泌尿器科

最終更新日 2022年4月1日

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当科は、常勤医3人体制で、地域の基幹病院として泌尿器科疾患ほぼ全般に対応している診療科です。

腹腔鏡手術についても同地区の先駆的役割を担い、平成26(2014)年度からロボット支援下腹腔鏡手術を導入しています。

診療科の特徴

治療について

がん

  • 腎臓、副腎、腎盂、尿管、膀胱、前立腺、精巣、後腹膜にいたるまで全ての泌尿器がんを取り扱っており、治療としては腹腔鏡、内視鏡を含めた手術全般と、放射線、抗がん剤による治療を総合的に行っております。以前より、より低侵襲の腹腔鏡手術を積極的に行ってきましたが、これに加えて、平成26年(2014年)度からロボット支援下腹腔鏡手術(ダヴィンチ手術)を開始しました(後述)。
  • 前立腺癌についてはダヴィンチ前立腺全摘術を行ってきました。薬物療法として、ホルモン療法と化学療法(抗癌剤)、そして放射線科と連携して放射線治療(外照射)も行っております。
  • 腎癌については、小径腎癌に対するダヴィンチ腎部分切除術を積極的に行う一方、大きな腫瘍については従来からの開腹手術による根治切除も行っています。進行腎癌に対する分子標的療法や免疫チェックポイント阻害薬およびそれらの併用による複合免疫療法も行っております。
  • 膀胱癌における膀胱全摘術は泌尿器科手術の中でも侵襲の大きな術式ですが、これについてもダヴィンチ手術を導入することで大幅に侵襲を小さくすることができています。

排尿の異常

  • 前立腺肥大や神経因性膀胱など、尿が出づらい、尿が近いといった症状の病気に対し、内服治療、内視鏡手術(約7日から10日間の入院)などを行っております。

尿路結石

  • 近年広まっている、尿管内視鏡を用いたレーザー砕石術(経尿道的結石破砕術:TUL)を積極的に行っています。これまで行ってきた体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)と比して3-4日間の入院が必要となりますが、最新のレーザー砕石装置により、効率よく砕石することができ、大部分の結石は一回の手術で完全砕石できます。

低侵襲手術

副腎や腎の手術の多くでは、腹腔鏡手術を行っています。開腹手術と比べて、手術の傷が小さく、術後の回復も早い、など患者さんの身体の負担が少ない術式です(低侵襲手術)。全例が適応になるわけではありませんが、腹腔鏡関連学会の腹腔鏡手術技術認定医の担当のもと、適応症例の増加を目指しています。

また、より難易度の高く精密な手術操作を要求される、

  1. 前立腺癌に対する前立腺全摘除術
  2. 小さな腎癌に対する腎温存を目指した腎部分切除術
  3. 膀胱癌に対する膀胱全摘術

に対しては、手術支援ロボット”ダヴィンチ”を用いたロボット支援手術を積極的に行っています。

当課では、上記の腹腔鏡手術における技術や経験の下に、平成26年(2014年)度より、このダヴィンチ手術を導入しています。

先進技術であるダヴィンチを用いて、より低侵襲で安全な手術を目指していきます。

外来

  • 月曜から金曜の午前中に行っております。
    (月曜日・木曜日は完全予約制となります)

外来診療体制はこちら

(補足)午後は緊急以外、一般の外来は行っておりません。

手術件数 
手術内容 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度
腎癌根治術 15 27 19 15
腎盂・尿管癌根治手術 5 3 4 6
膀胱癌手術(膀胱全摘) 3 5 8 4
膀胱癌手術(経尿道的腫瘍切除) 86 83 63 67
前立腺癌・全摘術 52 36 37 34
前立腺肥大症手術(経尿道的前立腺切除) 19 22 16 15
前立腺肥大症手術(被膜下摘出 開腹) 5 5 2 1
副腎腫瘍摘出術(腹腔鏡下) 4 1 6 2
透析用シャント手術 26 8 33 25

一般社団法人National Clinical Database(NCD)の手術・治療情報データベース事業への参加についてのお知らせ(PDF形式 113キロバイト)

研修について

当院泌尿器科では、、日本泌尿器科学会基幹教育認定施設として、いつでも研修可能です。
1年目から2年目での泌尿器科全般における検査と内視鏡等の治療と、小手術の執刀と大手術の介助を、3年目以降で大手術の執刀と管理につき研修していただきます。

スタッフ紹介
役職 医師名 所属学会等
診療部長 玉木 岳

日本泌尿器科学会専門医

腹腔鏡認定医

がん治療認定医

ロボット手術プロクター(前立腺、腎、膀胱)

医長

萬上 弘子

日本泌尿器科学会専門医
医長

菊地 大樹