生活保護制度とは(3) 保護費の計算のしかた
保護費の計算のしかた
保護費は、国が定めている最低生活費の基準と、みなさんの世帯の収入を比べて、その足りない分を補うものです。
最低生活費とは、その世帯が1か月間生活するために必要な金額です。
収入とは、世帯員が受け取った金品を合計したものです。保護を受けている世帯の世帯員が働いて得た収入、年金、手当(児童手当、児童扶養手当など)や、生命保険の解約返戻金などがあります。
最低生活費より収入が多くなると、介護サービス費や医療費の一部(本人支払額)を支払っていただく場合や、保護が停止になる場合があります。また、一定の間、最低生活費を上回る収入がある場合、保護は必要なくなるため、廃止となります。
働いて収入を得た場合
みなさんが自分の力で生活していけるよう援助するため、次のような制度があります。詳しくは地区担当員にお尋ねください。
控除
稼働収入を毎月正しく申告すると、控除を受けることができます。控除には、必要経費や基礎控除などが含まれています。上の図で示すように、働いて得た収入から控除額を差し引いて保護費を計算しますので、その分家計にゆとりができます。
就労自立給付金
安定した職業に就いたこと等により、保護を必要としなくなったと認められた場合、申請することにより、就労自立給付金が支給されます。
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