(消化器内科)あつかう疾患・治療

最終更新日 2015年11月2日

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あつかう症状、疾患、検査・治療

こんな症状に私たちは対応しています

腹痛がある

胃の痛みが続く

お腹が膨れている

胸焼けがする

吐き気がする

嘔吐しやすい

吐血がある

下血がある、便に血が混じる

下痢が続く

排便や排ガスが出にくい

貧血がある

体がだるい

発熱がある、微熱が続く

体重が急に減少した

食欲がない

食べ物がつかえる気がする

貧血をおこす

黄疸(眼球や皮膚といった組織や、尿などの体液が黄色く染まる状態)がある

肝機能に異常がある

*上記症状であっても消化器内科以外の疾患の可能性もありますので、診察・検査次第では、対応する科に紹介させていただく場合もあります。

こんな疾患に私たちは対応しています

悪性腫瘍

食道がん、胃がん、大腸がん、肝がん、胆嚢がん、胆管がん、膵がん、GIST(消化管間質腫瘍) など

良性腫瘍

粘膜下腫瘍、ポリープ(胃、大腸、胆嚢)、肝腫瘍、膵のう胞 など

炎症疾患、急性疾患、慢性疾患

逆流性食道炎、急性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、急性腸炎、出血性大腸炎、虚血性腸炎 など

炎症性腸疾患:潰瘍性大腸炎・クローン病・腸管ベーチェット病

消化管機能異常症:食道アカラシア、腸閉塞、便秘症、過敏性腸症候群 など

胆石、総胆管結石、胆嚢炎、胆管炎、硬化性胆管炎 など

肝機能障害、ウイルス性肝炎(A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、E型肝炎 など)、アルコール性肝障害、脂肪肝・非アルコール性脂肪肝炎NASH、薬剤性肝障害、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、肝硬変、門脈圧亢進症 など

こんな検査・治療を私たちは行っています

がんを早期に発見するために、下記検査を行っています。

・上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

・下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

・小腸内視鏡検査

・カプセル内視鏡検査

・腹部超音波検査

 など

がんの精密検査を行っています

精密検査を行い、外科手術治療・放射線治療などへの橋渡しや、化学療法などの治療を行っていきます。

・上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

・下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

・病理組織診・病理細胞診

・CT検査

・MRI検査

・消化管超音波内視鏡検査

・消化管造影検査(胃X線・大腸X線)

・造影超音波検査

・エコー下肝生検

・腹部血管造影検査

・胆道・膵超音波内視鏡検査

 など

消化管(胃・大腸)ポリープ・早期消化管(食道・胃・大腸)がんの内視鏡治療を行っています

・内視鏡的ポリペクトミー

・内視鏡的粘膜切除術:EMR

・内視鏡的粘膜下層剥離術:ESD

 など

肝がんの局所制御の治療を行っています

・局所療法:ラジオ波焼灼術、エタノール注入療法

・肝動脈塞栓術

 など

がんの化学療法を行っています

食道がん、胃がん、大腸がん、肝がん、胆嚢がん、胆管がん、膵がん などを当科で扱っており、それぞれのがんで化学療法の内容(レジメン)が異なっています。新たな治療薬も増えてきております。個々の受療者の病態・状態に応じて、治療法を選択していただき、副作用対策を行いながら行っていきます。

がんに対する緩和治療を行っています

がんが見つかった時点から、緩和治療を検討する必要があります。状態・症状に応じて積極的ながんに対する治療を行っている段階、積極的治療ができなくなった段階で、必要な対策を行っていきます。状況によって緩和ケアチームと一緒に治療を行うこともあります。

良性腫瘍の経過観察を行っています

最初の診断で良性腫瘍と判断されていても、大きくなる、数が増えるなどの変化がある場合は悪性腫瘍を考慮に入れる必要があります。定期検査が必要と判断された場合は、下記検査などで、経過観察を行っていきます。

・上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

・下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

・CT検査

・MRI検査

・腹部超音波検査

 など

吐血・下血に緊急内視鏡検査や入院治療を行っています

胃潰瘍・十二指腸潰瘍、マロリー・ワイス症候群、胃・食道静脈瘤破裂、虚血性腸炎、憩室出血、食道がん、胃がん、大腸がん などの主な病気が考えられます。全身の状態が落ち着いていれば平日日中の対応になります。病態に応じて、夜間・休日も含めた緊急対応を行い、採血検査、CT検査、上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査、下部消化管(大腸)内視鏡検査を行い、必要であれば、輸血治療、内視鏡的止血術などを行います。止血しきれない場合は、外科に依頼して外科手術や、放射線科に依頼してIVR(血管内治療)などを行うことがあります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療を行っています

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で診断がつき、胃酸抑制薬(H2ブロッカー、プロトンポンプ阻害薬など)を用いて治療を行います。ヘリコバクター・ピロリ菌の感染の可能性がある場合は検査を行い、陽性であれば治療を行います。

消化管の機能障害に対して治療を行っています

腹痛、胸焼け、便秘、下痢などの症状に対して、治療薬を用いて治療を行っていきます。

炎症性腸疾患に対して治療を行っています

詳細はIBDセンターのページをご参照ください。

肝機能障害の原因検索と治療を行っています

肝機能障害は様々な原因で起こります。肝臓自体の障害と胆管の障害に大別されます。肝臓自体の障害は肝炎(ウイルス性、自己免疫性など)、薬剤性肝障害、アルコール性肝障害、脂肪肝などがあります。胆管の障害は胆嚢や胆管の結石、胆管がん・膵がんなどの腫瘍などの原因があります。

・腹部超音波検査

・CT検査

・MRI検査

・肝硬度測定

・エコー下肝生検

・消化管超音波内視鏡検査

 など

ウイルス性肝炎の治療を行っています

B型肝炎、C型肝炎の治療は進歩しており、治療を行うことで、肝硬変・肝がんになる可能性がかなり低くなっています。B型肝炎は核酸アナログ薬(内服薬)やインターフェロン治療(注射)でほぼ抑えられます。C型肝炎は内服薬でウイルスいなくなる可能性がかなり高くなっています。

肝硬変、肝不全の治療を行っています

肝硬変の原因は様々ですが、主なものはウイルス性肝炎(B型・C型)、自己免疫性肝炎・原発性胆汁性胆管炎、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝炎NASHなどがあります。それぞれの原因の除去が治療の主体となります。肝臓が働けなくなる肝不全になっている場合は、肝臓を助ける治療を行っていきます。腹水・浮腫に対して利尿剤の投与、アルブミン製剤の投与、腹水ドレナージ・濃縮再静注などの治療を行っております。肝性脳症に対して不足する栄養素の補充、腸内細菌に対する抗生剤投与などを行い、症状を緩和します。

胆管・膵管の障害を解除する治療を行っています

胆管の障害は胆嚢や胆管の結石、胆管がん・膵がんなどの腫瘍などの原因があります。まず胆管の障害の原因を見つけるために検査を行います。

・腹部超音波検査

・CT検査

・MRI検査

・消化管超音波内視鏡検査

・内視鏡的逆行性胆道膵管造影検査(ERCP)

 など

胆管の結石が原因であれば、下記のような治療を行います。

・内視鏡的乳頭括約筋切開術

・内視鏡的砕石術

・内視鏡的排石術

胆管がん・膵がんなどが原因であれば、下記のような治療を行います。

・外科手術

・ドレナージ(ステント留置)

・化学療法