認定看護師リレーエッセイ ストレス対処法について
ストレス対処法について
認定看護師リレーエッセイ No.24
緩和ケア認定看護師 中村浩美
ストレスとは
私たちの日常生活には、人間関係や仕事上の問題、環境、不安、悲しみなど、知らない間にストレスの原因となるストレッサーが生じ、それをストレスとしてキャッチしています。ストレスとためておくと感情や身体への影響が出てきます。
ストレス対処法について
ストレス対処法にはいろいろなものがあります。どれが自分に一番あっているかを知っておくことは大切です。たとえば、音楽を聞く・運動する・お風呂に入る・寝る・アロマテラピー・マッサージ・腹式呼吸などがあります。
リラクゼーションとは
気持ちが緊張しているときは、身体も緊張して筋肉がカチカチになっています。リラクゼーション法はこれを逆に利用して、身体の筋肉をいったん緊張させた後、一挙に緩めることを繰り返すことで全身にリラックス状態をもたらす方法をいいます。
リラックス呼吸法のすすめ
腹式呼吸法はリラクゼーション法の基本となるものです。
1分間に3~4回のペースで腹式呼吸すると、リラックスしている事を示す脳のα波が増加することがわかっています。
方法
- 目を軽く閉じて、普段より少しゆっくりと息を吸ってからだの 筋肉を緊張させながらお腹をふくらませます。出来るだけゆっくり、20秒くらいかけて吐きながら、からだの力を抜きます。
- 吸う息は鼻から、吐く息は口元をすぼめ加減にし「フゥーッ」と静かに、ひと息、ひと息、心をこめて、ていねいに行っていきます。
- 特に吐くときに意識を向けて、ゆっくり時間をかけておなかの中を空っぽにするような気持ちで行いましょう。