水のはなし(水道編その11) 硬度ってなに?
硬度ってなに?
水1リットルに含まれるカルシウムとマグネシウムの量の合計を表した数値を「硬度」といいます。
WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が120mg/リットル未満を「軟水」、硬度が120mg/リットル以上を「硬水」としています。
一般的に軟水はクセがなく飲みやすいのに対して、硬水はしっかりとした飲み応えを感じるようです。
水は、雨や雪が地中に浸透し、ろ過されながら地層中のミネラルを吸い取って湧き出してきますので、
国によって硬度に違いがあります。
広い土地と高い山のある欧米の水は、石灰質の地層を長い時間をかけて通ってくるので硬度が高くなる傾向があり、国土が狭く山も低い日本は、地層に浸透している時間が短いため、ほとんどの地域で軟水となります。
旭川市の水道水も硬度が20~40mg/リットルくらいですので「軟水」に分類されます。
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