外来通院患者の皆さまへ更なる外来診療制限強化のお願い
市立旭川病院外来通院患者の皆さまへ更なる外来診療制限強化のお願い
市立旭川病院外来通院患者の皆さまにおかれましては、日頃から当院をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
テレビや新聞紙上でご存知のことと思いますが、旭川市内で連休前頃から新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)患者が再度急増しております。5月8日から14日までの1週間では新規患者が110名発生しており、これは人口10万人当たりに換算しますと京都府とほぼ同じ発生数となっております。また、5月16日から北海道全体で緊急事態宣言が発令されておりますが、旭川市はその中でも特に厳しい制限が必要な「特定措置区域」に指定されております。市内複数の医療機関・施設、飲食店、学校においても小規模なクラスター(コロナ患者の集団感染)が継続的に発生しており、特に、最近の変異株(現状ではほとんど英国型)の感染者数の増加により、これまでの高齢者のみではなく、非高齢者においても人工呼吸器管理が必要な重症例も増加しております。これにより、旭川市内の医療機関においては、コロナ診療だけではなく、コロナ以外の通常の診療もひっ迫し始めております。
当院は感染症指定医療機関であり、コロナ感染症病床は2020年11月以来、35床と市内で最大数のコロナ患者さまの入院診療を行っており、担当医師、看護師をはじめとした医療スタッフの過酷な診療状況が2020年2月から1年以上続いております。市内におけるコロナ患者さまの最近の更なる増加及び変異株流行による(非高齢患者の)重症例の増加により、この度、当院でのコロナ専用病床の再度の増床を決定いたしました。
2020年12月より、皆さまには外来受診制限をお願いしてまいりましたが、最近の変異株を含むコロナ入院患者数の急速な再増加により、担当スタッフには疲弊の状況もみられ始めております。診療スタッフ確保の目的で、今回、皆さまへ外来通院制限強化の再度のお願いをさせていただくことといたしました(なお、コロナ患者さまは感染症病棟内に隔離されており、外来患者さまへの感染の危険は全くございません。ご安心ください)。
市立旭川病院外来通院患者の皆さまへの再度のお願い
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2020年12月以来、皆さまには御不自由をお掛けいたしますが、市立旭川病院が公立病院として市民の皆さまをコロナからお守りしていくためには、皆さま外来患者さまのお一人お一人のご協力が不可欠でございます。
何卒、ご理解・ご協力の程、お願い申し上げます。
2021年5月19日
病院長