認定看護師リレーエッセイ No.41(手術室看護師の役割? ~「周術期看護」という捉え方~)
認定看護師リレーエッセイ No.41(手術室看護師の役割? ~「周術期看護」という捉え方~)
手術看護認定看護師 中西香織
☆ 皆さんは手術室看護師にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
- テレビドラマで出てくる医者に手術の器械渡している人
- ガウンと帽子、マスクをしていて目しか見えない、ちょっと怖そう…
- 手術室の中で関わる人
「手術中に関わる看護師」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?
☆ その一方で、手術を受ける患者さんにとって「手術に伴う問題」は、手術が決定した瞬間から始まり、手術後、元の生活に戻るまで継続していきます
☆ 近年、手術を受けられる患者さんの看護では「周術期看護」という捉え方が重要となっています
<周術期看護とは…> 患者さん、ご家族の手術に対する意思決定を尊重し、患者さんが手術を終えて回復し、日常の生活に復帰できるように、手術前、手術中、手術後の全過程で関わる看護 |
☆ そのため手術室看護師も、外来・病棟・手術室間、職種の垣根を超えた連携をとり、継続した看護の提供により、「周術期看護」としての役割を果たしていきたいと考えています
☆ 手術室看護師が、手術の前日や手術後数日内に病室へ訪問することがあります※ので、「手術後の痛みが心配!」「寒がりだけど大丈夫?」「腰が痛くて仰向けで寝られないんだけど…」など、些細だと思われることであっても、お気軽にご相談ください
※ 状況により訪問できない場合もありますのでご了承ください