医療安全管理課

最終更新日 2024年12月5日

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はじめに

当院では、患者さんに安全な医療を提供し安心して治療を受けていただくため、医療安全管理指針を設け、指針に則って医療安全管理体制の整備や医療安全に係わる職員研修の実施、医療事故防止策の推進や医療事故発生時の対応などを行っております。具体的な活動としては、医療安全担当構成員による週1回の医療安全カンファレンスの実施、各部署の代表者を招集して月1回行う医療安全管理委員会、各部署の医療安全の実情を点検するMSPラウンド(Medical safety patrol)、医療安全啓蒙のための院内研修会の実施などです。また、専従セーフティマネージャーを中心とし、当院で起きた様々なインシデント・アクシデントを検討・議論し、日々医療事故防止に向けた具体的な方策を発信しております。

医療安全管理指針(PDF形式)

医療安全担当構成員(2019年4月)

  • 医療安全担当副院長(ゼネラルセーフティマネージャー)(医療機器安全管理責任者) 1名
  • 医療安全管理者(専従セーフティマネージャー) 1名
  • 外科系医師 1名
  • 内科系医師 1名
  • 薬剤科(医薬品安全管理責任者) 1名
  • 臨床器材科1名
  • 中央検査科 1名
  • 中央放射線科 1名
  • 看護師(管理職1名、看護師長2名) 3名
  • 事務局 3名

合計14名の構成からなります。

医療安全管理体制図
医療安全管理体制図(PDF形式)

活動内容の概要

  1. 組織的活動
    医療安全カンファレンス、医療安全管理委員会、各部署との連携
  2. 院内医療安全教育
    医療安全対策講演会の開催、MSPラウンド
  3. 医療安全対策マニュアル
    作成・整備と定期的改訂
  4. 医療安全動向
    医療安全情報(日本医療機能評価機構発行)の周知、医療事故の再発防止に向けた提言(日本医療安全調査機構発行)の周知
  5. コンサルテーション
    医療安全に関するスタッフへのアドバイス
  6. 地域連携
    医療安全に係る他病院との連携による相互評価
  7. 窓口
    身体的合併症や苦痛に対しての相談、医師からの説明が不十分などの相談

活動内容詳細

【組織的活動】
医療安全カンファレンス、医療安全管理委員会、各部署との連携

医療安全カンファレンス(週1回開催)

医療安全カンファレンス

月1回、各部署に定めているセーフティマネージャーを招集し、医療安全カンファレンスにて評価分析したI・Aレポートの内容の把握と検討や解決策の指導及び周知などを行います。各セーフティマネージャーは医療安全管理委員会での周知事項を各部署のスタッフへ伝達しております。

医療安全管理委員会(月1回開催)

医療安全管理委員会

月1回、各部署に定めているセーフティマネージャーを招集し、医療安全カンファレンスにて評価分析したI・Aレポートの内容の把握と検討や解決策の指導及び周知などを行います。各セーフティマネージャーは医療安全管理委員会での周知事項を各部署のスタッフへ伝達しております。

各部署との連携

各部署で起きたインシデント・アクシデントについては、スタッフで事例を共有し、背景や要因を分析した上で、今後防止するためにはどうするべきかを検討しレポート化しております。そのレポートを専従セーフティマネージャーに提出し、医療安全カンファレンスにて再検討した上で、必要があれば再度部署に検討をお願いしています。

【院内医療安全教育】
医療安全対策講演会、MSPラウンド

医療安全講演会の開催

年に数回、外部講師を招いたり院内の専門スタッフを講師として講演会を開催しております。テーマは刻々と変化する医療安全の動向や、各スタッフの知識や手技の向上を目指した内容となっております。

MSPラウンド

年に1回、医療安全担当構成員が各部署をラウンドし、マニュアルが遵守されているかを確認しております。

備品の点検
備品の点検
救急カートの点検
救急カートの点検
麻薬管理の点検
麻薬管理の点検
 
 
 

【医療安全対策マニュアル】
整備と改訂

インシデント・アクシデントの検討を通して必要がある場合など、適宜更新を行っております。

【医療安全動向】

日本医療機能評価機構発行の医療安全情報、日本医療安全調査機構が発信している医療事故の再発防止に向けた提言を医療安全管理委員会や院内LANにて周知しております。また、国内の動向に沿った安全な医療を提供するため、必要があれば医療安全カンファレンスにて議論しマニュアルの改訂なども行います。

【コンサルテーション】

専従セーフティマネージャーがPHSでいつでも相談対応を行っております。専従セーフティマネージャーのみで対応・判断が困難な症例については、医療安全担当副院長(ゼネラルセーフティマネージャー)ほか医療安全担当構成員の協力を得ております。

【地域連携】
他病院との連携による相互評価

2018年度より、名寄市立総合病院、旭川医療センター、相川記念病院、中島病院と連携し、年に1回互いの医療安全体制や運用についての評価を行っております。互いの良い点を学ぶなど、地域としての医療安全向上に努めております。

【窓口】

次のような、医療安全に関する患者さんからのご相談をお受けしております。

  1. 身体的合併症や苦痛が取れないことの相談
  2. 医師からの十分な説明が得られないことの相談
  3. その他医療安全に関する相談
      

《場所》外来棟3階 医療安全管理課

《時間》平日8:00~17:00