認定看護師リレーエッセイ No.13

最終更新日 2016年2月24日

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認定看護師リレーエッセイ

認定看護師リレーエッセイ No.13

皮膚・排泄ケア認定看護師 大崎希世子

紙おむつの歴史

  • 世界で最初の紙おむつは1940年半ばにスウェーデンで誕生しました。
    当時スウェーデンはドイツに経済封鎖され綿花の輸入が止まり、赤ちゃんの布おむつが不足し、政府がおむつを綿布から紙に移行するよう指導され開発されたのが紙おむつでした。
  • 開発された紙おむつは、吸水性のある紙を何枚も重ね、外側をメリヤスの袋で覆った簡単なものだったようです。その後改良されながら各国に広がり、アメリカで多くの工夫改良が加えられ普及してゆきました。
  • 日本では昭和20年代後半に赤ちゃん用紙おむつが開発されましたが、紙綿を重ね布で包んだもので、おむつカバーがないと使用できませんでした。
  • 大人用は昭和30年代後半に開発され一般にはなじみが薄く病院を中心に使用されていました。
    1963年赤ちゃんの肌に触れる部分には不織布を使用、外側には防水紙が採用され、現在の構造と機能を持った最初の本格的な紙おむつが発売されました。
  • 1977年アメリカから幼児用紙おむつが輸入・販売。1980年前半国産のテープ型紙おむつが誕生。1984年に高分子吸収材が採用され、紙おむつが薄くコンパクトになり、尿漏れ・肌への逆戻りの改良、購入時の持ち運びしやすく、ごみの容量も減少など多くの紙おむつの性能を飛躍的に向上しました。
    1994年下着のように自ら装着できる大人用紙おむつにパンツ型が登場しました。

    大人用紙おむつのタイプ別生産数量 推移

    日本衛生材料工業連合会ホームページより

    大人用紙おむつの生産は、より尿の吸収するための尿とりパットが開発され生産も大きく増えています。使用者も尿だけでしたらパットだけの交換ですみますし、また介護力が軽減できるメリットがあり、使用済み紙おむつの量が半減したとも言われています。