認定看護師リレーエッセイ No.14

最終更新日 2016年2月24日

ページID 054602

印刷

認定看護師リレーエッセイ

認定看護師リレーエッセイ No.14 

皮膚・排泄ケア認定看護師 大崎希世子

cnr_13.jpg

紙おむつについて

紙おむつの機能・構造
  • 01.png紙おむつの機能は、
    (1)尿を「吸収」
    (2)肌から離して紙おむつ内に「固める」
    (3)外に流れる尿を堰止める立体ギャザー「止める」
    (4)溜めてから吸収する「溜める」(5)広げる「面積」
    の機能があります
    漏れ防止
    立体ギャザー
    02.png03.png04.png 吸収材
    吸収紙・綿状パルプ
    高分子吸収材
    表面材 防水材
紙おむつのサイズ選び
  • テープ型の場合
    (介助付きで歩行ができる または おもにベット上で過ごされる方)
    • テープを止める位置を調節することで対象者に合わせる
    • ヒップサイズを測定し範囲内のサイズ(ウエストサイズ表記のものもあります)
    M
    ヒップ
    ~cm
  • パンツ型の場合
    (自立されている方や一部介助の方)
    • 下着のように使用するタイプなのでウエストサイズを表記しています
    M
    ウエスト
    ~cm

紙おむつの漏れの確認と工夫

  • 体形に合った(ヒップ・ウエストサイズ)紙おむつを使用して下さい
  • 太もも部分に隙間が空かないよう立体ギャザーを沿わせて下さい
  • 身体の中心に紙おむつをあわせて下さい
  • 尿量にあった紙おむつ、尿とりパットを使用して下さい。尿とりパットから溢れているときには容量を超えていることがあります。尿量の様子を見ながら交換時間の調節・吸収量の多いサイズを選んでください。
  • パットの重ね使いは、パットの重なりにすき間ができやすく、横漏れの原因になることがあります

紙おむつを使い始めるタイミングは本人の体調や思いを確認しながら「今まで通りの生活を続けるために」とお話するとよいかもしれません