認定看護師リレーエッセイ 日焼け対策

最終更新日 2019年7月17日

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日焼け対策

認定看護師リレーエッセイ No.27

皮膚・排泄ケア認定看護師 水野あゆみ

皮膚のトラブルを改善するまたは予防するには、正しいスキンケアが重要です。
これは『清潔』 『保湿』 『保護』 の3つが基本です。『保湿』についてはNo16をご参照ください。今回は『保護』についてお話しします。

紫外線の強い季節になりました。

uv紫外線からの防御は、長期的に皮膚を健やかに保つために重要です。最近は子供の頃から紫外線には気をつけましょうと言われています。
紫外線からの保護は、サンスクリーン(日焼け止め)を塗ったり、帽子や衣服などで物理的に防御します。

紫外線にはUVAとUVBがあります。

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UVAはしわの原因に、UVBはシミの原因になりやすいのです。
サンスクリーンに表示してあるPAはUVAを、SPFはUVBをどの程度カットできるかという指標です。日焼けしやすさは人それぞれと思いますが、たとえばSPF10は、日焼けするまでの時間を10倍長く遅らせることができる、つまり、10分で日焼けする人なら100分に遅らせる、という意味です。PAは+~++++までの4段階あります。

サンスクリーンには紫外線吸収剤と錯乱剤がありますが、吸収剤は化学反応が起きるので皮膚炎を起こす方もいます。私も昔、初めて日焼け止めを塗ったらひどい皮膚炎になりました。以後全く日焼け止めを使っていなかったら、腕がしみだらけになってしまいました。昔から紫外線を防御して正しいスキンケアを知っていたら、もう少し皮膚の老化を遅らせることができたのに・・・と思います。紫外線吸収剤が入っていないサンスクリーンもあり、自分に合うものを使用するのが良いでしょう。

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塗る量は顔の場合、液体なら1円玉大2つ分、クリームなら真珠大2個分程度です。汗をかく場合は2~3時間おきに塗り直すこともポイントです。洗い流す場合は、通常のでしたら石けん、ボディソープを良く泡立てて優しく洗います。耐水性が高いものはメーク落としで優しく洗います。
uv残念ながらシミができて気になる場合、ハイドロキノンなどの美白剤が有効と言われています。医療保険の適用外(保険外診療=自費)ではありますが、当院の皮膚科でも行なっております。いくつか注意点もありますので、専門医の指導の元に安全に使用することをおすすめします。

スキンケアの『保湿』はNo16をご参照ください。

『清潔』についてはまた次回以降で掲載します。