(小児科)川崎病外来

最終更新日 2015年8月30日

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川崎病外来(川崎病について)

川崎病は全身の血管に炎症を起こす病気です。乳幼児期にかかることが多く、流行があることや親子や兄弟でかかりやすいなどの特徴がありますが、いまだに原因はわかっていません。無治療でも熱は下がりますが、冠動脈という心臓の大事な血管に後遺症をのこし、検査や内服など長期間の定期通院が必要となったり、心筋梗塞を起こしたりすることがあります。後遺症を残さないためには適切な治療をしなければなりません。


川崎病の治療について

川崎病外来について

川崎病の治療について

川崎病ではしっかり診断がついて適切なタイミングで免疫グロブリンという治療をすれば、後遺症がなくなおる患者さんが大半です。ただし、症状が揃わず診断がつくまでに時間がかかった患者さんや、免疫グロブリンが効かない患者さんがおり、そういった患者さんではいまだに後遺症を残す人がおります。当科では、早期より心臓エコー検査などを積極的に行い診断の精度を上げることと、治療の際に免疫グロブリンが効きにくいと判断される患者さんにはステロイドホルモン剤による併用療法を行い、後遺症を可能な限り残さない工夫をしております。

川崎病外来について

川崎病外来では川崎病にかかってしまったあとの定期的な検査を行なっています。入院中に問題がなくても後で冠動脈に異常が発見されることもありますので、退院後も一定期間は心電図や心臓エコー検査をすることがガイドラインでも推奨されています。冠動脈後遺症を残してしまった患者さんに対しては、内服治療および心臓CT検査やカテーテル検査などさらに専門性の高い検査を行います。成人になってからも当院循環器内科で継続して治療を行なっております。

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