認定看護師リレーエッセイ 優しい医療用テープの貼り方・はがし方
優しい医療用テープの貼り方・はがし方
認定看護師リレーエッセイ No.23
皮膚・排泄ケア認定看護師 大崎希世子
医療用テープの構造

皮膚トラブルを軽減するために、化学刺激の少ない粘着剤の使用、はがす際の皮膚への刺激を少なくするなどの工夫がされている製品もありますが、正しい貼り方・はがし方により皮膚トラブルが軽減できます。
医療用テープで起こる皮膚トラブル
|
症状 |
原因 |
対策 |
|
表皮のはくり (表皮剥離)
|
はがす時に一気にはがす
|
「指で押さえて」「ゆっくり」はがす
連続して同じ部位に貼るのは避ける |
|
水ぶくれ (緊張性水疱)
|
テープを引っ張りながら貼ると皮膚に負担がかかる
|
必要な長さに切り、伸ばさないように中央から外側へ押さえて貼る
曲がる部分には伸縮性のテープの使用 |
|
皮膚かいよう (皮膚潰瘍)
|
チューブを皮膚にあてた状態で固定
|
チューブが皮膚を圧迫しないようΩ型になるよう貼りつける
|
|
皮膚のふやけ (浸軟)
|
汗などにより皮膚が白くふやけた状態
|
通気性のよりテープを使用 入浴後、汗をかいた後にテープを交換 |






































