生ごみ堆肥を活用した栽培実験の様子(令和5年度)
令和4年度に引き続き、令和5年度も生ごみ堆肥を活用して花や野菜の栽培実験を行います。
今回使用する生ごみ堆肥は、職員が自宅で作ったものを使用していきます。
また、前回は病気や虫の発生などトラブルがあったため、今回は適切に管理していけるよう、農業センター職員の助言をもらいながら、実験を進めていきます。
このホームページを通して、生ごみ堆肥づくりや出来上がった生ごみ堆肥の活用方法について興味をもっていただければ幸いです。
栽培状況の公開については、節目(植え付け・摘芯・着果・収穫等)を目安に適宜追加していきます。
ページ内リンク
栽培の準備(用意した資材、プランターづくり、栽培植物)
令和5年5月25日木曜日~令和5年6月1日木曜日(植え付け・種まき~スイカの摘芯)
令和5年6月15日木曜日~令和5年6月26日月曜日(ルッコラ・小松菜の間引き1回目~スイカの受粉・小松菜の間引き2回目)
令和5年6月29日木曜日~令和5年7月6日木曜日(まさかの病気!?~新たな植え付け)
令和5年7月10日月曜日~令和5年7月31日月曜日 (小松菜・ベビーリーフの発芽~執務室が暑い~メロンに生ごみ堆肥を追肥 )
令和5年8月14日月曜日~令和5年9月11日月曜日(今年の執務室は暑すぎた~ベビーキャロットに挑戦)
令和5年9月25日月曜日~令和5年9月28日木曜日(ベビーキャロットの発芽状況、二十日大根と春菊に挑戦!~ベビーリーフを収穫しました。)
令和5年10月2日月曜日~令和5年10月19日木曜日(二十日大根・春菊・小松菜の発芽~ベビーリーフの収穫等)
令和5年11月1日水曜日~令和5年11月10日金曜日(小松菜の収穫、生ごみ堆肥の追肥等~小松菜の収穫2回目、ベビーキャロットの間引き等)
令和5年11月22日水曜日~令和5年11月30日木曜日(小松菜・ベビーリーフ等の収穫~最後の収穫、プランターじまい)
栽培の準備
用意した資材
・プランター
・砂利
・適当な土(市販されている初期肥料が入ったものを使用しました。)
・生ごみ堆肥(生ごみ堆肥の作り方については、生ごみ堆肥づくり のページをご覧ください。)
※最初に使用する土に肥料分が入っているので、生ごみ堆肥は追肥の要領で使用していきます。
プランターづくり
栽培植物
市販されている苗や種を使用して育てていきます。
花:ガザニア、ロベリア、アスター、サルビア
野菜・果物:オレガノ、ルッコラ、小松菜、ベビーリーフ、スイカ、イチゴ
栽培開始
令和5年5月25日木曜日
植え付け・種まき
栽培の準備が整ったので、植え付け・種まきをしました。
・花プランターは左から順に、ガザニア(オレンジ)、ロベリア(紫)、アスター(白)、サルビア(赤)、アスター(白)、ロベリア(紫)、ガザニア(黄)です。
花はすべて苗からです。
・ハーブプランターは左がオレガノ(苗)、右がルッコラ(種)、葉野菜プランターは左が小松菜(種)、右はベビーリーフ(種)です。
・イチゴプランターは左がよつぼし、中央がローズベリー・レッド、右があまごこちという品種です。イチゴはすべて苗からです。
・スイカプランターは赤てまりという小玉スイカ(苗)です。
令和5年5月29日月曜日
発芽
・発芽状況(ルッコラ、小松菜、ベビーリーフ)
令和5年6月1日木曜日
スイカの摘芯
順調に育ってきているので、親づるを摘心しました。
イチゴの着果
令和5年6月15日(木曜日)
ルッコラ・小松菜の間引き
ベビーリーフはもう少し成長してから収穫しますので間引きはしていません。
令和5年6月23日(金曜日)
生ごみ堆肥を追肥
令和5年6月26日(月曜日)
スイカの受粉状況
小松菜の間引き2回目
小松菜は根元がひょろひょろしていて、これから太く成長するのか心配です。
令和5年6月29日(木曜日)
まさかの病気!?
とはいえ、ここまでやって、すぐには諦めきれません。もう数日、様子を見ることにします。
令和5年7月4日(火曜日)
今度こそ!
立て続けにつまずいてしまいましたが、このままでは終われません!!気持ちを切り替えて挑戦を続けます。
令和5年7月6日(木曜日)
新たな植え付け
プランターはスイカを育てていたものとは別のものです。土が足りなかったので、後日追加しておきます。
令和5年7月10日(月曜日)
発芽(小松菜・ベビーリーフ)
ちなみに、間引きしたものなどは、昨年度同様に、コンポストに入れて再度堆肥に変換中です。
令和5年7月31日(月曜日)
執務室が暑い
今年は蒸し暑い日が多く、執務室は夜間は窓を施錠するため室温が全然下がらす特に蒸し暑いです。朝一回水やりしていますが、小松菜・ベビーリーフともにしおれてしまします。
農業センターに確認すると、かん水が足りていないかもしれないとのことだったので、朝晩に水やりをすることにしました。
昨年から育てているベゴニアはたまに追肥しながら現在も元気に咲いています。
メロンに生ごみ堆肥を追肥
メロンを植え付けてから約1か月が経とうとしています。葉っぱが黄色くなるなどの症状が出てきたので、これも農業センターに確認しました。
どうやら肥料切れのようです。なので、生ごみ堆肥を追肥しました。
元の土の表面が隠れる程度、全体的に敷きました。雌花がつかないので、受粉はまだですが、期待して見守っていきます。
令和5年8月14日(月曜日)
今年の執務室は暑すぎた
この夏の記録的な猛暑で、執務室の室温は最高35.9度を記録し、朝晩に水やりしていましたが、小松菜・ベビーリーフはどうしてもしおれてしまいます。メロンのその後
葉っぱやツルはいくらか成長しますが、雄花雌花がどうしても成長しません。令和5年9月7日(木曜日)
やっと涼しくなってきました
花プランター
令和5年9月11日(月曜日)
ベビーキャロットに挑戦
令和5年9月25日(月曜日)
ベビーキャロットの発芽状況
二十日大根と春菊に挑戦!
小松菜とベビーリーフが順調です
令和5年9月28日(木曜日)
ベビーリーフを収穫しました。
令和5年10月2日(月曜日)
二十日大根・春菊・小松菜(第2弾)の発芽
小松菜とベビーリーフに追肥
令和5年10月19日(木曜日)
ベビーリーフの収穫
二十日大根プランターの状況
ベビーキャロットとガザニアの状況
令和5年11月1日(水曜日)
小松菜とベビーリーフの収穫
生ごみ堆肥の追肥
令和5年11月10日(金曜日)
小松菜の収穫2回目
ベビーキャロットの間引き
花の様子
二十日大根・春菊・小松菜第2弾の状況
令和5年11月22日(水曜日)
小松菜・ベビーリーフの収穫
春菊とルッコラの収穫
令和5年11月30日(木曜日)
最後の収穫、プランターじまい
二十日大根・春菊・小松菜第2弾の収穫
二十日大根の出来はいまいちでしたが、春菊と小松菜はまずまずの出来になりました。
二十日大根は大きいもので直径は2センチメートル、長さ4センチメートル程度です。
春菊と小松菜は、長さが20センチメートル程度です。
ベビーキャロットの収穫
ベビーキャロットは室内側(手前)と窓側(奥)で出来が違ったので、日射量が影響していると思われました。
ベビーキャロットは大きいもので、直径は2.5センチメートル、長さは10センチメートル程度です。
そのほか
令和5年度のまとめ
分類 | 品目 | 栽培日数 | 成果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
花 | サルビア | 105日 | 105日鑑賞 | |
アスター | ||||
ロベリア | ||||
ガザニア | 190日 | 190日鑑賞 | ||
葉物・ハーブ | オレガノ | 80日 | 間引き収穫 | 猛暑により生育不良で撤去 |
ルッコラ ルッコラ第2弾 |
80日 70日 |
間引き収穫 3株収穫 |
猛暑により生育不良で撤去 9月種まき分 |
|
小松菜 小松菜第2弾 小松菜第3弾 |
40日 140日 67日 |
成果なし 8株収穫 3株収穫 |
猛暑により生育不良で撤去 7月種まき分 9月種まき分 |
|
ベビーリーフ ベビーリーフ第2弾 |
40日 140日 |
成果なし 5回収穫 |
猛暑により生育不良で撤去 | |
春菊 春菊第2弾 |
97日 67日 |
5株 4株 |
8月種まき分 9月種まき分 |
|
根菜 | ベビーキャロット | 80日 | 15本収穫 | |
二十日大根 | 67日 | 4本収穫 | ||
果物等 | イチゴ | 40日 | 成果なし | 病気により撤去 |
スイカ | 40日 | 成果なし | 病気により撤去 | |
メロン | 64日 | 成果なし | 生育不良により撤去 |
令和5年の夏はとても暑く、栽培実験をしていた旧総合庁舎の執務室は冷房設備がなく、非常に高温となり、生育に適さない過酷な環境となりました。
そのため、ルッコラや小松菜、ベビーリーフなどの葉物は、途中でしおれてしまったものがあり、暑さが落ち着いてから、再度栽培を行いました。
また、イチゴとスイカは病気が発生し、メロンに至っては日照不足であり、室内栽培での難しさを実感しました。
成功事例としては、令和4年度からの実績も含めて、花や葉物野菜は育てやすいのではと感じました。
また、ベビーキャロットや二十日大根などの根菜類も植える時期などを調整すれば、もっとよいものが収穫できるのではないかと感じました。
成功・失敗・トラブルなどいろいろありましたが、これまでの2年間、ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
令和6年度は、空調設備の行き届いた新庁舎ということもあり、温湿度など、生育により適した環境になると思われますので、引き続き生ごみ堆肥を活用した室内栽培実験をしていきたいと思います。
このホームページを通して、生ごみ堆肥づくりや堆肥の活用方法に興味をもっていただけると幸いです。