史跡等表示板 旧旭川偕行社

情報発信元 文化振興課

最終更新日 2016年2月24日

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1 旧旭川偕行社

史跡等表示板
現在の状況 建物有

この建物は、旧陸軍第七師団が旭川に設営された際に、将校たちの社交場として、明治35年に建設された。設計は陸軍臨時建築部、施工は大倉土木組である。建物は、おもに師団関係者の会議、研修会、講演会、宴会、結婚披露宴、宿泊等に使用された。終戦後は、進駐軍が一時、将校クラブとして使用し、昭和24年、建物は国から旭川市に移管され、その後、仮校舎などに使用されている。

昭和43年、この建物を博物館に転用するために、復元修理工事を実施、市立旭川郷土博物館として保存活用されている。

建物は、木造2階建ての大きなもので、1階、2階ともに前面ヴェランダとし、柱間を開放している。正面中央には、半円形平面の玄関ポーチをつけ、また煉瓦積みの煙突を2本たててアクセントとしている。内部は2階に大広間をもち、玄関正面に設けられた階段室、窓廻りに意匠をこらしている。

この建物は、北海道における洋風の本格的なクラブ建築として特徴を持ち、意匠もすぐれていることから、平成元年5月、国の重要文化財の指定を受けている。

所在地

旭川市春光5条7丁目
旭川市彫刻美術館

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