生ごみ堆肥を活用した栽培実験(令和4年度~6年度)

情報発信元 廃棄物政策課

最終更新日 2025年4月28日

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生ごみ堆肥の効果を検証するため、令和4年度から令和6年度まで、生ごみ堆肥を使って花や野菜を室内で栽培する実験を行いました。

その結果をまとめました。

栽培実績

栽培植物
品目 令和4年度 令和5年度 令和6年度
マリーゴールド、マーガレット、矢車草、百日草、ベコニア、ペチュニア、カリブラコア ガザニア、ロベリア、アスター、サルビア ガザニア、アスター、ペチュニア、マリーゴールド
野菜 リーフレタス、ベビーリーフ、大葉、バジル、ミニトマト 小松菜、ベビーリーフ、春菊、ベビーキャロット、二十日大根 九条ネギ、ミニトマト、リーフレタス、チマサンチュ
ハーブ バジル オレガノ、ルッコラ、 バジル、カモミール
果物 イチゴ、スイカ イチゴ、スイカ、メロン なし

※栽培植物は、市販されている苗や種を使用。

栽培条件
条件 令和4年度 令和5年度 令和6年度
職員宅の庭土と生ごみ堆肥を2対1の割合で混合 市販の土(初期肥料入り) 令和5年度に使用した残土と生ごみ堆肥を2対1の割合で混合
追肥 約1か月ごとに土の表面に厚さ1cm程度の生ごみ堆肥を追肥
栽培期間 5月23日から翌年3月29日まで 5月25日から11月30日まで 5月20日から翌年3月31日まで
室内環境 高温多湿(夏期)
冷涼乾燥(秋~冬期)
高温多湿(夏期)
冷涼乾燥(秋期)
温度20度前後、湿度40%前後
栽培場所 東側窓際 東側窓際 東側窓際、南側窓際

※生ごみ堆肥は、職員が自宅で作ったものを使用。

実験結果

大葉、バジル、リーフレタスなどの葉もの野菜が多く収穫できました。

花は比較的長く観賞でき、ベコニア、マーガレット、ガザニアは、1年を超えて鑑賞できました。

日照量を多く必要とする植物は生育状況が悪く、徒長(茎や枝がひょろひょろと細長く生育)しました。

ハダニなどの小さい虫が発生することがありました。特に、暑い日が続いたときや、休暇などで手入れが行き届かなかったときに増殖しました。

連休などで三日以上水やりしないとしおれていることがありましたが、水やりをすると半日ほどで回復しました。

実験中の様子

苗の植付・種の発芽

R4植え付け
ベコニア、ペチュニア、マーガレット等
R5植え付け
ガザニア、ロベリア、アスター等
植え付け(ガザニア等)
ガザニア、ペチュニア

野菜・ハーブ

R4 バジルと大葉植え付け
バジル、大葉
R5 小松菜ベビーリーフ発芽
小松菜、ベビーリーフ
植え付け(チマサンチュ等)
チマサンチュ、リーフレタス等

生育状況

R4 花経過(2)
ベコニア、ペチュニア、マーガレット等
R5 花経過
ガザニア、ロベリア、アスター等
R5 剪定後ペチュニア・ガザニア
ガザニア、ペチュニア
野菜・ハーブ
R4 大葉とバジル経過
バジル、大葉
R5 小松菜とベビーリーフ経過
小松菜、ベビーリーフ
R6.6.13(収穫前)
チマサンチュ、リーフレタス等

収穫

令和4年度
R4 大葉収穫
大葉
R4 ミニトマト収穫
ミニトマト
R4 バジル収穫
バジル

令和5年度

R5 小松菜収穫
小松菜
R5 ベビーリーフ収穫
ベビーリーフ
R5 春菊収穫
春菊
令和6年度
R6.6.13(サンチュ収穫)
チマサンチュ
R6.7.2収穫(リーフレタス)
リーフレタス
R6.7.2収穫(九条ネギ)
九条ネギ

その他

令和4年度の実験中、生ごみ堆肥の中で生きていたと思われる種が発芽し、植えていないトマトやピーマンが育ち収穫できました。また、令和6年度も、植えていないトマトが育ち収穫できました。
これらは秋頃に発芽し、冬に収穫しました。
R4 ピーマン結実状況
ピーマンの結実状況(令和4年度)
R4 生ごみ堆肥由来トマトカット
トマトの収穫(令和4年度)

栽培後植物の堆肥化

収穫後に残った茎・葉などは、バッグ型の堆肥化容器に投入して堆肥化し、次の栽培実験に活用しました。
R4 9月撤去物
茎・葉などの投入
R4 3月撤去物分解状況
茎・葉などの分解状況(投入から約3か月後)

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