血液内科/フォローアップ外来

最終更新日 2020年5月1日

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診療科の特徴

1 血液内科について

市立旭川病院血液内科は、昭和55(1980)年に創設されて以来、旭川市内及び道北圏一帯の血液患者の治療に尽力しています。

血液内科医4人が常勤し、血液内科病棟(43床、うち無菌室6床)と外来患者の治療に専念しています。

多くの紹介患者さんに対応できるよう、外来は毎日受診可能で、地域連携室を通じて予約していただけますと流れがスムーズです。

さらには、医療者向けにE-mail(アドレス:ketsueki@city.asahikawa.hokkaido.jp)を利用した血液患者についてのコンサルテーションというサービスも提供しており好評を得ております(無料です)。

何かお困りの症例がありましたらご利用ください。2日から3日以内にはご返答させていただきます。

2 診療について

当科の守備範囲は広く血液疾患全般にわたっています。

現行の医療保険制度で実施可能な全ての血液疾患の治療を行っています。

外来・入院患者さんの治療方針等に関しては、毎週カンファレンスが開かれスタッフ全員で検討しています。

特に、入院患者さんについては、看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士等の他職種もまじえて多角的に検討を加えています。

また、通常の化学療法では治りにくい白血病やリンパ腫の患者さんに対しては、造血幹細胞移植も積極的に導入しています。

日本骨髄バンク・臍帯血バンク認定施設であり、あらゆるドナーソースからの移植が可能です。

また、再発難治性のリンパ腫に対しては、放射免疫療法であるゼヴァリン治療も行っており、これまでに20例ほどの症例集積があります。
一方、外来化学療法が適当と判断される患者さんに対しては、平成18(2006)年秋に開設された外来化学療法室を利用して、自宅から通いながらの治療も行っています。

3 治療実績について

当科は創設以来、多くの症例の積み重ねがあります。

年間の入院患者数は、250から300程度で、これまでに入院治療又は外来治療を必要とした主な疾患の患者数は、急性骨髄性白血病419例、急性リンパ性白血病121例、慢性骨髄性白血病178例、慢性リンパ性白血病27例、骨髄異形成症候群341例、悪性リンパ腫779例、多発性骨髄腫320例、再生不良性貧血112例ほどがあります。

治療の成績については治療対象となる原疾患、年齢層、重症度、合併症の有無などで大きく異なってきますが、当科での急性骨髄性白血病の完全寛解率をひとつの指標として示しますと74.5%であり、国内有数の施設と比較して遜色はありません。

最近7年間(2011年~2017年)の主な疾患の新患患者数を下記の表に示します。

年次毎に多少の変動はありますが新患数としては最も多いのは悪性リンパ腫で、ついで骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病の順となっています。

造血幹細胞移植については1995年に当院で移植医療を開始してからこれまでに(2017年)181症例の実績があります(下記の表)。

当院が骨髄バンク・臍帯血バンクに認定された2005年以降の年次別生存曲線(2007年から2010年と2011年から2014年)を示します。

患者さんの原疾患や全身状態によって治療効果は異なりますが、年次ごとに治療の成績は向上してきており最近では57%の移植患者さんが長期生存を期待できるまでになってきております。

造血幹細胞移植件数
移植内訳 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

1995~2018年

移植総数 19 12 20 10 4 9 17 198
自家移植 6 0 9 4 1 6 10

76

同種移植 13 12 11 6 3 3 7 122
血縁 1 4 4 3 1 0 3 48
非血縁 10 8 5 2 1 3 1 43
臍帯血 2 0 2 1 1 1 3 32
年次別疾患別新患患者数
疾患内訳 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
急性骨髄性白血病 12 12 6 12 11
急性リンパ性白血病 1 7 1 3 6
慢性骨髄性白血病 8 5 3 10 2
骨髄異形成症候群 24 16 10 14 13
悪性リンパ腫 30 37 32 51 40
多発性骨髄腫 17 11 9 8 8
慢性リンパ性白血病 0 1 1 2 1
再生不良性貧血 8 4 3 8 5
成人T細胞白血病リンパ腫 0 0 0 2 0
特発性血小板減少性紫斑病 17 13 5 16 17

年次別生存曲線

外来診療体制はこちら

スタッフ紹介
役職 医師名 所属学会等
副院長 柿木 康孝
日本内科学会総合内科専門医
日本血液学会専門医・指導医
日本造血細胞移植学会認定医
日本輸血・細胞治療学会認定医
日本感染症学会
医長

松岡 里湖

日本内科学会認定医

総合内科専門医

日本血液学会専門医

日本造血細胞移植学会認定医
医員

市川 貴也

医員

小島 圭祐

  

造血幹細胞移植後長期フォローアップ外来(看護師によるLTFU外来)

造血幹細胞移植後長期フォローアップ外来では、移植後のGVHDなど移植後特有のさまざまな症状とうまく付き合いながら生活できるよう支援させていただきます。

こんなことはありませんか?クローバーイラスト

  • 感染予防って言われるけど、こんな時はどうしたらいいの?
  • 食事はどんなものを食べたらいいの?
  • 味覚が変わって食欲がない。
  • 皮膚の乾燥が強い。涙がでなくて目が乾く。口の中が乾燥する。
  • 下痢が続いてつらい。
  • 体力がなくなった。 看護師イラスト
  • GVHDってなんだろう?
  • 先生にはこんなことなかなか聞けない。
  • これからの生活や病気のことで不安がある。
  • 薬をよく飲み忘れてしまう。

担当者

造血幹細胞移植後患者のためのフォローアップ研修を受けた看護師

対象者

造血幹細胞移植後2年以内で、当院の血液内科受診中の患者様・ご家族
※ 自己末梢血幹細胞移植を除く

予約方法

血液内科医師又は内科外来のスタッフに申し出ください

受診日

毎月第1木曜・第3月曜の午前中30分間

場所

整形外科外来

問い合わせ

内科外来 0166-24-3181(内線:2330)