病院事業管理者・院長ご挨拶
病院事業管理者ご挨拶
市立旭川病院のホームページを御覧いただきありがとうございます。
青木秀俊先生の後を受けて2025年4月1日より、旭川市病院事業管理者の任に就きました。
「患者さん中心の医療を行い、市民から信頼される病院を目指します」を基本理念に、上川中部2次医療圏で唯一の市立病院として、地域住民の命と健康を守るため職員一丸でチーム医療に取り組んでおります。
地域がん診療連携拠点病院として精力的にがん診療に取り組んでいます。2023年に最新鋭の放射線治療装置を導入し、定位放射線治療、強度変調放射線治療などを短時間で高精度に行うことが可能です。ロボットを用いた低侵襲手術も外科・泌尿器科で実績を重ね良好な成績をあげており、血液内科では認定施設として造血幹細胞移植を行っており、歯科口腔外科と耳鼻咽喉科では連携して口腔がんや頭頚部がんの手術に取り組んでいます。消化器内科では、多くの内視鏡治療の他、難治性の炎症性腸疾患に対するIBDセンターも開設されています。
救急医療では、2次救急のほか、夜間の小児科1次救急および夜間急病センターでの1次救急を担っています。循環器系は、1971年に道内初のCCU(冠疾患集中治療室)を開設し、内科・外科とも診療実績が多く、現在は循環器病センターとして高度な医療を展開しています。2024年10月に新たに血管外科が開設され、腹部以下の動脈・静脈の疾患に対して最先端の治療が可能となりました。
精神神経科では、公的病院としては市内で最も多くの患者さんを受け入れており、身体疾患を合併する場合には全診療科と連携して診療にあたっています。
感染症指定医療機関として感染症病床を常備し、新興感染症などに対していち早く対応しております(新型コロナウイルス感染など)。
本年4月からは整形外科に16年ぶりの常勤医が着任され、入院・手術が可能となりました。
市立旭川病院は、道北の基幹病院として高度で質の高い医療を安全に提供し、地域の医療、地域の人々の健康維持に貢献して参ります。
2025年4月1日 旭川市病院事業管理者 石井 良直
院長ご挨拶
石井良直院長の後任として、2025年4月より市立旭川病院長に就任いたしました。
当院は1930年(昭和5年)に貧困者医療機関として開設された長い歴史があり、その設立目的は「経済的な事情に関わりなくすべての市民が最先端の医療を受けることのできる医療機関の設立」でした。この設立の志は当院の基本理念である「患者さん中心の医療を行い、市民から信頼される病院を目指します」として各職員に周知され、実践されています。
当院は地域がん診療連携拠点病院(旭川に3病院)に指定されており、がん治療の均てん化(全国どこでも同じ治療が受けられる)を目標にがん診療にとりくむとともに、道北・北空知医療圏の医療者を対象とした講演会や市民向けの啓蒙活動を積極的に行っています。緩和ケアチームやがん相談支援センターも整備されており、がん診療に関わるさまざまなニーズに応えるべく体制を整えています。
救急疾患に対応すべく循環器病センター、消化器病センターが整備され、夜間救急も含め断らない医療を実践しています。消化器内科には患者さんが増加傾向にあるIBD(潰瘍性大腸炎やクローン病など)を対象として、その治療のみならず学業や就労サポート、栄養相談や病気を抱えた悩みなどに対応するためIBDセンターも開設されています。日々進歩するIBDの診療に精通した医師や患者さんを支える他職種の連携が実践され、患者さんのQOL向上を目指した診療が提供されています。
旭川市も全国を上回るスピードで高齢化、人口減少が進んでおり、医療を取り巻く環境は厳しさを増しています。当院は上川中部2次医療圏唯一の市立病院として、受診した患者さんが当院を選んで良かったと感じていただけるよう、職員一同、基本理念を実践し努力して参ります。
2025年4月1日 市立旭川病院長 垂石正樹