念館
概要

大分県から旭川屯田に入植した屯田兵により作成され、小樽に上陸してから旭川兵村へ移動する様子、入植地の開墾、屯田兵としての訓練、生活の様子などが、克明に描かれている。彩色図と解説で構成されており、屯田兵と地域社会の歴史を詳細に伝える貴重な資料である。

旭川市が指定した文化財

1 上川郡農作試験所事務所棟(忠別太駅逓第一美英舎)

上川郡農作試験所事務所棟(忠別太駅逓第一美英舎)

種別 有形文化財(建造物)
員数 1棟
所在地 神居1条1丁目
指定年月日 昭和41年1月15日

所有者 旭川市
概要

上川地方に現存する最古の建物で、明治19年8月道庁の農作試験所として建設されました。その後種々の経過をへて、明治22年駅逓として開設されました。建物は長年の使用により改造されてはいますが、かなり原型をとどめていました。この建物は、洋風建築様式が浸透してきた当時の本道の住宅様式を伝えるものとして注目されています。昭和62年度に調査保存のため解体し、昭和63年度に復元しました。

参考:史跡等表示板 上川郡農作試験所事務所棟(忠別太駅逓第一美英舎)

史跡等表示板 上川郡農作試験所跡

2 近文山国見の碑

種別 記念物(史跡)

員数 1基

近文山国見の碑の写真

所在地 江丹別町嵐山
指定年月日 昭和41年1月15日

所有者 旭川市
概要

明治18年8月27日に、後の北海道初代長官岩村通俊と屯田兵本部長永山武四郎らが石狩川奥地調査に来て、近文山頂から未開の上川平野を国見し上川開拓を決意したのを記念して、明治19年岩村が国見の碑を建立させたものです。

参考:史跡等表示板 国見の碑

3 梅の木

梅の木の写真

種別 記念物(天然記念物)
員数 1本(白梅)
所在地 東旭川町米原 旭川第一小校庭
指定年月日 昭和41年1月15日
所有者 旭川市
概要

樹齢が100年を越えると推定される紅白2本の梅は、北限地帯で成育するものとしての標本的価値ばかりでなく、樹齢とその巨大な点においても上川地方では稀有なものです。ただし紅梅は平成12年に枯死していることが確認され、平成13年4月に伐採されました。

参考:史跡等表示板 梅の木

4 神居古潭おう穴群

神居古潭おう穴群の写真

種別 記念物(天然記念物)
所在地 神居町神居古潭 石狩川河川敷
指定年月日 昭和41年7月25日
所有者 北海道開発局
概要

このおう穴群は、神居古潭変成岩層が石狩川に浸食された部分にみられ、全長1,200メートルの間に大きく分けて7つの群をなして分布しています。大きいものは直径5メートルあり、規模からみてもこのおう穴群は地学上貴重な存在です。

5 永山屯田兵屋

永山屯田兵屋

種別 有形文化財(建造物)
員数 1棟
所在地 神楽3条7丁目 旭川市博物館
指定年月日 昭和45年7月6日
所有者 旭川市
概要

上川地方の代表的な建造物として屯田兵屋があげられます。明治23年永山に、明治24年東旭川に各400戸建設されましたが、現在両地区では原型を残しているものはほとんどありません。この建物は、明治24年永山屯田に入植した人が使用したもので、昭和45年に偕行社の隣に移転復元しましたが、現在旭川市博物館の内部に展示しています。

6 養蚕民家

養蚕民家

種別 有形文化財(建造物)
員数 1棟
所在地 東旭川町瑞穂1576-1
指定年月日 昭和48年3月19日
所有者 旭川市
概要

明治31年にこの地に入植した福島団体の一員が、明治42年に郷里の福島地方の養蚕民家を模して建てたもので、現在では、道内はもちろん郷里福島にも見られないほどの原型を保っています。上川開拓にかかわる資料として貴重なものです。平成2年度に解体、平成3年度に復元を行いました。

参考:史跡等表示板 養蚕民家

7 旭川兵村(東旭川屯田)中隊記録

8 旭川兵村(東旭川屯田)中隊記録(追加分)

旭川兵村中隊記録(追加)の写真

種別 有形文化財(歴史資料)

員数 旭川兵村中隊記録 121冊、旭川兵村中隊記録26冊(追加分)
所在地 東旭川南1条6丁目 旭川兵村記念館
指定年月日 昭和56年2月20日、平成18年3月30日(追加分)
所有者 旭川兵村記念館
概要

旭川兵村(東旭川屯田)中隊記録は、明治25年に配置された第3大隊第3中隊(東旭川下兵村)第4中隊(東旭川上兵村)の実態を明らかにする資料であり、屯田を中心とした地域社会の資料としても希少価値があります。また、他の資料との比較検討等により北海道屯田兵及び地域社会に関する歴史を追究する可能性も多くもった類のない資料で、旭川市の歴史的遺産として貴重な資料です。

9 錦町5遺跡出土の斧柄

種別 有形文化財(考古資料)
員数 1

錦町5遺跡出土の斧柄の写真

所在地 神楽3条7丁目 旭川市博物館
指定年月日 昭和61年8月20日
所有者 旭川市
概要

昭和58年、旭川市教育委員会が発掘調査を行った錦町5遺跡の擦文時代(約1,000年前)の旧河川跡から出土しました。木製品は腐食しやすく、極めてまれな出土例です。

参考:史跡等表示板 錦町5遺跡

10 蕨手刀

種別 有形文化財(考古資料)
員数 1

蕨手刀の写真

所在地 神楽3条7丁目 旭川市博物館
指定年月日 昭和61年8月20日
所有者 旭川市
概要

8世紀のころ東北、北海道の古墳等からしばしば発見されるもので、本資料は昭和の初め恵庭市で採集されました。保存状態もよく擦文文化を考える上で貴重な資料です。

11 旧神居古潭駅舎

旧神居古潭駅舎

種別 有形文化財(建造物)
員数 旧駅舎1棟、便所1棟
所在地 江丹別町春日197-1
指定年月日 平成3年3月15日
所有者 旭川市
概要

本駅舎は明治43年に建設され、平成元年度に復元が行われました。明治時代の駅舎建築として数少ない例であり、北海道の鉄道発展史を考える上でも貴重です。

参考:史跡等表示板 旧神居古潭駅舎

12 第七師団関係記録

第七師団関係記録

種別 有形文化財(歴史資料)
員数 7冊
所在地 春光町国有無番地 陸上自衛隊第二師団旭川駐屯地 北鎮記念館
指定年月日 平成18年3月30日
所有者 陸上自衛隊旭川駐屯地
概要

第七師団関係記録は、「新旭川市史」第8巻で、今回指定された資料の全てが紹介されています。各師団に集積されていた関係記録のほとんどは、敗戦による旧軍解体の際、秘密保持のために徹底的に処分されています。しかし、第七師団の記録は、太平洋戦争末期に焼却を命じられた旧軍の士官が、個人的努力で保存したものであり、昭和37年、北鎮記念館に寄贈されました。軍事関係資料の極めて乏しい中にあって、創設より解体直前に至る間、平時、戦時を問わず、第七師団の動向と事歴をうかがうことの出来る好個の資料です。

13 知里幸恵遺稿ノート

知里幸恵遺稿ノート

種別 有形文化財(歴史資料)
員数 1冊
所在地 神楽3条7丁目 旭川市博物館
指定年月日 平成18年3月30日
所有者 旭川市
概要

アイヌ語はかつては文字を使わず、口頭でのみ伝えられる言語でした。しかし大正時代頃から文字で表す試みが続けられてきました。その原点が知里幸恵の「アイヌ神謡集」であり、彼女が残した数冊のノートです。岩波文庫としても発行された「アイヌ神謡集」については、皆様方もよくご存じのことと思います。今回指定された「知里幸恵遺稿ノート」は、知里幸恵の直筆筆記で旭川市に残る唯一のノートです。またこの資料は、「アイヌ神謡集」が成立するまでの経緯をうかがわせるものとして、昭和43年に旭川市博物館研究報告で発表されて以来、アイヌ語研究者の間ではよく知られている史料でもあります。ノートの欄外には知里幸恵による解説が付されております。この解説の内容、及びローマ字記述の習熟度などから見て、知里幸恵による最も古いユーカラ草稿と推定されております。

参考:史跡等表示板 知里幸恵居住地

国の登録有形文化財

1~7 上川倉庫群

上川倉庫群

種別 国登録
員数 各1棟(計7棟)
所在地 宮下通11丁目
登録年月日 平成13年11月20日
所有者 上川倉庫株式会社
概要

JR旭川駅前の約0.5ヘクタールの敷地を占める上川倉庫群は、グリッド状街路網の1区画分を囲むように配置されている。平側で通りに面し、敷地正面の事務所西側に位置する木骨煉瓦造平屋建の一号倉庫は、現在多目的ホールとして市民に広く活用されている。
指定内訳
1 上川倉庫事務所
2 上川倉庫一号倉庫
3 上川倉庫二号倉庫(リハーサルホール)
4 上川倉庫三号倉庫(旭川市民ギャラリー)
5 上川倉庫八号倉庫
6 上川倉庫十号倉庫(デザインギャラリー)
7 上川倉庫十一号倉庫(大雪地ビール館)

8 あさでん春光整備工場(旧第七師団騎兵第七連隊覆馬場)

あさでん春光整備工場(旧第七師団騎兵第七連隊覆馬場)

種別 国登録
員数 1棟
所在地 春光3条7丁目
登録年月日 平成13年11月20日
所有者 旭川電気軌道株式会社
概要

市街北部に位置する。積雪時の軍馬訓練用に作られた切妻造煉瓦建造物。用途を考慮して、良好な換気と採光が意図され、越屋根や屋根窓等の開口部を多く設ける。控え壁付の柱に、鉄製フィンクトラス架構が載り、建築面積1,000平方メートル超の大空間を創り出している。

参考:史跡等表示板 旧第七師団覆馬場

9 松岡家住宅

松岡家住宅

種別 国登録
員数 1棟
所在地 6条通13丁目
登録年月日 平成13年11月20日
所有者 個人所有
概要

市中心部、幹線道路が直交する角地に立つ。L字型平面、入母屋造の和館に、切妻造の洋館が接続する。和館の細い押縁付の板張壁と上部の小壁、洋館の柱型と段状のコーニスで囲まれたドイツ壁が対照的な外観を呈し、地域のランドマークとして親しまれている。

10 最創山光岸寺本堂

最創山光岸寺本堂

種別 国登録
員数 1棟
所在地 東鷹栖東1条3丁目
登録年月日 平成13年11月20日
所有者 宗教法人光岸寺
概要

市北東部、国道40号に面する境内の奥に建つ。正面は欄間等に丁寧な彫物を施した桁行3間の向拝が唐破風屋根に覆われる。本堂は立ちが高く、軒下の小壁に蟇股を配した裳階を廻し、組物と蟇股を多用した華やかな内部空間をもつ。道内で有数の本格的寺院建築。

11 旧岡田家住宅主屋
12 旧岡田家住宅蔵

 旧岡田家住宅(主屋、蔵)

種別 国登録
員数 各1棟(計2棟)
所在地 5条通16丁目
登録年月日 平成25年6月21日
所有者 一般財団法人旧岡田邸200年財団
概要

旭川市街に建つ、元酒造家の住宅(主屋、蔵)。主屋外観は洋風であるが、玄関ホールや応接室等は数寄屋風の座敷とする。玄関のステンドグラスや階段廻りなどにアール・デコ風の意匠を凝らす。陸屋根の什器蔵は外観下半が横目地入、上半が平滑なモルタル塗で二階建に見せ、内部は三層の木造床を張る。

13 山崎家住宅主屋

山崎家住宅

種別 国登録
員数 1棟
所在地 曙2条3丁目
登録年月日 平成25年6月21日
所有者 個人所有
概要

木造二階建で、西正面の外観を、玄関と二階の切妻屋根が引き締める。外観は色モルタル塗で腰は鎧下見板張。ペチカのある居間を中心とした平面で、南西に子供室、北に食堂と台所、東側に和室の座敷などを連ねる。二階は書斎と事務室である。良材を用いた上質な住宅。

14 旭川市市民活動交流センター市民活動支援棟(旧国鉄旭川車両センター木機乾燥場)
15 旭川市市民活動交流センターホール棟(旧国鉄旭川車両センター第二木機職場)

旭川市市民活動交流センター 市民活動支援棟、ホール棟(旧国鉄旭川車両センター 木機乾燥場、第二木機職場)

種別 国登録
員数 各1棟(計2棟)
所在地 宮前1条3丁目
登録年月日 平成27年11月17日
所有者 旭川市
概要

旭川駅南東の車両センター跡地に建つ2棟の煉瓦造建築。外壁は煉瓦をフランス積とし、壁面に様々なアーチの開口を設け、ペディメントや隅柱に焼過煉瓦を効果的に用いる。列車の木部造作に関する作業などを行った建物で、明治期の鉄道施設として希少な遺構。

16 北海道護国神社平成館(旧陸軍第七師団北鎮兵事記念館)

北海道護国神社平成館(旧陸軍第七師団北鎮兵事記念館)

種別 国登録
員数 1棟
所在地 花咲町1丁目
登録年月日 平成27年11月17日

所有者 北海道護国神社
概要

神社境内の南東に建つ、鉄筋コンクリート造一部二階地下一階建。中央部の正背面を張出し、切妻造の屋根も中央を高めて強調する。屋根の大棟や降棟に鬼を置き、破風に懸魚を飾る。白壁の腰を石張として城郭風に見せるなど、当時の日本趣味意匠の一端を示す。

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