微小粒子状物質(PM2.5)について
微小粒子状物質(PM2.5)の測定について
中央測定局(6条通9丁目)、北門測定局(錦町21丁目)、東光測定局(東光16条7丁目)、永山測定局(永山3条19丁目)の市内4か所で測定を実施しています。旭川市の測定値(速報値)は北海道の大気環境(新しいウインドウが開きます)または環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)(新しいウインドウが開きます)で、ご覧いただけます。
なお、データは速報値であり、確定値ではありません。今後のデータ検証により修正される場合があります。
微小粒子状物質(PM2.5)とは
微小粒子状物質(PM2.5)は、粒径が2.5マイクロメートル以下の大気中を浮遊する物質です。髪の毛の太さの約30分の1の大きさ(下図微小粒子状物質(PM2.5)の比較図参照)しかありません。また、1マイクロメートルは、1ミリメートルの1000分の1の大きさです。
人体に対する影響は、とても小さい物質のため、呼吸器の奥深くまで入り込みやすいことから、ぜんそくや気管支炎などの原因の一つとして考えられています。
発生源として、自動車の排出ガスや工場や家庭が考えられ、その成分は、ばいじん(すす)などに含まれる一次粒子のほか、大気中のガス成分(窒素酸化物(NOX)、硫黄酸化物(SOX)、揮発性有機化合物(VOC)など)から光化学反応などにより生成される二次生成粒子(下図微小粒子状物質(PM2.5)の生成メカニズム参照)があります。
旭川市では冬期間、風が弱く大気が停滞しやすくなり、濃度が高くなる傾向にあります。詳しくは、冬期大気汚染防止対策をご覧ください。
なお、測定結果や環境基準については、こちらからご覧ください。
注意喚起の実施について
1日平均値が1立方メートルあたり70マイクログラムを超えると予想される時に注意喚起を実施します。
この注意喚起は実施された日の24時まで有効です。翌日も1日平均値が1立方メートルあたり70マイクログラム超えると予想される場合には、再度注意喚起を実施します。
注意喚起は、
- 市内2箇所以上の測定局で、午前5時から午前7時の平均値が1立方メートルあたり85マイクログラムを超えたとき。
- いずれかの測定局で、午前5時から正午の平均値が1立方メートルあたり80マイクログラムを超えたとき。
- 冬期間(12月から2月)に限っては、市内2箇所以上の測定局で、午前5時以降において、連続した3時間の平均値が概ね1立方メートルあたり85マイクログラムを超え、1日平均値が1立方メートルあたり70マイクログラムを超えると予想されるとき。
のいずれかの条件を満たした場合に実施します。
詳細は、旭川市における微小粒子状物質(PM2.5)注意喚起に関する実施要領(PDF形式 155キロバイト)(新しいウインドウが開きます。)のとおりです。
注意喚起が実施された場合の対応について
- 屋外での長時間の激しい運動や、外出をできるだけ減らすようにしてください。
- 小児、高齢者など影響を受けやすいと考えられる方は、体調に応じて、より慎重に行動するようにしてください。
(補足)米国の空気質指数(AQI)を参考にすると、1日平均値が1立方メートルあたり140マイクログラムから150マイクログラムを超える場合、すべての人は長時間の激しい運動や屋外活動を中止すべきとアドバイスがなされています。
環境基準の数値と注意喚起の数値の違いについて
レベル |
暫定的な指針値 |
行動の目安 |
---|---|---|
2 | 70超 (注意喚起) |
不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす。 高感受性者(呼吸器系や循環器系疾患のある人、小児、高齢者等) においては、体調に応じて、より慎重に行動することが望まれる。 |
1 |
70以下 (35以下) |
特に 行動を制約する必要はないが、高感受性者では健康への影響が |
(補足)単位は1立方メートルあたりのマイクログラム数。
環境基準は1日平均値が1立方メートルあたり35マイクログラム以下のことで、行政目標値であり、特に行動を制約するものではありません。
また、注意喚起は1日平均値が1立方メートルあたり70マイクログラムを超えると予想されるときで、一般の人に長時間の激しい運動をできるだけ減らすよう注意を促すための数値です。
関連情報として、微小粒子状物質(PM2.5)に関するよくある質問(Q&A)(環境省)(PDF形式 176キロバイト)(新しいウインドウが開きます。)を参考にしてください。
関連記事
- 微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報(環境省)(新しいウィンドウで開きます。)
- 微小粒子状物質(PM2.5)について(北海道)(新しいウィンドウで開きます。)
- 微小粒子状物質(PM2.5)に関する注意喚起情報(北海道)(新しいウィンドウで開きます。)
お問い合わせ先
旭川市環境部環境指導課水・大気環境係
〒070-8525 旭川市7条通9丁目48番地 総合庁舎5階
電話番号: 0166-25-6369 |
ファクス番号: 0166-26-7654 |
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