薬剤科

最終更新日 2022年5月16日

ページID 002065

印刷

薬剤師を募集しています

病院薬剤師のしている仕事をご存知ですか。

安全で効果的な薬物治療をお受けいただくために、病院薬剤師は、お薬に関わった仕事に携わっています。お薬は病気の治療に欠かせない大切なものです。お薬が効果的に安全に使用されるように毎日心がけて仕事をしています。患者さまがより安心して医療を受けられるように、そして一日も早い回復を願って患者さまから見えない縁の下の仕事も数多くありますが努力を積み重ねています。気軽にお声をかけてください。
病院薬剤師の仕事は、次の部門に分かれています。
それぞれ紹介をいたしますのでクリックしてみてください。

ご紹介した仕事の他にも、薬剤師を目指す薬学性の教育や研修、病院を運営する会議への参加など、お薬を基本として仕事とともに、患者さんや市民の皆さんに「力になったよ、教えてくれてありがとう。」などと言っていただける部署であり続けるよう努力しているところです。

(薬剤科一同)

ya01.JPG

入院患者さまのすぐそばで仕事をしています

薬剤管理指導業務(病棟業務)

入院患者さまに安心して治療に参加していただけるよう病室にお伺いしてお薬の効果、使い方、注意点などの説明や質問にお答えしています。またお薬による副作用などについてもチェックし医師や看護師等と協力してお薬が有効で安全に役立つように努めています。患者さまのお薬について必要があれば、退院後に通われる病院やかかりつけ薬局の薬剤師にお伝えすることもあります。これからの私たちにとって重要な仕事です。すべての病棟で患者さまにお役に立てることを目標にしています。

薬品管理室へようこそ

薬品管理業務・注射調剤業務

この部門では、病院で使用されるすべての医薬品、検査用試薬などの購入・供給の管理及びそれぞれの特性に合わせた保管・管理をしています。入院患者さまに使用される注射薬の個人別セットも主な仕事です。病院は24時間365日患者さまが治療を受けています。治療を妨げるような医薬品の不足が起きては大変です。また、品質の確保も重要です。大きいものから小さいものまで数多くの医薬品の管理を行っています。
また、治療に用いられる注射薬は効き目も早く、患者さまの容態に合わせ日々変わることがあります。このため、薬の量や混合の可否などを確認し患者さま個人個人に分けて用意しています。これにより患者さまの安全性が向上します。その他、治療には欠かすことができませんが使い方によっては社会に悪影響を与えるおそれのある麻薬・向精神薬・毒薬なども法律に基づいて厳重に管理しています。

調剤室へようこそ

入院・外来調剤業務

この部門では飲み薬、塗り薬、貼り薬などを扱っています。

入院・外来調剤

医師の診断により発行された処方せんをもとに調剤を行います。医師は患者さま一人一人の症状に合わせてお薬を処方します。入院患者さまと一部の外来患者さまの処方せんについて

  1. 処方監査 処方せんについて薬剤師の立場で組み合わせ、内容、種類、量や飲み方、使い方などをチェックします。
  2. 処方調剤 監査された処方せんをもとにお薬をつくります。
  3. 調剤監査 お薬が処方どおりできているか、改めてチェックします。また、ほかの診療科のお薬もチェックしお渡ししています。お薬手帳は患者さまがほかの病院にかかっている場合に大切な情報源になることがあります。
  4. 薬剤情報提供 処方されたお薬の説明書とお薬を一緒にお渡しします。処方されたご自分のお薬をよく知ることは大切なことです。

      調剤室

調剤業務風景1調剤業務風景1

院外処方についてのお知らせ

外来患者さまには院外処方せんをご利用いただいています。院外処方は日本を含む先進国の多くで行われている制度です。これは医師と薬剤師がそれぞれ専門的な立場で患者さまの治療に関わることを基本としています。患者さまには信頼できる「かかりつけ薬局(薬剤師)」をご利用いただき、当院以外で処方されたお薬や薬局で購入したお薬も含め、いろいろなチェックをすることでお役に立つことができます。効果的な薬物療法とお薬による不都合を防ぐためにもご利用願います。

製剤室へようこそ

院内製剤調製業務

院内製剤とは「市販されていない特殊なお薬を、医師の申請により、病院として承認後、薬剤師が調製し、その病院のみで使用される製剤」をいいます。病院で使用されるお薬のほとんどは、製薬企業で製造・供給されています。しかし、患者さまの症状などにより、院内製剤が必要となることがあります。当院では約40品目あり、治療上の必要性から医師の処方に応じて調製されています。通常、軟膏や坐薬などの一般製剤と、注射薬や点眼薬などの無菌製剤に分けられますが、その調製方法や環境は製薬会社と同等の条件で行っています。
具体的には、心臓血管外科の手術用に当院独自に調製した心筋保護液や、悪性腫瘍の治療に用いられる局所注入液などがあり、治療に貢献しています。
無菌室の写真
無菌室

湿性製剤室の写真
湿性製剤室

注射薬無菌調製業務

病気や手術などのため、免疫力が低下し、感染しやすくなったり、栄養状態が悪くなったりすることがあります。このような場合には、感染を防ぐため無菌的な環境で注射薬を混合する必要があります。無菌室では、クリーンベンチや安全キャビネットを用いて、医師の処方に基づき、栄養を補給する中心静脈栄養剤(TPN)の混合やがん治療に用いる抗がん剤の混合を行っています。調製前には処方内容に問題がないかを確認し、必要に応じ医師に問い合わせをします。
最近、日常生活を送りながら、がん治療ができるなどの理由で、外来通院で化学療法を受けられる患者さまが増えています。製剤室ではこのような患者さまにも、より安全で適正な治療ができるように、注射剤の無菌調製や服薬指導を行っています。

抗がん剤無菌調製業務の写真
抗がん剤無菌調製業務
TPN無菌調製業務の写真
TPN無菌調製業務

院内製剤および注射薬調製の研修

薬学部の学生や研修生を対象に、院内製剤および注射薬の無菌調製方法の研修を行っています。院内製剤の調製に用いる器具の使用方法や、無菌調製に用いるシリンジの取り扱い方法などの基本的なことから、TPNおよび化学療法注射処方せんの監査方法やがん化学療法プロトコル管理まで、医療の安全性確保のために指導を行っています。

薬品情報室へようこそ

医薬品情報管理業務

医薬品に関するさまざまな情報が医薬品製造会社はもとより研究機関、厚生労働省、マスコミ、患者さまなどから毎日のようにもたらされています。当院で使用しているお薬に限らず、これらの情報は患者さまの適正な薬物療法に役立つよう、この部門で整理され必要があれば問い合わせを行い評価し、医師・看護師・薬剤師を含めた医療に携わる人々に必要に応じて提供しています。医薬品の情報提供には迅速性、正確性、信憑性が求められます。また院内で発生したお薬による副作用の収集や使用されたお薬の情報を集め、これからの薬物療法に役立てることも重要な仕事です。現在ではIT化が進み情報の入手や提供もリアルタイムとなってきました。患者さまの治療の手助けとなる情報を正確に、かつ素早くお伝えできるよう心がけていきます。

治験と市販後調査

薬品情報室では治験業務も行っています。「治験」とは新しい医薬品を治療の現場に送り出すための仕事です。現在使われているお薬も治験という厳しいハードルを越えて厚生労働省に認められたものが用いられています。まだまだお薬が必要とされている病気が数多くあり副作用の少ないお薬も求められています。治験が活発に行われることが期待されています。
病院で行われる治験は医薬品開発段階の一部となります。それまでにも多くの試験を経た安全性が高く、有益と思われる候補について治療に必要な薬用量を決めるために行う試験です。この試験は患者さまに不利益にならないよう、詳しい説明のうえご理解いただいてから参加していただくものです。ご協力いただいた患者さまは「創薬ボランティア」とも呼ばれています。治験という業務を通して、治療の場に新しいお薬が登場するお手伝いをしています。
市販後調査は、新しいお薬が多くの患者さまに使われることで、新たな効果や使い方、副作用など治験では分からなかった多くの情報を得ることができます。それらの情報を集め、今後そのお薬がさらに役立つよう息の長い調査が続けられます。このような調査に協力いただくことを「育薬ボランティア」と呼んでいます。

  認定・専門薬剤師等取得状況 及び、施設認定

薬剤科では、チーム医療の中で、より専門性を発揮するための能力向上を目指し、認定・専門薬剤師の取得に対し、積極的に取り組んでいます。

そして、病院としても必須研修がある場合、必要な補助を行っています。

-------------------------

・日本医療薬学会 医療薬学指導薬剤師 1名

・日本医療薬学会 医療薬学専門薬剤師 1名

・日本医療薬学会 がん専門薬剤師 1名

・日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師 1名

・日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法認定薬剤師 1名

・日本核医学会 核医学認定薬剤師 1名

・日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療認定薬剤師 1名

・日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師 1名

・日本病院薬剤師会 病院薬学認定薬剤師 10名

・日本糖尿病療養指導士認定機構 糖尿病療養指導士 2名

・日本臨床栄養代謝学会

 栄養サポートチーム専門療法士 1名

・高血圧・循環器病予防療指導士認定協会

 高血圧・循環器病予防療養指導士 1名

・日本循環器学会 心不全療養指導士 1名

・日本災害医学会 PhDLSインストラクター 1名

・日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師 4名

・日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師 4名

(2022年4月現在)

--------------------

 【施設認定】

・日本医療薬学会 医療薬学専門薬剤師研修施設(基幹施設)

・日本医療薬学会 がん専門薬剤師制度研修施設

・日本医療薬学会 薬物療法専門薬剤師研修施設(基幹施設)

・日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師制度暫定研修施設

・日本臨床腫瘍薬学会 がん診療病院連携研修病院 

・日本薬剤師研修センター 薬局・病院実務研修施設

 (2022年4月現在)