生ごみ堆肥づくりの様子

情報発信元 廃棄物政策課

最終更新日 2025年5月7日

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生ごみ堆肥づくりの様子

市販品の生ごみ堆肥化キットを使い、令和3年11月から令和4年4月まで、庁舎内で生ごみ堆肥づくりに取り組んだ経過と結果をまとめました。

生ごみ堆肥づくりの方法は、生ごみ堆肥化のすすめ(生ごみ堆肥づくり講習会で配付しているもの)と生ごみ堆肥化キットの説明書を参考にしました。

第1週(令和3年11月29日~令和3年12月3日)

生ごみ堆肥化キットに付属している基材を最初に入れ、次に生ごみ、発酵促進剤を混ぜました。

生1130
生ごみ投入
生1201
発酵促進剤投入
温度計
撹拌後温度計測

投入状況

投入物の種類、量、温度
年月日 投入物の種類 投入量(g) 温度(度C) 特記事項
令和3年11月29日 リンゴ皮、根菜皮 400 17
令和3年11月30日 果物皮、根菜皮、茶殻、コーヒーかす 400 20 水140mL添加
令和3年12月1日 リンゴ皮、根菜皮、エノキ、長ねぎ、茶殻 400 21
令和3年12月2日 リンゴ皮、根菜皮、野菜へた、茶殻 300 20 水250mL添加
令和3年12月3日 エビ殻、根菜皮、野菜へた、茶殻 150 21

第2週(令和3年12月6日~令和3年12月10日)

第1週と同様、生ごみと発酵促進剤を投入するとともに、水と米ぬかも添加し、混ぜ合わせました。

生1207
生ごみ投入
温度1209
温度(30度C)

投入状況

投入物の種類、量、温度
年月日 投入物の種類 投入量(g) 温度(度C) 特記事項
令和3年12月6日 リンゴ皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、コーヒーかす 500 22 水100mL添加
令和3年12月7日 リンゴ皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、コーヒーかす 400 30
令和3年12月8日 リンゴ皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、コーヒーかす 250 30 米ぬか50g添加
令和3年12月9日 リンゴ皮、根菜皮、野菜へた、エノキ、茶殻 400 33
令和3年12月10日 みかん皮、根菜皮、野菜へた、コーヒーかす 450 33 米ぬか50g添加

第3週(令和3年12月12日~令和3年12月17日)

引き続き生ごみ、発酵促進剤を投入するとともに、より発酵を促進させるため、廃食用油を添加し、米ぬかの添加量を増やして混ぜ合わせました。

中心部温度が上昇し、発酵が順調に進んでいるようです。

生1213
生ごみ、発酵促進剤、米ぬか投入
温度1216
温度(40度C)

投入状況

投入物の種類、量、温度
年月日 投入物 投入量(g) 温度(度C) 特記事項
令和3年12月12日 リンゴ皮、根菜皮、コーヒーかす 250 28
令和3年12月13日 リンゴ皮、根菜皮、野菜へた、エノキ、茶殻 400 30 米ぬか50g添加
令和3年12月14日 根菜皮、野菜へた、茶殻、コーヒーかす 550 36 米ぬか50g添加
令和3年12月15日 果物皮、根菜皮、野菜へた、かつお節、茶殻、コーヒーかす 300 37 廃食用油100mL添加
令和3年12月16日 リンゴ皮、根菜皮、野菜へた、エノキ、パン粉 300 42 米ぬか100g添加
令和3年12月17日 リンゴ皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、コーヒーかす 450 43 米ぬか100g添加

第4週(令和3年12月20日~令和3年12月24日)

土日祝日は生ごみの投入や撹拌をしないためか、週明けは温度が下がっています。

今まで投入してきた生ごみが、小さくなっていて、分解が進んでいるようです。

温度がさらに上昇してきたので、100度Cまで測定可能な温度計に交換しました。

生1221
生ごみ投入
生1222
分解状況

投入状況

投入物の種類、量、温度
年月日 投入物 投入量(g) 温度(度C) 特記事項
令和3年12月20日 果物皮、根菜皮、野菜へた、コーヒーかす 550 22 米ぬか50g添加
令和3年12月21日 果物皮、根菜皮、野菜へた、豚肉(約100g) 600 37
令和3年12月22日 果物皮、根菜皮、野菜へた、エノキ、コーヒーかす 600 45 米ぬか50g添加
令和3年12月23日 果物皮、根菜皮、野菜へた、コーヒーかす 500 42
令和3年12月24日 果物皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、ホッケ皮、エノキ 500 37 米ぬか50g添加

第5週(令和3年12月27日~令和3年12月29日)

週明けは温度が下がっていましたが、生ごみを投入し、発酵促進剤や米ぬか、廃食用油などを混ぜると、温度が上昇していきました。

生1228
生ごみ投入
温度5
温度の上昇(50度C)

投入状況

投入物の種類、量、温度
年月日 投入物 投入量(g) 温度(度C) 特記事項
令和3年12月27日 果物皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、エノキ 400 16

米ぬか50g、廃食用油100mL、水50mL添加

令和3年12月28日 果物皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、コーヒーかす 4052 52
令和3年12月29日 果物皮、根菜皮、野菜へた、かつお節、コーヒーかす 500 37 廃食用油100mL添加

第6週(令和4年1月5日~令和4年1月7日)

年末年始休暇の間、生ごみの投入、撹拌作業などをしなかったため、水分が抜け、全体が固まっていたので、水を加えほぐしました。

その後、これまで同様、生ごみと発酵促進剤を入れて混ぜ合わせると、温度が上昇していきました。

生0105
生ごみ投入
温度6
温度の上昇

投入状況

投入物の種類、量、温度
年月日 投入物 投入量(g) 温度(度C) 特記事項
令和4年1月5日 果物皮、根菜皮、野菜へた、エビ殻、昆布 500 23

米ぬか50g、水500mL添加

令和4年1月6日

果物皮、根菜皮、野菜へた、エビ殻、コーヒーかす、そば打ち粉

450 51
令和4年1月7日 果物皮、根菜皮、野菜へた、エビ殻、茶殻 400 40

第7週(令和4年1月11日~令和4年1月14日)

これまで様々な生ごみを投入してきましたが、その多くは判別がつかないほど分解されています。

生1112
生ごみ投入
生112
分解状況

投入状況

投入物の種類、量、温度
年月日 投入物 投入量(g) 温度(度C) 特記事項
令和4年1月11日 果物皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、コーヒーかす 550 22

水500mL添加

令和4年1月12日

果物皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、コーヒーかす

450 42
令和4年1月13日 果物皮、根菜皮、野菜へた、茶殻 400 31 米ぬか50g添加
令和4年1月14日 果物皮、根菜皮、野菜へた、エノキ、茶殻 500 32

第8週(令和4年1月17日~令和4年1月21日)

様子が少しずつ変化し、団子状のかたまりが増えてきました。

新たに別の生ごみ堆肥化キット(2号基)を用意し、最初の堆肥化キット(1号基)と並行して、同じ要領で堆肥づくりを進めていきます。

1号基の生ごみ堆肥の一部を菌床として2号基に投入します。※2号基の投入状況については省略

投入8
生ごみ投入(1号基)
生ごみ8
分解状況(1号基)

投入状況(1号基)

投入物の種類、量、温度
年月日 投入物 投入量(g) 温度(度C) 特記事項
令和4年1月17日 鶏・豚の肉、軟骨、果物皮、根菜皮、野菜へた、エノキ、茶殻、コーヒーかす 550 24

水300mL添加

令和4年1月18日

果物皮(パイナップル含む)、根菜皮、野菜へた、エビ殻、茶殻

500 47

水250mL添加

令和4年1月19日 果物皮、根菜皮、野菜へた、コーヒーかす 300 42

水200mL添加

令和4年1月20日 果物皮、根菜皮、野菜へた、鶏・豚の肉 300 35
令和4年1月21日 果物皮、野菜へた、エノキ 250 28 水200mL添加

第9週(令和4年1月24日~令和4年1月28日)

生ごみ堆肥づくりを開始してから約2か月経過し、累計で17kgの生ごみを投入しました。

かたまりが多くなってきたことに加え、今までと同じ生ごみの量を投入しても分解速度が遅くなってきたようなので、生ごみの投入をやめて、堆肥を熟成させるために寝かせる(定期的に撹拌する)ことにしました。堆肥づくりは、2号基で継続します。

生9
生ごみ投入(1号基)
生9-2
分解状況(1号基)

投入状況(1号基)

投入物の種類、量、温度
年月日 投入物 投入量(g) 温度(度C) 特記事項
令和4年1月24日 果物皮、根菜皮、野菜へた、魚(ニシン骨、白子)、茶殻 400 23

水100mL添加

令和4年1月25日

果物皮、根菜皮、野菜へた、かつお節、キノコ類、茶殻、コーヒーかす

500 32

米ぬか50g添加

令和4年1月26日 果物皮、根菜皮、野菜へた、茶殻、コーヒーかす 400 39
令和4年1月27日 果物皮、根菜皮、野菜へた、茶殻 400 32
令和4年1月28日 果物皮、根菜皮、野菜へた、エノキ、茶殻 400 32

米ぬか50g添加、投入終了

第10週(令和4年1月31日~令和4年2月4日)

1号基は乾燥しないよう水分調整しながら週2回程度、定期的に撹拌します。

2号基で堆肥づくりを始める際に、1号基でできた堆肥を菌床として混ぜているためか、発酵が進んでいる証拠である白カビが早くも発生しています。

生ねかせ1
1号基の分解状況
生2-1-1
2号基生ごみ投入
生2-1
2号基分解状況

第11週(令和4年2月7日~令和4年2月10日)

2号基が稼働して約1か月が経過し、生ごみも順調に分解されています。

生2-よーぐる
生ごみ投入(白いのはヨーグルト)
生2-11
分解状況

第12週(令和4年2月14日~令和4年2月18日)

米ぬかなどの添加はしていませんが、中心部温度は30度Cを超えており、安定している様子です。

生ごみトリ
生ごみ投入
生2-3
分解状況

第13週(令和4年2月21日~令和4年2月25日)

1号基と同様に、かたまりが多くなってきたので、熟成させる時期が近づいてきているようです。

13ごみ
生ごみ投入
13week
分解状況

第14週(令和4年2月28日~令和4年3月4日)

2号基も約2か月に渡り、累計約15kgの生ごみを投入した結果、分解速度も鈍化してきたようなので、1号基と同様に熟成させることにしました。

3号基を用意し、1号基、2号基同様に生ごみ堆肥づくりを継続することにしました。※3号基の分解状況などの写真や投入状況は省略。

3-3投入
生ごみ投入(2号基)
3-3
分解状況(2号基)

生ごみ堆肥づくりのまとめ(令和4年4月28日)

各号基の概要
投入期間 投入量
概算
主な未分解物
1号基

11月29日~1月28日

(熟成期間90日)

17kg パイナップルの葉、柿のへた、きのこ類の軸など
2号基

1月20日~3月4日

(熟成期間55日)

15kg 落花生の殻、栗の皮、ローリエの葉、鶏ガラ、きのこ類の軸など
3号基

3月10日~4月15日

(熟成期間13日)

13kg

豚骨、柑橘類の皮、玉ねぎの皮、にんにくの皮、鶏ガラなど

生ごみ堆肥の様子

1号基の分解状況

1号機全体1号機未分解物

1号基の生ごみ堆肥については、やや乾燥してはいるものの、未分解物も少なく、堆肥づくり当初の基材に近い状態となっていました。

パイナップルの葉は分解されていませんでしたが、パイナップルの皮はほぼ分解されていました。

2号基の分解状況

2号機様子2号基未分解物

2号基の生ごみ堆肥については、分解は進んでいましたが、1号基よりも未分解物が多い状況でした。

熟成させた日数が1号基より約1か月少なかったためか、1号基では分解されていた卵の殻や柑橘類の皮が多く残っていました。

3号基の分解状況

3号機3号基未分解物

3号基の生ごみ堆肥については、熟成期間が13日間と短く、熟成させる前の様子と大きくは変化していませんでした。

1号基、2号基では分解されていたバナナの皮や玉ねぎの皮など多く残っていました。

できあがった生ごみ堆肥の活用について

できあがった生ごみ堆肥を活用して、令和4年度から6年度まで室内で栽培実験を行いました。

栽培実験の様子を公開していますので、どうぞご覧ください。

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