血管外科
メッセージ
取り扱う疾患
動脈の病気
閉塞性動脈硬化症

こんな症状があったら対応します!
・歩くと足がだるくなる(間欠性跛行)
・だまっていても足が痛い(安静時痛)
・足指や足部のキズが治らない(潰瘍・壊疽)

こんな治療が可能です!
・血管内カテーテル治療
狭窄血管部を広げ、再狭窄を防ぐ器具を入れます。
バルーン拡張、ステント留置、ステントグラフト留置
・血栓内膜摘除術
狭窄血管部のこびりついた動脈硬化を取り除きます。主に股の付けの動脈が対象です。
・末梢バイパス手術
広範囲の血管狭窄が認められるときや、キズが大きい時に行います。
主に下腿や足部まで、ご自身の静脈を使用してバイパスを行います。
・補助療法
レオカーナ治療というアフェレーシス治療(血液濾過)になります。血液の粘度を調節して末梢循環改善を期待して行います。
旭川医科大学外科学講座血管外科の関連施設として、下肢閉塞性動脈硬化症の治療を得意としております。最も重症度の高い下肢虚血にも血行再建を実施し、機能的救肢(歩ける下肢)の維持を目指した治療が受けられます。
腹部大動脈瘤
腹部の大動脈が正常(約2cm)の1.5倍以上(3cm以上)に膨らんだ瘤(こぶ)を腹部
大動脈瘤と言います。無症状のことが多く、偶然に見つかることが多いとされ破裂して初めてわかることもしばしば経験します。原因は、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の合併が多く内科管理が重要され、特に喫煙と動脈瘤の拡大は密接に関連しており、禁煙は最も重要で必須になります。日常診療での触診やエコー検査などによって早期発見が可能です。腹部大動脈瘤は自然に、あるいは薬で小さくなることはまずありません。破裂すると致死的となるため、見つかったら血管外科外来への受診をお薦めいたします。
こんな症状があったら対応します!
・おなかに手を当てると拍動性のこぶを触れる
・検査で指摘された
・腰痛や腹痛、圧迫感

こんな治療が可能です!

下肢静脈瘤

こんな症状があったら対応します!
・脚がだるい、重く感じる(重苦感)
・むくむ(浮腫)
・かゆい(掻痒)
・就寝中につったり、けいれんする(こむら返り)
・なんとなく足に違和感を感じる

こんな治療が可能です!
皮膚の外から静脈を圧迫して血液の渋滞症状を緩和させます。いろいろな質感の弾性ストッキングを取りそろえておりますのでお気軽にご相談ください。
・手術
<血管内(カテーテル)治療>
血管内焼灼術(レーザー治療/高周波治療)
カテーテルを血管内に挿入し、熱で閉塞させる治療です。
血管内塞栓術(グルー治療)
カテーテルを血管内に挿入して、医療用の糊を注入して閉塞させます。
<ストリッピング(抜去)術>
ストリッパーと言われる器具を血管内に挿入して、外科的に血管を抜去します。
<硬化療法>
主に上記手術に組み合わせて行う治療で、主に下腿の瘤に硬化剤を注射して血管を閉塞させます。

スタッフ紹介
役職 | 医師名 | 所属学会等 |
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診療部長 | 内田 大貴 |
日本外科専門医 日本心臓血管外科専門医 日本脈管専門医 日本血管外科学会 血管内治療認定医 |
医長 |
森山 寛也 |