認定看護師リレーエッセイ No.13
認定看護師リレーエッセイ
認定看護師リレーエッセイ No.13
皮膚・排泄ケア認定看護師 大崎希世子
紙おむつの歴史
当時スウェーデンはドイツに経済封鎖され綿花の輸入が止まり、赤ちゃんの布おむつが不足し、政府がおむつを綿布から紙に移行するよう指導され開発されたのが紙おむつでした。
1963年赤ちゃんの肌に触れる部分には不織布を使用、外側には防水紙が採用され、現在の構造と機能を持った最初の本格的な紙おむつが発売されました。
1994年下着のように自ら装着できる大人用紙おむつにパンツ型が登場しました。
大人用紙おむつのタイプ別生産数量 推移
日本衛生材料工業連合会ホームページより
大人用紙おむつの生産は、より尿の吸収するための尿とりパットが開発され生産も大きく増えています。使用者も尿だけでしたらパットだけの交換ですみますし、また介護力が軽減できるメリットがあり、使用済み紙おむつの量が半減したとも言われています。