史跡等表示板 国見の碑
3 国見の碑
明治18年8月、当時、司法大輔であった岩村通俊は、上川郡の視察をおこない永山武四郎、長谷部辰連、佐藤秀顕と共に、近文山頂に登り、広大な上川原野を国見した。
岩村は、その豊かな原野を前に上川開発の重要性を認識し、帰途、函館から「奠北京於上川議」(北京を上川におくの議)を内閣に送っている。
明治19年、岩村は、北海道庁初代長官に就任し、この視察をもとに上川原野の開発を推進し、二代目北海道庁長官になった永山武四郎ともども、旭川の市街区画、道路開削など、開発の基礎を創り上げた。
この国見の碑は、視察後、同行の人たちと、近文山に碑を建てることが話し合われ、岩村自ら碑文を草し、翌19年に吏員の白野夏雲に命じて建立させた。
昭和41年、上川地方で最も古い石碑であり、上川開発の貴重なものとして旭川市文化財の指定を受けている。
所在地
旭川市江丹別町嵐山
地図
Google マップに移動して表示する(新しいウインドウが開き旭川市のサイトを離れます)。
関連記事
お問い合わせ先
旭川市教育委員会 社会教育部文化振興課文化振興課
〒070-8525 旭川市7条通9丁目 総合庁舎4階
電話番号: 0166-25-7558 |
ファクス番号: 0166-24-7011 |
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)